劇場版 MOZU 評価と感想/百舌が生煮えな感じでした

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星2点ですが、東の存在で+1点 ☆3点

予告編


映画データ
映画『劇場版 MOZU』の作品情報:逢坂剛のベストセラー小説を基にしたテレビドラマの劇場版。二つの規模の大きな同時テロの捜査にあたる公安警察官の倉木が、事件の背後に存在する謎の人物、ダルマと対峙(たいじ)する。監督に羽住英一郎、キャストには西島秀俊、香川照之、真木よう子と、テレビ版のメンバーが結集。
『劇場版 MOZU』は2015年の映画。『劇場版 MOZU』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
TBS版10話、WOWOW版5話をリアルタイムで見ていたクチで、映画を楽しみにしていました。原作は未読ですが、元々の原作が古いですよね。

映画公開にあわせたスピンオフの『大杉探偵事務所』を見て、なんとなく嫌な予感がしてましたが、予感どおり映画も残念なものになっていました。

まず映画を見るにあたって、前提条件として、ドラマ版を見てない人には楽しめないと思います。
それとドラマ版のときも感じてたのですが、TBS版の10話に比べるとWOWOW版5話は勢いも失速した感じで物語としては尻つぼみになっていった気がします。

それもひとえにダルマの存在を引っ張り過ぎたせいで、ダルマの存在が大きくなり過ぎてしまい、物語の伏線が回収できなくなってしまったところにあると思います。(この辺は同じTBSのドラマのSPECに共通するものがあると思います)

それで映画版ではその伏線を回収するべく、ビートたけしさんを起用してダルマを登場させるのですが、はたしてその実態は、ダルマというのは吉田こまお(よしだこまお)なる人物で、物語中では「吉田こまお」という名前を聞けば誰もが日本の裏社会で暗躍したフィクサーであるということを知っているという設定でした。
で、この吉田こまおなる人物は完全に「児玉誉士夫」を連想させるのですが、役名も「こだまよしお」のアナグラムというかなり雑なものでした。

脚本もかなり雑で、見てて???となるところも多いです。
日本であれだけ頑張って保護していたテロリストが狙っていた少女を、あっさりペナム(架空の国)のチンピラみたいのに奪われてたり、またその描写が無いので、物語として唐突過ぎたり、そもそも、テロリストが少女を奪取することが目的ならば、わざわざ日本で高層ビルのオフィスを襲撃する(物語的には捜査の目を注力させるためとしていますが)必要もない訳で、この辺は映画的派手さのための舞台設定で、脚本の辻褄が合わなくなるだけの害悪でしかありませんでした。

それで、まぁ脚本は酷かったんですけど、不思議と鑑賞後感(読後感みたいなの)はよくて、これはひとえに東和夫役を演じた長谷川博己さんの演技によるものが大きいなぁと思いました。
長谷川さんはシリーズを通じてホント東というキャラクターを育てたと思います。ダルマという存在を完全に食っちゃってました。
まあ映画のテーマもドラマの終盤で出てきた「オメラス」(オメラスから歩み去る人々)と同じなので、オメラスのことを語らせている東が物語上一番重要な人物なので、当然といえば当然なんですが。

この一連のMOZUの映像作品の言わんとしているテーマは凄くいいと思うんですよね(「オメラスから歩み去る人々」で検索すれば色々出てきます)。
ただ、初めに大風呂敷を広げ過ぎて物語が回収できなくなってるところが残念で、そこをクリアできたら完璧な作品だったんですけど。
なので続ければ続けるだけ穴が出るので、正直、ドラマ版だけでよかったかなという気がしました。

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