『共喰い』評価と感想/女たちの、強さからしたたかさへ

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性と暴力、そして映画はさらに…  ☆3.5点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

2013年8月26日新宿ピカデリー、プレミア上映にて鑑賞。
芥川賞受賞時の「もらっといてやる」発言で話題になった田中慎弥氏の同名小説の映画化で原作は既読です。

映画を観るにあたり、原作では下水道も整備されてなく生活排水が流れ込み、その文面から本当に悪臭が漂ってくるように感じられた川が、どう撮られているのか興味を惹かれました。
しかしイメージしたより、川は綺麗で悪臭が漂ってくる感じでもなかったのですが、遠馬がお風呂でアレを流してからの川のシーンでは、ふっと臭いが漂ってくる気がして不思議でした。
それからは原作の持つ土俗的な雰囲気がよくでていました。

映画は原作にほぼ忠実な気がしましたが大きく違うのはラストで、原作の後日談があるような感じでした。
仁子(田中裕子)のエピソードなどは、よく分からなかった点もあるのですが、なんとなくタブーに踏み込んでいるような気がしました。
原作の暴力的な性もタブーですが、映画はさらにその先のタブー(琴子(篠原友希子)のエピソード)にも触れているような感じで、原作で感じた女性達の強さは、強さからしたたかさに変化した感じがしました。

そして原作では自分の内なる暴力性、父親からの呪縛を乗り越えたように感じた遠馬ですが、映画では蛙の子は蛙なのかな、という印象を持ちました。

新宿ピカデリー プレミア上映会 2000円+発券手数料315円

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