ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ 評価と感想/美味しそうに見えないのが致命的

映画 ラストレシピ 評価と感想
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料理は愛情 ☆3点

「料理の鉄人」などの演出を手掛けた田中経一の初小説「麒麟の舌を持つ男」を審査員でよく出演していた秋元康が企画して映画化。
監督は滝田洋二郎、主演は嵐の二宮和也、共演に西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい

予告編

「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」予告
公開日:2017年11月3日全国ロードショー公式サイト: 映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」製作委員会(C)2014 田中経一/幻冬舎

映画データ

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ (2017):作品情報|シネマトゥデイ
映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』のあらすじ・キャスト・評価など作品情報:『おくりびと』などの滝田洋二郎監督と『母と暮せば』などの二宮和也が初タッグを組み、幻のレシピを追い求める男の姿を描く感動作。
ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 : 作品情報 - 映画.com
ラストレシピ 麒麟の舌の記憶の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。人気料理番組「料理の鉄人」を手がけた演出家・田中経一のデビュー小説を、二宮和也主演、「おくりびと」の滝田洋二郎監督...

本作は2017年11月3日(金)公開で全国310館強での公開規模です。

東宝配給なので予告編はよく見ましたが、「天皇の料理番」も途中脱落してるので、あまりそそられなかったかな。

「大日本帝国食菜全席」も実在しないので、あまり興味をそそられなかったんですよね。

ただヤフー映画の評価点が4.36点(2017年11月15日現在)と思いのほか高かったので観てまいりました。

監督は滝田洋二郎さん
劇場で観るのは『眠らない街 新宿鮫』以来なんで24年ぶりです。
やっぱり『コミック雑誌なんかいらない!』のイメージが一番強いです。

主演は二宮和也さん
近作は、と思いましたが二宮さん映画館で観るの初めてでした。

共演に西島秀俊さん
近作は『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』『劇場版 MOZU』『クリーピー 偽りの隣人』を観てます。

共演に綾野剛さん
近作は『白ゆき姫殺人事件』『闇金ウシジマくん Part2』『新宿スワン』『天空の蜂』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『日本で一番悪い奴ら』『怒り』『新宿スワンⅡ』『武曲 MUKOKU』『亜人』を観てます。

共演に宮崎あおいさん
近作は『世界から猫が消えたなら』『怒り』を観てます。

共演に竹野内豊さん
近作は『ニシノユキヒコの恋と冒険』『人生の約束』『シン・ゴジラ』『彼女がその名を知らない鳥たち』を観てます。

共演に笈田ヨシさん
近作は『沈黙 -サイレンス-』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

佐々木充: 二宮和也
山形直太朗: 西島秀俊
柳沢健: 綾野剛
山形千鶴: 宮崎あおい
鎌田正太郎(青年期): 西畑大吾
楊晴明(青年期): 兼松若人
竹嶋康成
広澤草
ジョセフ・グーデンバーグ: グレッグ・デール
ダビッド・グーデンバーグ: ボブ・ワーリー
鈴木太一(すずらん園園長): 大地康雄
三宅太蔵: 竹野内豊
鎌田正太郎: 伊川東吾
楊晴明: 笈田ヨシ

あらすじ

現代と戦前。二つの時代に現れた、二人の天才料理人。ラストレシピ。それは失われた70年をつなぐ、壮大な愛のメッセージ。

現代
依頼人の「人生最後に食べたい料理」を再現して高額の報酬を得る、通称=最期の料理人・佐々木充。彼はすべての味を記憶し再現することのできる、絶対味覚=“麒麟の舌”の持ち主である。幼少時に両親を亡くした充は、同じ境遇の柳沢健とともに施設で育ち、自らの才能を頼りに起業。しかし経営に失敗して多額の借金を抱え込み、いまや料理への情熱も失いつつあった。そんなとき、巨額の依頼が舞い込んできた。依頼人の名は楊晴明。世界各国のVIPが彼の料理を食べに来るという、中国料理界の重鎮。楊の依頼とは、かつて満洲国で日本人料理人・山形直太朗が考案したという、伝説のフルコース[大日本帝国食菜全席]のレシピの再現であった。楊は、かつて山形の調理助手としてメニュー作成に協力していたが、太平洋戦争開戦によって消息を絶った山形とともにレシピ集も散逸されたというのである。そして驚くべきことに、山形もまた充と同じ絶対味覚の才能を持っていたという。太平洋戦争開戦直前の満洲国で、山形の身に何が起きたのか…?なぜ料理は発表されないまま歴史の闇に消えてしまったのか…?70年の時を超えて、充は、真実へと辿りつくことができるのだろうか。

