gifted/ギフテッド 評価と感想/天才の育て方、中庸が大事

gifted/ギフテッド 評価と感想
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ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ ☆5点

自身の姉をモデルにした脚本家トム・フリンのオリジナル脚本で天才数学少女の親権を巡るヒューマンドラマ。
監督は『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ、主演にクリス・エヴァンスと子役のマッケンナ・グレイス

予告編

映画データ

gifted/ギフテッド (2017):作品情報|シネマトゥデイ
映画『gifted/ギフテッド』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのマーク・ウェブ監督が手掛けたヒューマンドラマ。
gifted ギフテッド : 作品情報 - 映画.com
gifted ギフテッドの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・エバンスが幼い姪に愛情を注ぐ独身男を演じ、「(500)...

本作は2017年11月23日(木・祝)公開で全国60館強での公開です。
今後も20館弱公開されるみたいなんで、最終的には80館ほどでの公開となるようです。

予告編はTOHOシネマズで洋画を観たときによく目にしてまして、予告からも分かる通り天才児の親権を巡る話で面白そうだなと思ってました。
東京での上映はほとんどTOHOシネマズですね。

監督はマーク・ウェブ
評判のよい『(500)日のサマー』は未見でして、アメイジングなスパイダーマンシリーズも未見ですので、監督作は本作が初鑑賞になります。

ミュージックビデオ出身の監督さんで、かつてはB’zの「今夜月の見える丘に」も手掛けたことがあるようです。

主演にクリス・エヴァンス
キャプテン・アメリカの人です。
近作は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を観てます。

主演にマッケンナ・グレイス
子役なので初めましてです。
アングリーバード』で声優してたようですが、吹き替え版で観たので気づきませんでした。
前歯が生え変わる途中みたいで無かったのが可愛かったです。

共演にリンゼイ・ダンカン
近作は『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観てます。

共演にオクタヴィア・スペンサー
近作は『フルートベール駅で』『ドリーム』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

フランク・アドラー: クリス・エヴァンス
メアリー・アドラー: マッケンナ・グレイス
イヴリン・アドラー: リンゼイ・ダンカン
ボニー・スティーヴンソン: ジェニー・スレイト
ロバータ・テイラー: オクタヴィア・スペンサー
グレッグ・カレン: グレン・プラマー
オーブリー・ハイスミス: ジョン・フィン
グロリア・デイヴィス: エリザベス・マーヴェル
リジュアン: ジョナ・チャオ
パット・ゴールディング: ジュリー・アン・エミリー
ブラッドリー・ポラード: キーア・オドネル
エドワード・ニコルズ: ジョン・M・ジャクソン
フレッド: 猫

あらすじ

「とにかく、子供らしく」─7歳のメアリー(マッケナ・グレイス)が初めて小学校に登校する日、男手ひとつで彼女を育てた叔父のフランク(クリス・エヴァンス)は、そう言って送り出した。ところがメアリーは、早速フランクの忠告を無視し、算数の授業で簡単すぎる足し算にイラつき、担任の先生のボニー(ジェニー・スレイト)が試しに出した、他の生徒には絶対にムリな暗算の問題を次々と解いてしまう。

フロリダの海辺の街で、ボートの修理で生計を立てているフランクと、頭がよくて鳥にも優しい片目の猫フレッドと暮らすメアリーは、生まれついての数学の天才だった。隣人で何かとメアリーの面倒を見てくれるロバータ(オクタヴィア・スペンサー)だけが、事情を知っている。

メアリーの才能に気付き、好奇心に駆られたボニーは、フランクの名前をインターネットの検索にかける。すると、「著名な数学者ダイアン・アドラーが自殺。残された遺族は弟のフランク」という記事にヒットする。

金曜の夜、街のバーでよくフランクを見かけていたボニーは、その夜も店に出掛けると、思い切ってフランクに声を掛ける。フランクはボニーに、7年前の出来事を打ち明ける。姉のダイアンが赤ん坊のメアリーを連れて、「話がある」と訪ねて来たのにデートへ出掛けてしまい、その間に姉は死を選んでいた。姉はメアリーの父親である男と別れ、妊娠を機に母親にも縁を切られていたため、フランクがメアリーを引き取るしかなかったのだ。

