『天空の蜂』評価と感想/邦画大作ですが頑張ってます

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あれ??チキショー!おもしろい!!  ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

映画館で予告編を観たときは、邦画には似つかわしくない大作ですし、堤幸彦監督だし、スルーでいいかなぁと思っていたのですが、結構評判がいいので観て参りました。

序盤から、嫌味ったらしい江口洋介さんの奥さんとか、子供が簡単にヘリに乗り込んじゃうところとか、無線で操縦席真ん中辺りで赤く光ってる所の下のボタンを押してください(無線でやりとりしましょう)って言っても出来なかった子供が、ヘリ後部のクレーンの操縦は出来ちゃうところとか、ダイハードのジョン・マクレーン並みに引っかかったワイヤー外すところとか、ヘリから子供落ちたのを空中で助けるとか、そもそも自衛隊最新鋭のヘリを一人のテロリストで乗っ取れるのかとか、その他色々諸々、ツッコミどころ満載なんですけれども、それも全部ひっくるめても面白いと思える中々不思議な映画でした。
上映時間139分も長く感じませんでしたもんね。

原発・反原発もありますが、その辺どちらも描いてますし、いじめもいじめてる側がいじめられる側になっちゃうところとかも描いてますし、物事を全方位的に描いていてニュートラルなので、誰が見ても、「お前は加害者になっていないのか」を突きつけられる映画になっています。
でもそれが凄い重いかっていうと、しっかりエンタメの方にも寄っているので、見れちゃうんですよね。

堤監督はトリックとかスペックのテレビシリーズの映画版をやると、ふざけすぎる傾向があって、やり過ぎて映画版を面白くなくさせてたんですが、今回はふざけたところはなるべく封印したのがよかったです。
あと今年公開された『イニシエーション・ラブ』でも感じましたが、堤監督、80年代後半~90年代半ばを撮らせると上手いですね。あの頃の時代感が上手く撮れてる気がします。あと撮り方もスローモーション多用して、ちょっと浪花節というか、クサいっていうかベタな感じなんですけど、それもあの時代感に合っていて。
堤監督、イニシエーションラブを撮ったのが上手い方に作用していると思います。あの映画、原作のどんでん返しがキモですが、この天空の蜂も結末にどんでん返しがあってそこに向かって収束していくので、色々詰め込んでもブレないんですよね。両作とも脚本がよかったのかもしれません。

綾野剛さんのトラックがっしゃーんもありますし、手錠外すのに指切るとか軽いグロ描写もあったりでとにかく映画的にもテンコ盛りです。

あ、あと、震災直後はわりとあった震災映画ですが、ここ1~2年なかった気がしますが、最後原作には無いであろうシーンを追加したことによって、しっかり震災映画にもなっていましたね。あの子供が大人になって自衛隊のヘリ操縦士になってるのはいいアイデアだったと思います。

これやっぱりDVDで観るより大きなスクリーンで見た方が迫力もあると思うので映画館で見るのお勧めです。

丸の内ピカデリー ファーストデイ 1100円

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