火花 評価と感想/夢を諦めた全ての人に捧げる応援映画

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なので監督の不倫スキャンダルは要らなかった ☆4点

吉本興業所属のお笑いコンビ、ピースの又吉直樹による第153回(2015年上半期)芥川賞受賞作品の映画化で、監督も吉本興業所属のお笑いコンビ130Rの板尾創路、主演は菅田将暉と桐谷健太、共演に木村文乃

予告編

映画データ

(シネマトゥデイ)

映画『火花』の作品情報:お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の芥川賞受賞作を、菅田将暉、桐谷健太ら出演で映画化した青春ドラマ。漫才の世界に飛び込んだものの結果を出せずにいる男と先輩芸人を通して、厳しいお笑いの世界で切磋(せっさ)琢磨する若者たちの姿を描く。
(ぴあ映画生活)
『火花』は2017年の映画。『火花』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
本作は2017年11月23日(木・祝)公開で全国320館弱での公開です。
制作が吉本興業で配給が東宝作品ですので、予告編は非常によく目にしましたね。

単行本と文庫本を併せて累計発行部数311万部の原作小説は未読で、ネットフリックスも加入しているんですがドラマ版も未見です。

又吉直樹「火花」が待望のドラマ化。Netflixにて全10話 独占配信中。
監督は板尾創路さん
予告編は随分前から目にしていましたが、本作の監督してたのは知らなくて、今回の不倫報道で知りました。
 「家族にはやっぱりこういう騒ぎになったんで、怒られ……。謝ってなんとかお許しをいただきまして」  11月19日、本誌にグラビアアイドルとの不倫が報じられた板尾創路(54)が、謝罪会見を開いた。  記者に、相手の豊田瀬里奈(27)とラブホテルの中で何をしていたのか聞かれると、板尾は「ご想像にお任せします」と繰り返した。...
最近の邦画ではバイプレーヤー的な存在の板尾さんですが、監督業してたっけ?と思いましたが、そういえば『板尾創路の脱獄王』が公開されたときにちょっと面白そうと思ったまま観に行かずじまいだったのを思い出しました。

あともう1作『月光ノ仮面』というのも監督してますね。

シュールな芸風の板尾さんですが、監督作はどんな感じで撮るんでしょうか。
松本人志監督に近い感じなのかな?
ある意味では成功している ☆3点 (あらすじとかは映画.comさんでどぞ)SMをモチーフにしているので、ある意味では成功し...
主演は菅田将暉さん
近作では『共喰い』『闇金ウシジマくん Part2』『海月姫』『ピンクとグレー』『ディストラクション・ベイビーズ』『二重生活』『セトウツミ』『何者』『溺れるナイフ』『帝一の國』『銀魂』『あゝ、荒野 前篇後篇』を観てます。

主演に桐谷健太さん
近作は『アウトレイジ ビヨンド』『GONIN サーガ』『バクマン。』『彼らが本気で編むときは』を観てます。

共演に木村文乃さん
近作は『ニシノユキヒコの恋と冒険』『イニシエーション・ラブ』『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』『RANMARU 神の舌を持つ男』『追憶』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

徳永: 菅田将暉
神谷: 桐谷健太
真樹: 木村文乃
山下: 川谷修士
大林: 三浦誠己
鹿谷: 加藤諒
高橋努
日野陽仁
山崎樹範

あらすじ

若手コンビ「スパークス」としてデビューするも、まったく芽が出ないお笑い芸人の徳永は、営業先の熱海の花火大会で先輩芸人・神谷と出会う。神谷は、「あほんだら」というコンビで常識の枠からはみ出た漫才を披露。その奇想な芸風と人間味に惹かれ、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出る。神谷はそれを了承し、その代わり「俺の伝記を作って欲しい」と頼む。その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴る。
2年後、徳永は、拠点を大阪から東京に移した神谷と再会する。
二人は毎日のように呑みに出かけ、芸の議論を交わし、仕事はほぼないが才能を磨き合う充実した日々を送るように。そして、そんな二人を、神谷の同棲相手・真樹は優しく見守っていた。
しかし、いつしか二人の間にわずかな意識の違いが生まれ始める―
「笑い」に魅せられ、「現実」に阻まれ、「才能」に葛藤しながら、「夢」に向かって全力で生きる二人の10年間の青春物語。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

