『桐島、部活やめるってよ』評価と感想/吉田大八監督の名を覚えました

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1年後は「桐島、東大受かったってよ」  ☆5点

予告編はこんな感じです


映画データはこちらからどうぞ
映画『桐島、部活やめるってよ』の作品情報:早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を映画化した青春群像劇。学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、少しずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。
『桐島、部活やめるってよ』は2012年の映画。『桐島、部活やめるってよ』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
朝井リョウさんの原作は未読です。
事前の予備知識もほぼ無しで鑑賞しました。
ツイッターで『モテキ』の大根仁監督が絶賛してたのを見て、1時間後には劇場で観てました。

舞台はある地方の高校生の1週間を切り取った出来事です。

映画は冒頭、繰り返される金曜日で始まります。
同じシーンを登場人物ごとの違う視点で見せながら、時間軸を逆行していく感じは『メメント』を意識したのかな?と思いました。
公式HPにも、事実1~、事実2~みたいな表記がありましたので。

話の中心に据わる「桐島」をマクガフィンにして、最後まで登場させずに引っ張るのは「ユージュアル・サスペクツ」を彷彿させました。

だからといってそれらが模倣ではなく、映画的手法として(原作の構成がそうなのかもしれませんが)上手く使われていて、類まれなる青春群像劇として展開していきます。

この映画は脚本が抜群に面白いのと、それぞれのキャラクターのセリフに哲学的重さがあって心に響きます。
「出来るやつ」にも、「出来ないやつ」にも、それぞれの苦悩があってそれらが丁寧に描かれています。

この映画が救いなのは、ともすれば学校内での格差(スクールカースト)が昨今のニュースを賑わしている「いじめ」に繋がるところが、この映画ではそこまでには至らずにうまく棲み分けが出来ているという事です。
若い人には「他者との違いを認め共存していく」ということを知ってほしいと思いました。

映画は神木隆之介さんが演じる映画部の前田を狂言回しにすることで、様々な映画へのオマージュにもなっていました。
分かりやすいところでは、ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や塚本晋也監督の「鉄男」などですが、映画のテーマとして描かれる生徒たちの揺れ動く心情や機微は中原俊監督の「櫻の園」を思い起こさせました。

もちろん、それらの映画を知らなくても十分楽しめますし、映画好きならニヤリと出来ること請け合いです。

夏休みのこの時期に中・高校生に是非見てほしい映画で、2学期からの学校生活に生かしてほしいと思いました。

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