批判もあるが、結果パルムドール受賞作が大ヒットになってよかった ☆4.5点
是枝裕和監督による長編映画14作目で第71回(2018年)カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
年金不正受給事件を軸に現在の日本の様々な社会問題を描いたオリジナル脚本。
W主演にリリーフランキーと安藤サクラ
予告編
映画データ
本作は2018年6月8日(金)公開で、全国330館での公開です。
配給はギャガ、製作はフジテレビムービーで、制作は『恋は雨上がりのように』と同じくAOI Pro.です。
劇場での予告編(というか特報の方)はいつぐらいから見たのかな?
アカデミー受賞作が公開されだした3月頭ないしは中旬から下旬だったでしょうか。
とにかく初めて見たときは、是枝監督、去年の9月に『三度目の殺人』が公開されたばかりなのに早いなと思いました。
予告編を見た感じも『三度目の殺人』より製作費かかってなさそうな気がして、そんなにリキ入ってないのかな?と思いました。
カンヌに出品されることも知らなくて、何なら将来的には河瀬直美監督の方が先にパルム・ドール獲るのかなぁ?なんて思ってたんですけど、あれよあれよという間にパルム・ドール獲っちゃったんでビックリしました。
審査委員長がケイト・ブランシェットっていうのも胸アツでしたね。
まずはパルム・ドール受賞おめでとうございます。
監督は是枝裕和さん
近作は『海よりもまだ深く』『三度目の殺人』を観てます。
『誰も知らない』と『そして父になる』はちゃんと見たこと無いんですよね(そろそろ見ないとマズいなぁ)
主演にリリー・フランキーさん
近作は『凶悪』『トイレのピエタ』『野火』『バクマン。』『恋人たち』『シェル・コレクター』『海よりもまだ深く』『二重生活』『SCOOP!』『聖の青春』『美しい星』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『blank13』『サニー/32』『ラプラスの魔女』を観てます。
主演に安藤サクラさん
近作は『百円の恋』『追憶』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』『DESTINY 鎌倉ものがたり』を観てます。
共演に松岡茉優さん
近作は『桐島、部活やめるってよ』『勝手にふるえてろ』『blank13』を観てます。
共演に樹木希林さん
近作は近作は『海よりもまだ深く』『光(河瀬直美監督)』『モリのいる場所』を観てます。
他に共演と配役は以下の通りです。
柴田治: リリー・フランキー
柴田信代: 安藤サクラ
柴田亜紀: 松岡茉優
柴田祥太: 城桧吏
ゆり(北条じゅり/りん): 佐々木みゆ
柴田初枝: 樹木希林
4番さん: 池松壮亮
柴田譲: 緒形直人
柴田葉子: 森口瑤子
柴田さやか: 蒔田彩珠
北条保: 山田裕貴
北条希: 片山萌美
前園巧: 高良健吾
宮部希衣: 池脇千鶴
山戸頼次: 柄本明
現場班長: 毎熊克哉
JK見学店店員: 堀春菜
あらすじ
街角のスーパーで、鮮やかな連係プレーで万引きをする、父の治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)。肉屋でコロッケを買って、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えている。母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は、高層マンションの谷間にポツンと取り残された平屋に女の子を連れて帰る。母の初枝(樹木希林)の家で、妻の信代(安藤サクラ)、彼女の妹の亜紀(松岡茉優)も一緒に暮らしている。信代は「もう少し金の匂いのするもん拾ってきなよ」とボヤきながらも、温かいうどんを出してやり名前を聞く。「ゆり」と答える女の子の腕のやけどに気付いた初枝がシャツをめくると、お腹にもたくさんの傷やあざがあった。深夜、治と信代がゆりをおんぶして団地へ返しに行くが、ゆりの両親が罵り合う声が外まで聞こえる。信代には、「産みたくて産んだわけじゃない」とわめく母親の元に、ゆりを残して帰ることはできなかった。
翌日、治は日雇いの工事現場へ、信代はクリーニング店へ出勤する。学校に通っていない祥太も、ゆりを連れて〝仕事”に出掛ける。駄菓子屋の〝やまとや”で、店主(柄本明)の目を盗んで万引きをするのだ。一方、初枝は亜紀を連れて、月に一度の年金を下ろしに行く。家族の皆があてにしている大事な〝定収入”だ。亜紀はマジックミラー越しに客と接するJK見学店で働き、〝4番さん(池松壮亮)”と名付けた常連客に自身と共鳴するものを感じ、交流がはじまる。