そんななかメアリーは、自分と同じクラスの男子をいじめた上級生を殴るという問題を起こしてしまう。校長はフランクに、“ギフテッド教育”で名高い学校への転校を勧める。だが、メアリーに“普通の暮らし”を求めていたダイアンの遺志を守るため、フランクは頑なに“特別扱い”を拒むのだった。
少しずつ学校に馴染んでいくメアリーの前に、顔も見たことのなかった“おばあちゃん”、イブリン(リンゼイ・ダンカン)が現れる。メアリーの才能を知り、歴史に名を残す数学者になれたダイアンに代わって、偉業に挑戦させるべく迎えに来たのだ。

メアリーはイブリンから贈られた、数学関係のソフトが入った最新のマックブックに夢中になる一方で、普段はケンカが絶えないけれど、本当は世界一大好きなフランクと引き離されることを恐れ始める。彼女の不安を察したフランクは、「俺たちは何があっても一緒だ」と約束するのだった。

メアリーの親権をかけて、祖母対叔父の裁判が幕を開ける。弁護士を雇うのもギリギリのフランクに、イブリンは財力を駆使して一流弁護士に依頼した、驚くべき調査結果を突き付ける。しかし、フランクもまた、亡き姉から重大な秘密を託されていた─。

(公式サイトhttp://www.foxmovies-jp.com/gifted/より引用)

ネタバレ感想

物語は小学校登校の初日の朝から始まります。
メアリー7歳の9月になるんですかね。

初日から学校行きたくないというメアリーを無理矢理スクールバスに乗せて送り出すフランク。
そんなフランクを見て近所に住むロバータは気を揉んでます。

学校に着いたメアリーはみんなで先生にする子供っぽい挨拶(語尾を伸ばした感じの「おはようございます、ボニーせんせい」)とか、一桁の足し算にうんざりして担任のボニー先生に反抗的な態度を取ります。
57×135を暗算で解いて平方根まで出すと、家に帰りたいと言い、今すぐフランクを呼んでと言い出す始末でした。

ボニーはフランクが迎えにくると、メアリーには特殊な能力があると言いますが、フランクはトラクテンバーグ暗算をしただけで、自分も子供の頃にやってたと言うと、ボニー先生はこの親子何者!?って感じになります。

同僚の女性先生がそれを見てボニーに声をかけてきて「彼、かっこいいわよね。金曜日いつもバーで見るわよ」と言ってくるのでした。

フランクとメアリーに興味を惹かれたボニーがパソコンでググると、フランクの姉でメアリーの母が、ダイアンという著名な天才数学者で自殺してたのが分かります。

金曜の夜、バーに繰り出したボニーはフランクに声を掛け、これまでの事情を知るとメアリーについて話します。
ギフテッド教育などが受けられることを話しますが、フランクの希望はあくまで普通の学校生活でした。

ボニーはメアリー用に難しいテストを用意するなどして協力してくれますが、メアリーが同じクラスの男の子をいじめた上級生を叩くと問題になります。
フランクは学校に呼び出され、校長からギフテッド教育校への転校を勧められます。
フランクはギフテッド校の場合、授業料も高くて払えないと言いますが、校長が照会したところによると授業料免除の特待生待遇が受けられると言われます。
しかし、フランクは頑なまでに普通の学校にこだわるのでした。

メアリーは暴力行為をクラスメイトに謝罪し、二度と暴力を振るわない事を誓うと、自分のことを怖がらないで欲しいと言います。
そして上級生にいじめられた子が作った、壊された課題工作が一番素晴らしかったと褒め称えるとクラスメイトも皆拍手してくれ、徐々にクラスに馴染んでいくのでした。

フランクは毎週金曜の夜はロバータにメアリーを預け、バーに出かけ気晴らしをしています。
その日もバーで飲んでるとボニーがやってきて話をしますが、ボニーが2人の間に恋愛感情は無しと言うと、逆に変な空気になってフランクの家で2人は寝てしまいます。

メアリーは土曜の午後までロバータの家で過ごす約束でしたが、朝方見たいDVDを家に忘れたの思い出し、こっそり取りに戻るとバスタオル一丁のボニー先生と鉢合わせします。
気まずいにボニー先生に、メアリーはわざと子供っぽい挨拶で「おはようございます、ボニーせんせい」と言うませガキでした(笑)

午後メアリーが戻ってくるとフランクは恥をかかせたと言って怒ってて喧嘩になります。
仲直りもしますが喧嘩ばっかりしている叔父と姪でした。

そんなある日、ずっとフランクとメアリーを探していたイブリンは、ギフテッド校への照会でフランクがフロリダに居るのが分かると、2人の前に現れます。
フランクは母であるイブリンとはあえて連絡を取っていませんでした。