ヤフー映画の評価点を見ると2.98点(11/28現在)とやや低いですが、原作もドラマ版も知らなかったので結構楽しめました。

ドラマ版が45分×10話=450分なので、上映時間121分の映画に収めるには厳しいのかな?と思いましたが、小説自体が単行本で152ページ、文庫本でも180ページと結構薄いんですね。
「蛇にピアス」も文庫本で128ページなので芥川賞作品は短いのかもしれません。

(調べたら芥川賞は短編・中編作品対象でした)
なので結構、映画向きじゃないかと思いました。

演出面で気になったのは菅田さん演じる徳永のナレーション台詞が多かったのと、『泥棒役者』もそうでしたけど、紗がかかった映像ですかね。
最近の邦画、結構多いんですけどあんまり好きじゃないんですよね。

でも台詞自体は楽しめました。
冒頭フェラーリ買いたいって話してますが、何色?って聞いたところ、普通は赤色を思い浮かべるじゃないですか。
それが灰色って。
速いスピードで走って道路と同化したいって。
そういう発想は面白いと思いましたね。

徳永と神谷の会話も、常にボケ倒すので面白く観れました。
『セトウツミ』みたいに。

傑作じゃないですか!  ☆4点 予告編映画データ映画館の予告で面白そうだなーと思い鑑賞しました。 漫画原作未読で...
ただ神谷先輩とずっとあんな会話してるのはしんどいだろうなぁ、とは思いましたけど。

徳永が熱海のイベントで「地獄、地獄、地獄」と言ってる神谷先輩のどこに惹かれたのかは分かりませんが、先輩として面倒見がいいのは確かです。
食事は全て奢ってくれますし。
ただそのお金の出どころは真樹さんで、神谷は単なるヒモでしたけど。

風俗嬢かな?と思って観てましたが、金髪のケバい真樹役の木村文乃さんよかったですね。
仕事何やってるのかな?明かされないのかな?と思って観てたところ、こちらの心を見透かしてたかのように渋谷の幽霊プレイが出来るイメクラ嬢であることが明かされました。

太鼓のお兄さんや幽霊プレイのエピソードをぶち込んでくるあたりは芸人の原作だなぁと思います。
話を面白くするために盛ってるみたいな。
面白いからいいんですけど、その裏にある芸人を支える風俗嬢の悲哀は真樹が泣きながら建物から出てくるところで、ちょこっと描かれた程度で、芸人を美化し過ぎてるとも思いました。

関連まとめで見る彼が優しくて面白いのはベッドまでだった!これを聞いても芸人との甘い一夜に憧れる?彼女さんのモーニングコール、夜のクセやお部屋の臭いまで、ナマナマしい体験談はまだまだ続く・・・
まぁ、そこがメインじゃないからいいんですけどね。

真樹の部屋に一人で荷物取りに行くのが不安だから、徳永に勃起しててくれとかいうのもリアリティないですけど、エピソードとして面白いので2時間の映画が飽きずに観れる感じです。

真樹に彼氏作っていいんだぞと余裕を見せていた神谷ですが、真樹に本当に彼氏が出来るといよいよ首が回らなくなってきます。

少し売れ出したスパークスに対して、神谷は真樹より可愛くなく太った女性のヒモになってます。
しかも徳永の前に現れた神谷は、徳永の髪色を真似し、女性にも徳永の友人であることを吹聴する始末です。

ここに至って徳永は神谷と喧嘩別れするのですが、ここでの話ってやりたいことと出来ることの話ですよね。

【2017/5/18更新】幸せをつかむ方程式追加!こんアカデミア! 2017/5/18放送の「グサッとアカデミア」では林先生が辛口講義を展開。一同納得の回答とは。 たまたま見ていた林先生の特番で心に刺
神谷も徳永も目指すお笑い(やりたいこと)があるけど、それでは売れない現状。
それでもそのままやりたいことだけをやる神谷に対し、徳永は大衆に迎合したお笑い(出来ること)をするわけですが葛藤があります。