春の訪れと共に、「荒川区で5歳の女の子が行方不明」というニュースが流れる。両親(山田裕貴・片山萌美)は2ヶ月以上も「親戚の家に預けた」と嘘をついていたが、不審に思った児童相談所が警察に連絡したのだ。ゆりの本当の名前は「じゅり」だった。呼び名を「りん」に変え、髪を短く切る信代。戻りたいと言えば返すつもりだったが、じゅりはりんとして生きることを選ぶ。信代は、「こうやって自分で選んだ方が強いんじゃない?」と初枝に語りかける。「何が?」と聞かれた信代は、「キズナよキズナ」と照れながらも、うれしそうに答えるのだった。
時は流れ、夏を迎え、治はケガが治っても働かず、信代はリストラされるが、それでも一家には、いつも明るい笑い声が響いていた。ビルに囲まれて見えない花火大会を音だけ楽しみ、家族全員で電車に乗って海へも出掛けた。だが、祥太だけが、〝家業”に疑問を抱き始めていた。そんな時、ある事件が起きる──。
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
2017年のベストテンのときにも書いたんですけど、去年(2017年)の3月に第69回(2016年)カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作である『わたしは、ダニエル・ブレイク』を観たときに、製作費もそんなにかかってなさそうだし、何で日本でもこういう社会問題を取り入れたのを作れないのかなぁ?と思ったんですよね。
自分が観た限り、最近の邦画でこのテイストだったのは橋口亮輔監督の『恋人たち』(2015年キネマ旬報ベストテン邦画1位)くらいで残念に思っていました。
ハリウッド映画みたいな予算かけたもの(アニメ実写化とか)を作っても到底追いつけないと思っていたので、予算もそんなにかからなそうですし、地に足のついたといいますか、「もっと身近な社会問題を描けばいいのにな」と思っていたところ、是枝監督がやってくれました。
本作は間違いなくケン・ローチ監督が引退を撤回してまで撮りたかった『わたしは、ダニエル・ブレイク』と地続きになってる作品で、先進国で広がる格差や貧困といった社会問題を描いています。
貧しい者が貧しい者を助ける構図も同じで、ダニエル・ブレイクでも疑似家族のようになってましたが、資本主義が進んで福祉制度も充実してるはずなのに、イギリスも日本も、両作で描かれる家族が江戸時代の長屋のようになってるというのも不思議で興味深いです。
因みに自分は未見で知らなかったのですが、2015年に公開された『at Home アットホーム』という作品が、本作の設定と近かったようですね。
予告編を見た限り、確かに似てるなと思ったのですが、この作品は「家族って何だ?家族の絆とは?」というのはテーマにしたものの、色々な感想を見ると、テーマを社会問題にまでは落とし込めなかったようでした。
『万引き家族』に話を戻します。
本作を観るにあたっての予備知識は劇場で見た特報くらいなんですが、とりあえず貼っておきますね。
本作を観てると、この家族の構成が気になるんですが、あらすじにあるように普通に観てると、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)が夫婦で、その息子が祥太(城桧吏)に見えます。
信代の妹が亜紀(松岡茉優)で、初枝(樹木希林)が祖母に見えます。
初枝は治の母か信代の母か迷うんですが、どうやら信代の母らしい感じはします。
でも祥太は治と信代の本当の子では無い感じがしますし、信代と亜紀の姉妹にも違和感を感じます。
初枝と亜紀の関係もよそよそしくて、本当はどういう関係何だろう?という疑念を抱かせる作りになっていて、実際にそれが物語の推進力を生んでいます。
タイトルこそ万引き家族ですが、万引きはメインではありません。
「万引きを肯定的に描くな」という批判の声もありますが、もちろん肯定的に描いてる訳でもありません。
『海街ダイアリー』のときに「立膝なんてマナーが悪い」という批判がありましたが、あれと同じです。
本作を最後まで観れば、だから万引きはしちゃいけないんだよという、大きなフリになってるのが分かります。
だからね、このカットは、お姉ちゃんが妹に『お行儀が悪いわよ』って注意するシーンの一部なの。突っ込む為のフリとしての立て膝。ご理解頂けますか? RT @Promenade18: @hkoreeda 是枝監督さん、この立膝食事は日本の礼儀作法を侮辱するもので、この場面はカットすべき。
— 是枝裕和 (@hkoreeda) 2015年5月17日
万引きがメインでないというのは、万引きをするほど貧しいのに1個90円のコロッケを5個買ったのを、ゆりに分けてあげる優しさに目がいくからなんです。
