SMAPの解散騒動と絡めて見ると ☆3.5点
予告編
映画データ
あらすじ
俳優・白木蓮吾が、突然、死んだ。第一発見者は幼い頃からの親友・河田大貴。蓮吾に何が起きたのか?動揺する大貴は6通の遺書を手にする。
遺書に導かれ、蓮吾の短い人生を綴った伝記を発表した大貴は、一躍時の人となり、憧れていたスターの地位を手に入れる。初めてのキャッチボール、バンドを組んで歌った学園祭、幼馴染のサリーをとりあった初恋・・・・・・。輝かしい青春の思い出と、蓮吾を失った喪失感にもがきながらも、その死によって与えられた偽りの名声に苦しむ大貴は、次第に自分を見失っていく。
なぜ、蓮吾は死を選んだのか?蓮吾の影を追い続ける大貴がたどり着いた“蓮吾の死の真実”とは―。(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
原作は未読です。
NEWSの加藤シゲアキさん原作の芸能界物ということで、やっぱり御自身が見聞きしたことも物語に反映されているでしょうから、そういうブラックな部分(バーターとか、それ断ったらお前に仕事ないよとか、霞町(西麻布)の秘密クラブとか)を今回のSMAPの騒動と絡めて見ると感慨深いものがあると思います。
(2018年9月22日上記リンク追加)
劇中劇になっている入れ子構造はよかったと思うんですが、62分後の衝撃というのは謳わない方がよかったと思います。
やっぱり何かあると思って構えて観ちゃいますので。
それから、やっぱり最後はもうひと捻り欲しかったかな、と。
特に物語としてテーマがある訳では無いので、62分で衝撃があるなら最後も大ドンデン返しが欲しかったところです。
お姉ちゃんも弟も、何で死んだのかよく理解できないですしね。
「やれることをやる」っていう格言めいた台詞もありますが、せいぜい自分の死もコントロールして、若くして伝説になる、くらいのことしか思い浮かばなかったです。
やれることをやって伝説になったごっちと、やりたいことをやって何者にもなれなかったりばちゃんというトコでしょうか。
でもこういうどんでん返し的な小説のアイデアは悪くないと思います。
去年公開された『イニシエーション・ラブ』みたいな感じのやつですね。
こちらは最後にどんでん返しがあったので(テーマは無かっただけに)スッキリしましたけど。
個人的には霞町の秘密クラブのくだりとか好きですけどね。
夏帆さんとのベッドシーンも、あのままもっと混沌の方に突き進んで訳分からなくしてもよかったと思いますね、物語のテーマが無かっただけに。
あ、あと何気に行定勲監督、白木蓮吾の看板使って『GO』推しでしたね。
鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 シネマイレージデイ 1400円
2016年 4作品目 累計7900円 1作品単価1975円
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