凶悪 評価と感想/誰にでも凶悪になる要素はある

映画『凶悪』評価と感想
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誰にでも凶悪になる要素はある ☆5点

予告編

『凶悪』予告編

映画データ

凶悪|映画情報のぴあ映画生活
『凶悪』は2013年の映画。『凶悪』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

あらすじ

雑誌ジャーナリスト・藤井に託された、死刑囚からの手紙。
そこには驚愕の内容が記されていた――

自分は死刑判決を受けた事件の他に、誰にも話していない3つの殺人に関わっています。
そのすべての首謀者は、自分が“先生”と呼んでいた男です。
そいつが娑婆でのうのうと生きているのが許せない。
この話を記事にしてもらい、先生を追い詰めたい。

3つの殺人事件、先生と呼ばれた男、死の錬金術師。
そして明かされる、驚愕の真相――。
すべては、ある死刑囚の告白から始まった。

スクープ雑誌「明潮24」の記者として働く藤井修一(山田孝之)は、東京拘置所に収監中の死刑囚 須藤純次(ピエール瀧)から届いた手紙を渡され、面会に行き話を聞いてくるよう上司から命じられる。

面会室で向かい合った須藤は、「私には、まだ誰にも話していない余罪が3件あります」と話しはじめる。
その余罪とは、警察も知らず闇に埋もれた3つの殺人事件だった。
そして、これらすべての事件の首謀者は、“先生”と呼ばれる木村孝雄(リリー・フランキー)という不動産ブローカーであり、記事にしてもらうことで、今ものうのうと娑婆でのさばっている“先生”を追いつめたいのだと告白される。

半信半疑のまま調査を始める藤井だったが、須藤の話と合致する人物や土地が次々と見つかり、次第に彼の告発に信憑性がある事に気付き始める。
死刑囚の告発は真実か虚構か?
先生とは何者なのか?
藤井はまるで取り憑かれたように取材に没頭していくのだが…

(公式サイトより引用)

ネタバレ感想

いやー、面白かったです。

傍聴記者が語る 映画『凶悪』のモデルになった「上申書殺人事件」裁判“生現場” - ライブドアニュース
実際の事件を題材にしたノンフィクション小説『凶悪』(新潮社)を原作とした映画『凶悪-ある死刑囚の告発-』が話題を呼んでいる。雑誌記者が死刑囚と面会を重ね、告発の内容の裏取りを行い、最終的に上申書を提出す

『冷たい熱帯魚』同様、実話がベースになっている映画ですが、そこにフィクションとして映画ならではのメッセージも感じることができました。

冷たい熱帯魚
吹越満
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「私、もうずっとお母さんに暴力ふるっているの」
藤井記者(山田孝之)に妻(池脇千鶴)が言うセリフや

「私を一番殺したいと思っているのは被害者でも須藤(ピエール瀧)でもない…」
先生(リリー・フランキー)が藤井に言うセリフは、

それぞれ事情は違いますが、この犯人達のように「誰にでも凶悪になる」ということを突き付けてきます。

しかしこの映画、一番残酷な焼却炉のシーンで笑いが起きますね(自分もそのクチです)

妻が藤井の書いた記事を読んで言いますよね。
「うわー、こんなに酷い事をする人がいるんだ」「こんな残酷な殺し方するんだ」って。
所詮他人事なんですよね。自分の身に降りかからない安全なところで、好奇心で笑いながら観ている。

この映画を観ている観客が一番「凶悪」なのかもしれません。

鑑賞データ

新宿ピカデリー ファーストデイ 1100円

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