結局、ゆりはコロッケを2個食べます。
自分たちも貧しいのに見ず知らずの子にコロッケを2個も分けてあげる優しさは、一体どこから来るのかというところに目が向くので、個人的には万引きには目が向きませんでした。
しかも万引きする前のおまじないで指をグルグルさせるのも、かえって目立ちますしね。
物語が進んでいくと、段々と家族の構成が明らかになっていきます。
最初に「おや?」と感じるのは、治と亜紀が2人で自宅にいるシーンです。
「信代さんとは(SEX)どうしてるの?」と亜紀が治に聞きます。
治は「俺たちは心で繋がってるから、そういうのは」と答えますが、これは後で信代が失職で自暴自棄になって、高価な化粧品を買って色っぽくなるとセックスする流れになるんで、そのためのフリなんですが、亜紀が姉のことを「信代さん」と呼ぶので本当の姉妹じゃないんだなと分かります。
ゆりの行方不明がニュースになって、本名がじゅりと分かると、樹木希林さんが「あんたじゅりだったのかい」と言うんですが、これは寺内貫太郎一家へのオマージュなんですかね(笑)
信代たちはじゅりと呼ぶと誘拐(保護)がバレるので、りんという別名を付けると亜紀も「おねえちゃんにも別の名前あるよ、さやかって言うんだ」と言います。
さやかという名前はJK見学店での源氏名なんですが、それを聞いた初枝は「また何でその名前を」と意味深なことを言います。
すると段々、初枝と亜紀の関係性も分かってきます。
初枝は既に亡くなっている離婚した元夫の息子・柴田譲(緒方直人)の所に、頻繁にお線香をあげに行ってます。
譲にとって初枝は父の前妻になるんですが、譲の母が初枝から父を奪った(不倫奪取)関係なんで気を使います。
初枝がお線香をあげにいくたびに、気持ちと言ってお金を渡しています。
そして亜紀は譲の長女で、さやかは次女の名前だということが分かります。
亜紀は妹の名を源氏名に使ってることから、妹に何らかのコンプレックスを抱えているのでしょうが詳しいことは分かりません。
亜紀の両親は娘が海外留学に行ってると思ってます。
是枝監督は2010年頃から頻繁にニュースになった高齢者所在不明問題をきっかけに本作の構想を思い付いたそうですが、本作で実際に描かれるのは映画が中盤を過ぎてからです。
治は工事現場で怪我をすると、あてにした労災も下りず、従来の怠け癖もあってそのまま働かなくなります。
信代はバイトするクリーニング工場の経営悪化から、ベテランで時給が高いためにリストラの対象となり、友人の同僚とどちらかが辞めなくてはならなくなります。
同僚は信代がじゅりと一緒にいるところを見ていて、それをネタに職を自分に譲るように言ってきます。
信代も職を失うと、この家族はいよいよ初枝の年金だけが頼りになります。
しかしその初枝も高齢のためあっさり死んでしまうと、葬式代が無いということと、「おばあちゃんもきっと皆と一緒にいたいよね」という理由から、家の軒下に埋めることになります。
年金が振り込まれる初枝の口座のキャッシュカードの暗証番号は、亜紀が銀行に付き添ったときに分かる前フリがあるので、初枝の死後もお金が引き出せるという訳です。
初枝の死後は、治の万引き稼業も脱出用ハンマーを使った車上荒らしなど過激なものになっていきます。
しかし反対に祥太は万引き稼業に疑問を持つようになります。
理由はいつも万引きしていた駄菓子屋のやまとや(柄本明)の店主に万引きがバレていたからで、「妹にはやらせるなよ」と言われます。
やまとやの店主が亡くなりお店も閉店してしまうと、祥太はその思いを一層強めることになります。
一方のりんは、かつての祥太のように疑問を持たずに万引きに精を出し始めます。
自分が家族に役立っているという喜びもあるのでしょう。
しかし、りんの万引きテクニックはまだまだ稚拙でバレそうになると、店員の目をそらすため祥太がスーパーの商品を床にぶちまけます。
スーパーから逃げた祥太は店員に追われ、挟み撃ちにされると、高所から飛び降り足を折ってしまいますが、これが万引き家族の崩壊に繋がります。
病院から連絡を受けた治と信代は心配して駆け付けますが、手続きをするには公的な書類を用意しなければなりません。
この頃になると詳しい経緯は分からないものの、祥太も治と信代の本当の子では無いと観客にも分かるので、「どうするのだろう?」と思います。
治と信代は病院の人に書類を取りに行くと言うと、祥太は公的な機関が何とかしてくれるだろうという憶測で、夜逃げすることにします。
しかし不審に思った病院から通報された警察が駆け付け、治たちは捕まってしまいます。
警察(高良健吾・池脇千鶴)の取り調べでは治と信代の過去が明らかになります。
2人(もしくは治だけかも)には殺人の前科がありました。