上の式を見ても分かる通り、出来ることをしながらやりたい方に近づけていくのが得策なので徳永の方法は間違っていないんです。
神谷先輩も徳永を否定しません。

そういえば大林役の三浦誠己さんが主演した『AMY SAID エイミー・セッド』もやりたいこととできることの話でした。

大橋トリオの曲が素晴らしい ☆3.5点 村上淳や三浦誠己らが所属する芸能事務所ディケイドが設立25周年を記念して企画・製作した作品。 ディケイド所属俳優総出演で学生時代の映画研究会の同窓会を描く。監督は村本大志
家庭を持つことになった相方の都合により解散することになったスパークス。
最後の漫才の「反対の事を言う」っていうネタは、ドラえもんのウソ800的な感動がありました。
それとエンタの神様に出ていた頃のカンニング竹山さんのキレ芸を彷彿させます。
2004年の大晦日。ズボンをズリおろし、パンツ一丁姿の中年男がカメラに向かって叫びます。「戻ってこい!中島!戻ってこい!」これは、『エンタの神様』(日本テレビ系)の年末特番『最強のネタ芸人ベスト13』...
相方愛を含めて。

芸人を引退した徳永に久しぶりに神谷先輩から連絡があります。
徳永の前に現れた神谷先輩は借金で自己破産したのに、なぜか豊胸手術をして現れるっていうシュールさです。

ここに至って神谷がどういう人かよく分かりました。
単なるアホですな(笑)
年下の徳永に思いっきりダメ出しされて落ち込む神谷先輩の図。

 9月28日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』(フジテレビ系)の中で、とんねるずの石橋貴明が演じた「保毛尾田保毛男」というキャラクターが物議を醸した。同性愛者に対する...
こないだの保毛尾田保毛男論争を思い浮かべたりもしました。

ラストで2人は出会いの地、熱海に行きます。
2人が初めて飲んだ居酒屋で漫才コンテストのポスターを見つけると、神谷が徳永を飛び入りで参加しようと誘います。
芸人を辞めて不動産屋に転職している徳永は断りますが、神谷が結構いいこと言うんですよね。
「芸人に引退はない」とか「誰ひとり無駄じゃない」って。

芸人に限らずですけど、何かをずっとやってて辞めてしまったからと言って、ゼロになる訳では無いんですよね。
劇中ではプロボクサーのパンチを例えに出していますが、徳永が面白い不動産屋としてブレイクする日がくるかもしれないですし、たくさん売る不動産屋になるかもしれない。

 キッカケは、放送作家の鈴木おさむさんから「おまえ引っ越しが得意だから、『たかくら引越センター』っていう名前でいけよ」と言われたことだった。それまで「たかくら伝説」という芸名でお笑いトリオを組んでいた
今では引っ越し芸人とかもいますし。
これなんて出来ることをやってたらやりたいことにシフトしてきた好例ですよね。

「誰ひとり無駄じゃない」っていうのも、夢は叶わなかったっていう人が圧倒的に多い訳で、その人たちを肯定してくれる言葉で『ばしゃ馬さんとビッグマウス』的なテーマがあると思います。

まさか、まさかの  ☆5点 予告編映画データ予備知識も入れず、ただお目当ての役者さんが少し出演されてると知って映画...
スラムダンクの安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」とか『キッズ・リターン』の「俺達もう終わっちゃったのかなぁ?」 「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」に繋がってくるラストで鑑賞後感はいいものになってると思います。

だからエンディングテーマが「浅草キッド」なんですね。

ネットフリックスのドラマ版のキャストを見ますと、結構色々な人が出てくるようですが、映画版はほぼ徳永と神谷と真樹と山下の4人で持たせているのである意味すごいと思いました。
キャストをぐっと絞って徳永と神谷の物語になってたと思います。

板尾監督の演出はわりとオーソドックスで奇をてらったところは少なく感じました。
冒頭、熱海の砂浜で神谷が埋められてるのと、中盤、東京タワーに人が突き刺さったイメージが出てくるのが分かりませんでしたが、それ以外は普通でした。

ナルコスを見るのに忙しくて手が伸びなかったドラマ版ですが面白かったのでネットフリックス版も見てみようと思います。

鑑賞データ

TOHOシネマズスカラ座 シネマイレージ6P無料鑑賞 0円
2017年 195作品目 累計209000円 1作品単価1072円

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