怒り 評価と感想/ハリウッド俳優渡辺謙さんの落差が凄い

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素晴らしいとおもいます  ☆5点

予告編


映画データ
映画『怒り』の作品情報:『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。
『怒り』は2016年の映画。『怒り』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
テーマといい、役者といい、映像・音楽といい、素晴らしい作品だと思います。

吉田修一さんの原作は未読です。
吉田さんの映画化作品はホント多いですよね。
原作は読んでないけど見たことある映画が『横道世之介』と『さよなら渓谷』
原作も読んで映画も見たのが『パレード』になります。

今年の邦画は実録ベースなのが多くて
『葛城事件』は附属池田小事件
『後妻業の女』は関西青酸連続殺人事件
をベースにしていて、それ以外でも
『クリーピー 偽りの隣人』は北九州監禁殺人事件や尼崎事件をモデルにしていると思いますし、
『ヒメアノ~ル』はパッとモデルは思い浮かばないですが優れたサイコスリラーでした。

それで、今作は言わずと知れたリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件で逃亡した市橋達也受刑者をモデルにした物語で、テレビで公開捜査されてるような容疑者が、自分の身の回りに現れたら?という話になっています。

この映画、まずキャスティングが上手かったと思います。
容疑者と思われる人物をそれぞれ、松山ケンイチさん、綾野剛さん、森山未來さんが演じられているのですが、最大公約数的な感じで似ているなぁと思いましたし、あっ、モンタージュ写真の作り方も上手かったんですね。あれ3人の顔混ぜてますね、きっと。

それから、上映時間142分と長めでしたが、東京・千葉・沖縄のそれぞれのストーリーがとても面白く、かつ場面転換のつなぎ方も上手かったので、長いと感じることなく見れました。
特に東京編の歌舞伎町・新宿二丁目という刺激的な場所やゲイカルチャーの描写と、沖縄の雄大な自然・美しい海との映像の対比とか、映像的な振り幅が大きくて素晴らしいなと思いました。

プロフェッサー坂本龍一氏の音楽は今年『レヴェナント』も担当されてましたが、レヴェナントも美しい大自然の映像にマッチした音楽でしたが、今作の沖縄編も勝るとも劣らない素晴らしい出来だったと思います。

テーマ的には、誰もが持ってる声を上げたくても上げられない心の叫びや理不尽な思い、それこそ映画タイトルどおりでそれらに対する怒りなんですが、奇しくも去年のキネ旬1位の橋口亮輔監督の『恋人たち』と非常に近いテーマで、恋人たちも3人のオムニバスの話で共通しています。

きっと李監督も橋口監督も今の日本の閉塞感とか、共通する思いがあるのだと思います。
それから恋人たちの映画パンフレットには吉田修一さんが原稿を寄せているみたいなので、やっぱり結構共通する思いがあるんじゃないかなーと思いますので、今作を好きな方で恋人たちを見てない方は是非見ていただきたいと思います。

映画は人間ドラマが主ですが、ちゃんと犯人も明らかにしてくれるので、ミステリーとしても完結していますし、非の打ち所がないと思います。

身近な人を信じられなかった後悔による慟哭(自分自身に対する怒り)。
信じていたのに裏切られたことによる怒り。
怒りのベクトルはどちらに向かっても何かを傷つけずにはいられなく、この映画を見た人の胸にも必ず何かが刺さると思います。

TOHOシネマズ日劇 シネマイレージ6P無料鑑賞 0円
2016年 106作品目 累計119600円 1作品単価1128円

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