1930年代
天皇の料理番・山形直太朗は国命を受けて、究極の日本料理フルコース[大日本帝国食菜全席]のメニュー開発のため、妻・千鶴とともに満洲国に移住する。 現地での助手は満洲人の楊晴明と、日本人青年の鎌田正太郎。たった4人で満漢全席を超える料理を考案できるのだろうか…。
しかし、山形には特殊ともいえる才能があった。一度食べた味を記憶し再現できる、絶対味覚“麒麟の舌”。世界中の食材が集まる満州で、山形の才能は大きく開花していく。やがて山形は、日本と他国の料理を融合して新たなレシピを生み出すことが民族間の相互理解の助けとなり、料理で和を成すことができると考えるようになり、これまで以上にメニュー開発に没頭していく。愛する家族のことも顧みず…。そんなとき、ハルビン関東軍司令部の陸軍大佐・三宅太蔵から、満洲国への天皇行幸が決定したという知らせを受ける。その晩餐会で、大日本帝国食菜全席をお披露目するのだ。しかしその裏には、戦争へと傾倒する日本軍部が画策した、巨大な陰謀が渦巻いていた。それに気付いた山形は、レシピにあるメッセージを遺そうとするのだが…。

(公式サイトhttp://www.last-recipe.jp/about/story.htmlより引用)

ネタバレ感想

えーっと、現代は2002年の設定です。
佐々木充と柳沢健が育った養護施設すずらん園の園長が亡くなって葬式が開かれてるんですが、佐々木は来てなくて、柳沢は怒って電話してます。
佐々木はすずらん園を出てからは殆ど園に顔を出してないようです。

佐々木と柳沢は共同でレストランを経営してましたが、佐々木が理想の料理を追及するあまり、お客さんまでないがしろ(今日はいいスープとれなかったので店開きませんみたいな)にすると、経営が行き詰って倒産します。

佐々木は借金を一人で背負うと言って、今は、その人にとっての思い出の料理=ラストレシピを1食100万円で再現するブラックジャックみたいな料理人になってます。
佐々木は一度食べた料理ならば舌が覚えてて完璧に再現が出来、園長の葬式時は、余命僅かな人の思い出の料理、5年前に閉店している老舗洋食屋のオムライスを再現してました。

ある日、佐々木の元に中国から1本の電話が掛かってきます。
300万円で再現して欲しい料理があると言われ、旅費も全て持つと言うので、おいしい仕事と思って出かけて行きます。

北京に着いた佐々木の前に現れた依頼人は、中国料理界の重鎮・楊清明という人物で、楊が満州国時代に助手を務めた山形直太朗という人物が考案した「大日本帝国食菜全席」というフルコースのレシピの再現を依頼されます。

佐々木は楊が助手だったならば、自分で再現すればいいじゃないかと言いますが、楊は肝心のレシピブックの行方が分からなくて、それを探して欲しいといいます。
しかも300万円は前金で成功報酬は5000万円とのことで、俄然やる気を出す佐々木でした。

楊は山形は満州に来る前は宮内省で天皇の料理番だったので、まずは宮内庁をあたるのがいいと言い、佐々木は宮内庁に行き過去の記録を調べてもらいます。

山形は宮内省を1933年に退省しており、その後のことは分かりませんでしたが、1933年に入省した辰巳という人物が開いた料理屋が今もあるとのことで訪ねて行きます。

辰巳 (茅場町/日本料理)
★★★☆☆3.46 ■価格変更のお知らせ ■予算(夜):¥6,000~¥7,999

(ロケ地なんですが店名そのまま使ってるみたいです)

佐々木がその料理屋を訪ねると、そこのご主人は15年前に亡くなってましたが奥さんが応対してくれました。
奥さん曰く「うちの角煮は山形直太朗さんのレシピ」と言っていて、ご主人も生前は山形の話をしてたとのことでしたが、満州でのことは分からないと言います。
ただ満州時代に助手だった鎌田という人物が山奥にいるので訪ねるといいと言われます。

佐々木は山奥に鎌田を訪ねると、鮎の下処理をしながら昔話を聞かされ、1933年のパートに入ります。

青年・鎌田は山形と妻の千鶴と一緒に汽車で満州に入ります。
満州では兵舎の料理番とは別に、三宅太蔵陸軍大佐直属の元、「大日本帝国食菜全席」の完成を目指します。
三宅は宮内省で出会った山形の腕と経歴を見込んでスカウトしてきたのでした。