治は信代が勤めていたスナックの常連客で、信代には夫がいましたがDVに苦しめられていました。
そのDV夫をはずみで殺してしまい刑務所に入っていたようですが、正当防衛とも言ってたんで細かいことはよく分かりませんが、とにかく前科持ちで社会復帰がままならなかった2人なんだと思います。
警察はじゅりの誘拐容疑で信代を取り調べますが、信代はじゅりが一緒にいたいと言ったから誘拐には当たらないと主張します。
しかしそんな理屈は通るはずもなく警察から責められます。
宮部刑事(池脇千鶴)は「子供が産めないからって人のもの取っちゃダメでしょ」とか「子供たちに何て呼ばせてたの?お母さんって呼ばせたかったの?」と辛辣な言葉を浴びせるとケイト・ブランシェットが絶賛した安藤サクラの泣きになります。
あのシーンは信代にしたら本当に辛いんですけど、個人的にはあの辛辣な言葉をぶつけた宮部役の池脇さんに助演賞あげてもいいんじゃないかなと思いましたね。
取り調べの中で初枝の行方不明の件も出てきて、警察はじゅりに「おばあちゃんはいなかったかな?」と聞くんですが、あくまで5人家族だったとシラを切るじゅりが健気です。
亜紀も事情聴取され、初枝が亜希の父からお金を受け取っていたことを聞かされると動揺し、初枝が自宅の軒下に埋められてることが明らかになります。
信代は治が罪を認めると前科のこともあり刑期が長くなると考え、誘拐と死体遺棄の罪を1人で被るのでした。
祥太は児童養護施設に預けられ、じゅりは両親の元に戻されます。
治の本名は榎勝太で自分の名前を祥太に付けたのでした。
治はアパートを借り一人暮らしを始め仕事も始めます。
治は祥太を連れて信代の面会に訪れると、祥太との関係が明らかになります。
祥太はいわゆるパチンコ置き去りの子供で、松戸のパチンコ店の駐車場にいたところを2人に保護されたのでした。
信代は「車は習志野ナンバーの赤のヴィッツ」と言い、「本気で探せば見つかる」と祥太に言います。
じゅりはマスコミの前では殊勝な両親の元に戻されましたが、母親(片山萌美)は相変わらずネグレクトなので、児童相談所に保護されていたのに起きてしまった目黒女児虐待事件を想起させるんですが、じゅりの目には力強さが宿っていて映画は終わる感じでした。
本作は高齢者所在不明問題(年金不正受給)を軸に、『誰も知らない』でも描かれたネグレクト、パチンコ置き去り事件、日雇い労働の労災、雇い止め、受刑者の社会復帰、JKビジネス、マスコミ報道、核家族など様々な社会問題が盛り込まれてるんですが、正直、ツッコミどころも多いです。
クリーニング工場をクビになる信代ですが、宅配業界は深刻な人手不足ですし、要領のいい信代だったらわりと仕事あると思うんですよね。
治の労災も本来はおりるはずなんですけど、知識が無いから諦めてしまい、これは気の毒だと思います。
じゅりも2か月も親戚の所に預けていたと嘘をつく両親の元に戻すか?と思いますし、信代が逮捕されたあと治と祥太があんな簡単に会えるのかな?(接近禁止)とも思います。
なので、正直、個人的にはパルムドール獲るほどでは無いと思うんですけど、今年の他のコンペ出品作品を見ていないんで比較は出来ないんですが。
ただ去年のパルムドールの『ザ・スクエア 思いやりの聖域』よりかは良かったと思います。
ダニエル・ブレイクとザ・スクエアの間って感じですかね。
鑑賞中は松岡茉優さん演じる亜紀が勤める風俗店が謎で、昔ながらののぞき部屋とも違うし、何だろう?と思ったんですけど、規制されたJKリフレから手を変え品を変え残った見学クラブなるものなんですね。
正直、4番さんのくだりも要らないと思うんですけど、海水浴で祥太が亜紀の胸をじっと見ているシーンとか、本作では性愛的なものも入れたかったようです。
それだけにテーマが色々と分散するんで、感動がぼやけちゃった感じはしました。
劇中で明らかにならないのは、どういう経緯で初枝のところに治と信代が転がりこんできたか?です。
取り調べの際に信代は「捨てたんじゃない。誰かが捨てたのを拾った」と話しますが、初枝と出会ったときがどのようだったか気になるところです。
本作では自分は泣けなかったんですが、治と信代が初枝と出会った頃を描いて、軒下に埋めるシーンと対比させれば、泣けたんじゃないかなぁと思いました。
ただ、こういう作品がパルムドールを受賞して、しかも興収ランキングが3週連続1位で、興収も30億円を突破しそうで大ヒットしたのはよかったなーと思います。
鑑賞データ
TOHOシネマズ上野 シネマイレージウィーク 1100円
2018年 104作品目 累計97600円 1作品単価938円
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