イブリンはフランクからメアリーが高等数学の本も読みこなしてることを聞くと、数日間だけボストンのマサチューセッツ工科大学に連れて行きます。
そこで母ダイアンのアルバムを見せながら数学の研究をしていたことを伝えると目を輝かせるメアリーでした。

祖母イブリンも数学者でミレニアム懸賞問題の「ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」について長年研究していてダイアンも取り組んでいたことを話します。

イブリンはメアリーの脳力を測るために友人の数学教授に数式を用意してもらいましたが、メアリーはずっと腕を組んで見つめるだけで問題を解けませんでした。

イブリンは帰りながらメアリーに「やっぱりあの数式は難しかったか」みたいなことを言うと、メアリーはあの数式は間違っていて解けないと言います。
驚いたイブリンがメアリーを連れて戻ると教授がわざと間違えてたのが分かります。
イブリンが「どうして黙ってたの?」と聞くと、メアリーは「フランクが年上の間違いを正すなって。嫌われるから」と言います。
正しい数式に直して挑戦したメアリーはすらすらと解いて証明してみせるのでした。

メアリーを連れてフロリダに戻ったイブリンは、ますますメアリーに高度な教育を受けさせるべきだと強く思うようになりますが、どこまでいってもフランクとの話は平行線を辿り、親権を求めて裁判することを決めます。

裁判が始まるとフランクとイブリンの過去が明らかになります。

フランクもイブリンから英才教育を受けていて数学者にはなれませんでしたが、ボストン大学で哲学の准教授を務めていました。
イブリンも数学者でケンブリッジ大学にいましたが、夫と結婚しダイアンとフランクを授かると女性のキャリアに理解の無かった夫によって数学者の道を断たれてしまいます。

イブリンは自分が果たせたなかった数学者としての夢を子供に託すようになると毒親化していきます。
ダイアンに数学のセンスがあるのが分かるとダイアンの人生を完全にコントロールしようとします。
ダイアンは17歳のときに近所の同級生と初恋をしましたが、イブリンによって引き離されていました。
イブリンの操り人形になるしかなかったダイアンの最後の抵抗が自殺でした。

そういったことを見ていたフランクが、大学を辞めて南へ移り住んできたのが、これまで全くイブリンに連絡しなかった経緯でした。

イブリンは裁判に勝つために、メアリーに一度も会ったことがない実の父親まで登場させ親権を主張しますが、フランクの弁護人によって論破されます。
実の父親はこれまで一度もメアリーを探さなかったと。

しかしこの事実はメアリーを深く傷つけ自分の存在意義を疑わせます。
フランクはロバータとメアリーを連れ、病院の産婦人科に向かうと出産を喜ぶ家族の姿を見せ、メアリーも祝福されて生まれてきたのだと説くのでした。

裁判が進んでくると親権の判断は凡そ2点に絞られました。
イブリンの育ての親としての能力と、フランクの経済力です。
どちらも決定打を欠くということでイブリン側が取引の折衷案を持ち掛けてきます。
それはメアリーを12歳まで第三者の里親の元に預けギフテッド校に通わすというもので、イブリン側とフランク側とそれぞれ決めた日にちでメアリーと会えるというものでした。

それだけを聞いたフランクは納得できませんでしたが、里親はフランクの家から車で30分程のところで週に1回は会えると弁護士は言います。
そして12歳になったらメアリー自身が親権を選べるというものでした。

フランクの弁護士は判決になれば五分五分だが、担当している判事の過去の例からすると迷ったときは金持ち側に付くと言い、和解案を受け入れる方が得策だと言います。

フランクは里親と面談し、メアリーが欲しいと言っていたピアノなどがある環境を踏まえ、悩んだ末に和解案を受け入れることにします。

メアリーとの別れの日。
フランクはメアリーを里親の元まで送っていきます。
泣きじゃくるメアリーの「ずっと一緒にいるって約束したじゃない」の言葉に後ろ髪を引かれながらも、これでいいと思うフランクでもありました。
金曜の晩はロバータの元へ預けて、自分は遊びに出かけてるように、どこかで全てをメアリーに捧げられないフランクがいました。
メアリーが幼い頃から何度も里親に預けようと考えながら、ズルズルとここまできてしまったのも現実でした。

フランクは週一の面会日にメアリーに会いに行きますが、里親が「メアリーは会いたくないと言ってる」と言います。
まだ心の整理がつかないのかと考え、諦めて帰るフランクですが、ボニーからメアリーが可愛がっていた猫のフレッドが動物保護センターに持ち込まれ里親募集されていると知らされます。