また、三宅は鎌田以外に、現地の助手として楊清明を付けてくれたのでした。
楊は満州国最後の皇帝・溥儀の料理番を務めた父の助手をしていました。

山形は身重の妻・千鶴と鎌田と楊の4人でフルコースの完成を目指します。
山形はコースを春・夏・秋・冬の4つに分け、それぞれに28品・全112品の完成を目指しますが、完璧さを追求するあまり鎌田と楊に辛く当たることもありました。
そんなときは妻の千鶴がそっとフォローしてくれましたが、破水時の出血が止まらなく、出産を終えると亡くなってしまいます。

妻が亡くなっても料理に没頭している山形に、皆は呆れましたが、山形は千鶴に初めて食べさせて美味しいと言ってくれた牛かつを、その後一度も作らなかったと言って、後悔しながら亡くなった妻に奉げるべく料理していたのでした。

鎌田はここまでを話すと山形のレシピである鮎の春巻きを出してくれ、そのあとのことはハルビンに居るホテルオーナー、グーデンバーグに聞いてくれとメモを出すのでした。

佐々木は再び中国に飛ぶ前に、場末の中華料理店で雇われ店長をしている柳沢に会いに行きます。
前金で貰った300万円を不払い分の賃金だと言って柳沢に渡そうとします。
佐々木は鎌田から話を聞いたら、楊が一番事情を知ってそうなのに、わざわざ自分に依頼してきたことを不審に思って柳沢に愚痴るのでした。

佐々木はハルビンに行ってグーデンバーグに会うと、1937年の回想に入ります。
グーデンバーグは満州で生まれた山形の娘・幸の幼馴染でした。

山形は妻の千鶴を亡くした後は、自分の理想の料理を追及するために他人を振り回すことは無くなり、周囲と調和がとれるようになっていました。
何より一人娘の幸に料理を作ってあげることに喜びを感じていて、忘れかけていた料理人の心を取り戻していました。
「大日本帝国食菜全席」のレシピは完成し、後は天皇の行幸が実現するのを待つばかりとなった日、日本と満州合同でのユダヤ協会設立のパーティーメニューを任されることになります。

料理長就任にあたり、先代のグーデンバーグとひと悶着ありましたが、ロールキャベツを和風にアレンジしたロールキャベツの雑煮風を食べさせると、山形とグーデンバーグは親友になるのでした。

ここまで黙って話を聞いていた佐々木は、「結局、料理は愛情とかそういうのですか」と露骨に嫌な顔をするのでした。

回想は続きます。
天皇の行幸が決定すると事件が起こります。

三宅大佐は「大日本帝国食菜全席」に毒を仕込んで欲しいと山形に言います。
毒味役が毒味するので天皇に危害が及ぶことは無いといい、犯人を楊清明にすると言うのです。
楊は最初から犯人にするための仕込みで、鎌田は山形の見張り役だったと言います。
「大日本帝国食菜全席」は関東軍のための自作自演のツールだと知って山形は絶望するのでした。

山形は厨房に戻ると楊に掴みかかり、「このスパイめ」と皆の前で罵り出ていかせますが、これは楊の命を救うための芝居でした。
三宅にはそれを見抜かれており、楊が居ても居なくても犯人は変わらないと言われます。
かくなる上は「大日本帝国食菜全席」を無かったことにするしかないと考えた山形は、レシピをグーデンバーグに託すとダミーのレシピを三宅たち関東軍幹部の前で燃やします。
反逆罪で捕らえられた山形は三宅によって銃殺されたのでした。

最後まで話を聞いた佐々木は、ならばレシピはここにあるのでは?と言いますが、グーデンバーグは楊が持ってると言います。
振り出しに戻った佐々木は、半ば呆れながら再び楊に会いに行きます。

佐々木は「結局、あんたが持ってるじゃん」と怒りますが、楊は本当に手元に無いと真相を話始めます。

楊は山形に命を助けられると、終戦後は中国料理界で成功者になっていました。
田中角栄との日中国交正常化交渉での料理人を務めるなどの名誉も手に入れていました。
日中国交が回復した1972年のある日、鎌田が楊を訪ねてきました。
鎌田は楊にレシピを渡すべき人物がいると言って日本に連れて行きます。
その人物とは山形の一人娘の幸でした。

幸は山形が銃殺されると、兵舎の料理番で同じくらいの歳の太一という子供がいた鈴木という人物に引き取られ、日本に戻りました。
その後結婚、夫とは死別し、3歳になる一人息子を育てていました。
太一も交え35年ぶりの再会を喜ぶ4人でした。
楊が幸にレシピを渡すと、そのまま父のレシピを埋もれさせておくのは勿体無いということで、幸が料理店を開くことになります。

