溺れるナイフ 評価と感想/なぜか観てるこちらが恥ずかしくなる不思議な映画

溺れるナイフ 評価と感想
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普通に撮りたくないのは分かるけど… ☆2点

予告編

溺れるナイフ

映画データ

溺れるナイフ (2016) - シネマトゥデイ
映画化もされた「平凡ポンチ」「ピース オブ ケイク」などのジョージ朝倉の人気コミックを映画化した型破りなラブストーリー。
溺れるナイフ|映画情報のぴあ映画生活
『溺れるナイフ』は2016年の映画。『溺れるナイフ』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

あらすじ

15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような“閃光”と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗だった。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。「一緒にいれば無敵!」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。失われた全能感、途切れてしまった絆。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは―。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

こういうスイーツ系の映画って基本見ないんですが、どこかの映画サイトで映画全体としては粗削りだが、30,40代の男性にも刺さるみたいなことが書いてありまして、また、原作者もこれまで映画化を断ってきたらしいのですが、今回、新人の女性監督が原作大好きで直接原作者に手紙を送り、その熱意にほだされて映画になったらしいことが書いてありまして、それならばと観てまいりました。

もちろん漫画原作は未読で、その漫画の存在すら知らなかったです。
原作者のジョージ朝倉先生の名前も、ジョージ秋山先生と勘違いするくらいの音痴っぷりです(街の名前が浮雲町なのもそこからきてるんですかね?)

漫画原作が全部で何巻あるのか知らないのですが、やっぱりそれを2時間以内に収めようと思うと無理がある訳で、きっと原作好きな人から見れば色々端折られてるのでしょうけど、まぁそれは仕方ないかなと思うんですが、なんか、もう少しオーソドックスに撮って欲しいといいますか。

まず、あの終始流れてる音楽が、なんなんですかね?
なんかわざとミスマッチさせてる感じで全然合ってないんですけど、でもそれも分かってやってるんでしょうけど、なんか耳障りで物語に集中できません。

それから小松菜奈ちゃんに、子供が地団駄踏んだときにやるような手足バタバタさせる演技とかさせたり、いまどきそんな演技付けるか?と見ててこちらが恥ずかしくなりましたが、少女漫画とかではそういう描写ありますから、それをそのまんまやったのかもしれないんですが、そうすると、この映画のメインであるアイドルストーカーレイプという重さと非常に釣り合ってないといいますか。

なんと言いますか、この映画全体的にそういうアンバランスといいますか、例えば演技にしても、出てる役者さん皆さんそんな演技下手なはずじゃないと思うんですけど、この映画ではひどい大根っぷりのとこがあったり、そうかと思えばわりと普通のとこがあったりと、演技にムラがあるんですよね。

映像に関しても、光るところもあるんですけど、なんか無駄なところがあったりと、バラつきが多い。
まぁ、それが新人監督の魅力というか勢いに惹かれる人もいるんでしょうが、自分はノレませんでした。

また、テーマからして厨二的といいますか、まあ実際、中高生向けの漫画なので仕方ない(自分も昔、そういう漫画に夢中になった)んですが、自意識過剰であんまりノレない。
「お前なら遠くに行ける」とか、まぁ、そういう枠に収まりたくないのは分かります。
でも、そのテーマを実際に二十歳を過ぎた監督がこの映画の演出でもやらなくていいような…。

だから、なんかここはロングで長回ししてやるぜ、とか、ここはカット短めにつないでカメラでズームしてやるぜ、とか、なんか普通にやりたくないのが見えちゃう。
なので、観てるこちらが恥ずかしいという映画館では珍しい体験をしました。

監督が、きっと原作好きで情熱をもって映画にあたられたことは分かるんですけど、それなら物語もこんな端折る感じじゃなくて、上映時間3時間くらいにしてでも、もう少し丁寧に描いて頂きたかった。
『ちはやふる』(未見ですが)みたいに2部作というのは新人監督には無理でしょうけど、せめて3時間くらいの上映枠は製作や配給と戦って欲しかった。
向くべきベクトルはそっちだと思うんですよね。
111分に無理矢理収めるより、最低限、物語として分かるように収めて欲しかったと思います。

あと、カメラマン役のドレスコーズの人、気持ち悪かったなぁ(ファンの人、すみません)。
なんでうすら笑い浮かべてるような演技付けたのか、全く理解できません。
あの顔で「君ならもっと遠くへ行けると思った」とか言われても、ヘアヌードやAVに墜とす手口にしか見えないですよ。

鑑賞データ

ヒューマントラストシネマ有楽町 TCGメンバーズカード ハッピーフライデー鑑賞 1000円
2016年 126作品目 累計141600円 1作品単価1124円

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