里親の家では猫を飼うのは大丈夫と言われていたため、フランクは猫アレルギーのイブリンを疑います。
保護センターに行ってフレッドを救出すると、里親の家に向かいます。
フランクは里親にえらい剣幕で迫ると、メアリーは離れにいると言います。
フランクが離れに向かうと、イブリンがメアリーに家庭教師をつけ勉強させていました。

フランクは騙していたイブリンに激怒すると、ダイアンから託されていたノートを叩きつけ、泣きながら部屋を出ていったメアリーを追いかけます。
フランクはメアリーを抱きしめると、自分の選択が間違っていたことを謝り、改めてずっと一緒にいることを約束するのでした。

離れに戻ったフランクはイブリンにノートの説明をします。
そのノートは「ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」の証明に成功したもので、死後に公表してとダイアンから託されていた物だと説明します。
イブリンは「死後ならば、とっくに公表されていなければならない」と言いますが、フランクはダイアンの死後では無いと言います。

全てを悟ったイブリンはメアリーに干渉しないことと引き換えにノートを渡されます。
ダイアンのイブリンに対する壮大な復讐が叶った瞬間でした。

再びメアリーと生活できることになったフランクは、午前中はメアリーを大学に通わせ、午後はボニーのクラスに通わせます。
同年代の子と楽しそうに遊ぶメアリーの姿を捉えて映画は終わります。

 

映画『ドリーム』ではNASAの優秀な数学者ドロシーを演じていたオクタヴィア・スペンサーが、本作では近所のおばちゃんロバータを演じているのですが、ロバータが冒頭に危惧する通りに展開していく物語で、この辺りはドロシーの数学的な読みなのかな?

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メアリーは数学では天才ですが、「うんざり」という言葉がまだ分からなく、国語などは普通だったりします。
鉛筆の持ち方なども天才ゆえなのか、まだ子供だからなのか分かりませんが、握るように持ってます。

メアリーはもう少し難しい勉強をしたいのですが、フランクはフランクで公立学校に通わせることにこだわり過ぎているので喧嘩ばっかりしてるんですが、この辺はもう少し柔軟であってもいいのになぁと思って観てました。

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このクーリエ・ジャポンの記事にあるように、

・子供が強い興味や才能を示したとき、それを伸ばすチャンスを与える。
・教師と協力して、子供の欲求を満たせるようにする。頭のいい生徒は、「レベルの高い課題」「特別な学習支援」「自分のペースで学習する自由」を必要としている。

というのは悪くないんじゃないかと思ったんですよね。
劇中だと奨学生でギフテッド校に行けるチャンスがあったので、そこまで意固地にならなくてもいいんじゃないかと思いました。

裁判が始まるとイブリンの毒親っぷりが明らかになるんですが、娘が駆け落ちした相手を誘拐犯扱いにしたりして、常軌を逸してました。

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フランクはイブリンの行き過ぎを知っていればこそ、メアリーに関してはもう少し寛容でもいいと思いましので、記事タイトルを「中庸が大事」にしてみました。

おそらくフランクは姉のダイアンほど数学的センスが無くて哲学の方に進んだと思うんですよね。
数学と哲学はわりと近いですから。

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中庸はギリシア哲学にも掛かってくる話なのでフランクが哲学の准教授だったのは面白いと思いました。

ラストでデカルトの「我思う、ゆえに我あり」が出てきて、メアリーがフレッドに置き換えるのもいいシーンでした。

個人的にはやっぱり数学を扱った映画は面白いですね。

最近では『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』とかありましたけど、真っ先に思い浮かぶのは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でしょうか。

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正しいギフテッド教育を受けさせてもらえていれば、傷ついた大人にならなくて済んだ話でもあります。

ミレニアム懸賞問題については以前NHKスペシャルでやっていたリーマン予想とポアンカレ予想のが面白かったです。

劇中でもポアンカレ予想だけ解けたことが示されますが、証明したグリゴリー・ペレルマンは世捨て人のような生活を送っています。

それにしても「ナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさ」って映画のタイトルみたいですね。

『存在の耐えられない軽さ』みたいな。

なんか色々書きたいことがあり過ぎてまとまらない記事になってしまいましたが、こういうお話を聞くと「手を離した方が母親だ」の大岡裁きなんかも思い浮かべたりして、永遠のテーマだなぁと思いました。

鑑賞データ

TOHOシネマズ新宿 シネマイレージデイ 1400円
2017年 196作品目 累計210400円 1作品単価1073円

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