いざオープンの日、皆が集まってお店の前でレセプションを開いていると、運悪く隣の店が火事を起こします。
瞬く間に火が回る中、レシピが店の中にあるのを思い出した幸は皆の静止を振り切って取りに行きます。
レシピは無事でしたが、幸は帰らぬ人となってしまいました。

幸の一人息子は太一が運営していた養護施設すずらん園に預けられることになります。
そう、幸の一人息子こそが佐々木充で山形直太朗の孫なのでした。
3歳だった頃の微かな記憶が蘇ると充は日本に戻り、柳沢と共にすずらん園に向かいます。

母を失った充はすずらん園に入ってもあまり心を開かない子で、園長は心配していました。
充が唯一、将来は料理人になりたいと言ったとき、園長はその悲しい過去から反対をしてしまいましたが、そのことを後悔していました。
園長は料理人になった充に、どこかのタイミングで祖父から母と受け継がれたレシピを渡そうと考えていましたが、充が寄り付かないこともあって渡せずにいました。
園長は病気も悪化したある日、そのことを半ば託す形で柳沢に会いに行きますが、その帰りに倒れるとそのまま帰らぬ人となってしまったのでした。

柳沢は園長の葬式の日に、充にレシピを渡そうと考えていたのに、葬式にも現れない充に怒って電話していたのでした。
園長を送るため葬式に来ていた楊や鎌田は、柳沢の電話相手が充と分かると一計を案じたのが、今回のレシピを探す旅でした。
人を信用することが出来ず、料理人としての心も失ってしまった充を再生させるための旅でした。

レシピには母親の幸のレシピも書き加えられており、直太朗が千鶴に作ったビーフカツを娘の幸がアレンジしたビーフカツサンドを食べると美味いと言って充は涙するのでした。

料理人としての優しい心を取り戻した充は柳沢と共に新しいレストランで働き始めて映画は終わります。

 

話の印象としては『ナミヤ雑貨店の奇蹟』っぽいなと思いました。

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主演もジャニーズ事務所で被る感じなんですけど、ナミヤ雑貨店はKADOKAWAと松竹の配給で本作が東宝と別の配給会社だから、似たような企画だけど通ったのかな?

予告編を見てたときは、大日本帝国食菜全席だし、満州国だし、もう少しスケールの大きい話かな?と想像していたんですが、終わってみると主人公のルーツを探る旅なんだから当然なんですけど、わりとこじんまりとした話だったと思いました。

最後、真相が明らかになるところ、結構、雑だったなぁ(笑)
大地康夫さんの若作りとか、ちょっと笑っちゃいましたね。

ネックだったのは昔の料理だから仕方ないんですが「大日本帝国食菜全席」が全然、美味しそうに見えなかったんですよねぇ。

微妙にグロテスクというか…

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は圧倒的に料理が美味しそうだったのでノレたんですが、本作はノレませんでした。

あと、完璧主義な料理人の感じは『二ツ星の料理人』のアダム・ジョーンズと被る感じでしたね。

最初に作ったオムライスもなぜか卵を焼いてから、ご飯用の野菜を切ったりしてて謎だったんですが、薄焼き卵を切ってご飯に入れるのかな?そのあとも卵を焼いてたんで。

あと、全般的にフライパン振りすぎなのが気になりました。
火から離してる時間が長過ぎるなと。
柳沢健役の綾野剛さんの場合は『武曲 MUKOKU』と『亜人』で鍛えた筋肉を魅せるためもあると思いますが。

レシピを分かり易くするために千鶴役の宮崎あおいさんがカメラでパシャパシャ撮ってましたが、オリンパスがカメラ製造に進出したのが1934年なのでオリンパスのロゴは確認できませんでした。

https://olympus-imaging.jp/pen/

主人公が養護施設出身というのと、千鶴が赤ちゃんを産んだ時点で、なんとなく話に想像がつくのも惜しいところです。
何より絶対味覚を持ってる時点で、隔世遺伝というのが読めてしまいますもの。

うーん、そんなに感動する話でもなかったですし、料理もいまいちでしたが、前半は必要以上に劇伴を付けてなかったのは好感が持てました。

「料理は愛情」と言っていた神田川俊郎さんに帰結する映画で、料理監修が服部栄養専門学校、企画が秋元康さんと、ほぼ「料理の鉄人」映画といっていいと思います。

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鑑賞データ

新宿ピカデリー SMTメンバーズ割引料金 1200円
2017年 187作品目 累計200500円 1作品単価1072円

コメント

  1. 映画「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」を観て | Procの日記 より: