ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 評価と感想/マクドナルドを飲み込んだ男

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フランチャイズ王におれはなる! ☆4.5点

予告編はこんな感じです

映画データはこちらからどうぞ

(シネマトゥデイ)

映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』の作品情報:マクドナルド・コーポレーションの創業者、レイ・クロックの伝記ドラマ。1軒のレストランを世界最大規模のファストフード・チェーンにした彼の辣腕(らつわん)ぶりや苦悩を描く。監督は、『ウォルト・ディズニーの約束』などのジョン・リー・ハンコック。
(ぴあ映画生活)
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は2016年の映画。『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
1950年代に巨大ハンバーガーチェーン、マクドナルドを作った実在の人物レイ・クロックを描いた伝記ドラマ。
監督はジョン・リー・ハンコック、主演にマイケル・キートン

本作は2017年7月29日(土)公開で全国でも30館弱の上映です。
劇場で予告編を見たことは無かったんですけど、例のごとく公開カレンダーを見ていて面白そうと思い鑑賞しました。

監督はジョン・リー・ハンコック
初めて聞く名前ですが、監督クリント・イーストウッド、主演ケヴィン・コスナーの『パーフェクトワールド』で脚本を務めています。

監督作に『ウォルト・ディズニーの約束』とかがあるようです。

主演はマイケル・キートン
近作は『ロボコップ』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『スポットライト 世紀のスクープ』を見てます。

共演にニック・オファーマン
近作で『なんちゃって家族』『ロング・トレイル』を見てます。

共演にジョン・キャロル・リンチ
近作で『テッド2』『インビテーション』を見てます。

2015年のシッチェスグランプリ ☆4点 シッチェスグランプリの冠に釣られて鑑賞。 ヒューマントラストシネマ渋谷で毎年行われている「未体験ゾーンの映画たち」での鑑賞です。
共演にローラ・ダーン
近作で『ザ・マスター』『わたしに会うまでの1600キロ』を見てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

レイ・クロック役:マイケル・キートン
ディック・マクドナルド役:ニック・オファーマン
マック・マクドナルド役:ジョン・キャロル・リンチ
エセル・クロック役:ローラ・ダーン
ジョアン・スミス役:リンダ・カーデリーニ
ロリー・スミス役:パトリック・ウィルソン
ハリー・ソナボーン役:B・J・ノヴァク
フレッド・ターナー役:ジャスティン・ランデル・ブルック
ジューン役:ケイト・ニーランド

あらすじ

1954年アメリカ。
52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。
ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。
どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店<マクドナルド>があった。
合理的な流れ作業の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し、契約を交わす。
次々にフランチャイズ化を成功させていくが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。
やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟との全面対決へと突き進んでいくーー。

公式サイトより引用)

以下ネタバレ感想になります。

いやー、面白かったですね、これは。
本作の日本での配給はKADOKAWAで提供はテレビ東京/BSジャパン/テレビ大阪となってるんですが「ガイアの夜明け」とか「カンブリア宮殿」みたいな感じで。

映画はまず、マイケル・キートン演じるレイ・クロックがアップで観客に語りかけてきて「鶏が先か、卵が先か」とか「供給を生み出せば需要は生まれる」とか言ってくるんですが、これ全部、ミルクシェイクをいっぺんに作る5軸ミキサーを売るためのセールストークでダイナーみたいな飲食店に営業して回ってるのが分かります。

これ、必要(需要)を作り出せと言っていた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョーダン・ベルフォートみたいだなと思ったんですが、まあそういう山っ気というか野心家である人物だというのが分かります。

180分観れるのか、オレ? ☆4.5点 (あらすじとかは映画.comさんでどぞ)答え:観れましたー!(^^)! 冒頭、マ...
でも、これ、個人経営でやってるようなダイナーで、企業努力の後も見られないようなお店では全然売れないんですね。

1回営業に出るとその地域を重点的に回って暫く家には帰らないんですが、売れなくて意気消沈してモーテルに戻ってくるとノーマン・ヴィンセント・ピールという人の「ザ・パワー・オブ・ポジティブ・シンキング」っていう自己啓発の演説のレコードを聴いて自分を奮い立たせてます。

このノーマン・ヴィンセント ピールという人は知らなかったんですが、教会の牧師なんですけど自己啓発の元祖と言われてる人みたいで、トランプ大統領も唯一尊敬してる人みたいです。

トランプは、大統領になって何をしたかったのか。もしかすると、大統領選に勝って自分が世界最強の男であることを証明したかっただけなのではないか。だから彼の掲げた政策は曖昧で具体性がなく、人々を引きつけて得票に結びつくものではあっても、実現可能性や実効性に乏しいのではないか。目的や使命を見失ったアメリカは、どのような国になる...
それで、レイ・クロックは営業マンなんですけど、いわゆる会社に属してるサラリーマンじゃなくて、秘書を一人雇って自分で会社を経営してて、営業会社みたいなコンサルタント会社みたいなことをしてます。
これだ!と思った商材があったら、それを売って歩くんですね。

1回営業に出ちゃうと会社にも戻れないんで、秘書に電話連絡を入れるんですが、この辺では散々営業に回って売れなかったシェイクミキサーが、6台も注文が入ったって言うんです。
数を間違えてるんじゃないかと思って、その注文のあった店に電話すると、電話口からも忙しそうなのが伝わってくるんですね。
6台って間違えてるんじゃないかと確認すると、8台に増やしてくれと言われて驚くんですが、一体どんな店だろうと興味を持って訪れたのがマクドナルドなんです。

レイはマクドナルドに着くと更に驚いて、見ると行列が出来てます。
レイも商品を買うために行列に並ぶんですが、前の人にすぐ進むわよと言われます。
前の人の言う通りすぐにレジまで進み注文しようとメニューを見ると、ハンバーガーとポテトとシェイクしか無いのにも驚きます。
しかもハンバーガーが15セントと安い!
それでその3つを注文すると、これまたすぐに出てきて驚く訳です。
「今、頼んだのにちゃんと作ったのか?」と怪訝な顔して聞くと、注文もらってから30秒で出せるシステムになってると言われます。
店内には席が無いんで「どこで食べるの?」と聞くと、車の中や家に持って帰って食べたりすると言われます。
「ナイフとフォークは?」って聞くと手で持って食べられると言われます。
レイがファーストフードのシステムを初めて知った瞬間でした。

店の前のベンチで座って食べてると、掃除してるおじさんがいて、商品の感想を聞かれます。
美味しいし、このシステム凄いよと答えると、その人こそが兄マクドナルドのマックでした。
(このオーナーが自ら掃除してるのも経営者によく聞く話です)

──イエローハットを創業された昭和36(1961)年、28歳のときに社内のトイレ掃除を独りで始められたと聞きました。以来、トイレ掃除の活動を53年間も継続されています。きっかけは何だったのですか。鍵山:いろい…
レイはすかさずミキサーの営業マンだと挨拶すると、注文を入れたのは弟のディックの方だと紹介されます。

凄いシステムだと感心すると店内を案内してくれると言います。
早く、正確に調理するため、調理器具も特注していて、そういうアイデアは主に弟のディックから出てきて、フライドポテトの油の温度と揚げ時間にも細かくこだわっていてオタク気質を感じさせます。
レイは説明を聞くほどに感動して、より詳しく話を聞くためにマクドナルド兄弟を夕食に誘います。

夕食ではマクドナルド兄弟がこのお店をオープンするまでの経緯を聞きます。
元々は映画館をやっていたこと。
映画館を潰すと、飲食店の方がいいってことでホットドッグ屋を始めます。
ホットドッグ屋を始めるも立地が悪く、ヤンキーのたまり場のようになってくると、店を移転します。
この店を移転する方法も画期的で店を半分に切ってトレーラーで運びます。
プレハブ工法のはしりみたいで、アメリカではモービルホームとかトレーラーハウスと言われるみたいです。

ホットドッグ屋を元に多メニュー展開していきますが、注文の8割がハンバーガー、フライドポテト、ドリンクに偏ってるのに気が付くと、それに特化した店を作ろうと一度閉店します。

再オープンするにあたり、客回転率を上げようと、注文を受けてから30秒で出すことに決め、フォードの生産方式を参考に店づくりを始めますが、その辺のことはこちらの特別映像に出てます。

マクドナルド兄弟の話は、営業で各地の飲食店を見てきたレイにとっては納得できることばかりでした。

根っからの営業マンであるレイは、このシステムこそ自分が売るべき商材だと気づくと、翌日兄弟にフランチャイズ化を持ち掛けます。

兄弟は、人気のラーメン店が多店舗展開するみたいに、チェーン展開を始めてました。
ただ自分たちの目を離れて品質を落とすことだけは絶対に避けたかったので、レイの提案するような大掛かりなフランチャイズ化は考えてませんでした。

メチャクチャ儲かる店しか多店舗化してはならない‐店舗数が増えると自然にチェーンになると考えている人がいますが、まったく間違っています。チェーンになるためには原理原則があるのです。‐繁盛の黄金律
フランチャイズ化を渋る兄弟を説得するレイ。
兄弟を納得させたのはレイが心酔するノーマン・ヴィンセント・ピールの教え、根気でした。

マクドナルド兄弟の厳しい契約条件にも勝算ありと踏んだレイは嬉々としてサインすると、早速フランチャイズ化に向けて営業に動きます。

が、レイの営業は苦戦します。
営業先が、以前レイが扱っていた商材の紙コップや収納テーブルの営業に来ていたことを覚えていたためで、うさん臭がられてました。
オオカミ少年みたいな感じで、本当にいい商材に出会ったんだけれども、前のことがあり信用されてないみたいな感じです。

レイはとりあえずフランチャイズ化を推し進めなければならないので、妻のエセルに黙って自宅を抵当に入れると資金を調達します。

またレイは、ライオンズクラブのようなロータリークラブのようなクラブに入っていたので、その友人たちに話しをします。
レイはクラブに所属してるとはいえ、友人たちより格下なので馬鹿にされてましたが、妻の口添えもあって友人たちもフランチャイズに乗ってくれます。

レイが資金調達したフランチャイズ1号店は、自身が目を光らせてることもあり成功しますが、クラブの友人たちの店を回ると散々でした。
クラブの友人たちは金持ちの道楽で始めたようなところがあり、何もしなくても金が入ってくると思ってました。
店の周りにゴミは落ちてるわ、多メニュー展開してるわと、やりたい放題です。
自分を大きく見せるために所属していたクラブでしたが、向上心も無く、店のコンセプトも全く理解してない友人たちとは決別するのでした。

レイは妻を伴って退役軍人が集まるような安い食堂に出かけます。
軍を退役後、安定した職に就けずにいるが、真面目で起用で妻がいる若者をスカウトすると、夫婦でお店を任せます。
この目論見は成功し、元々のシステムはいいので、真面目でやる気さえあれば成功するのでした。
この辺は日本のコンビニが夫婦で募集するのと同じですね。

またレイは1号店でハンバーグを非常に上手く焼いていた若者(フレッド・タナー、後の2代目CEO)をスーパーバイザー的なポジションに据えるなどして、フランチャイザー(本部)としてのシステムを確立していきます。

レイはフランチャイズ店舗が増えてきたある日、高級レストランを経営するロリーとジョアンのスミス夫妻に出会います。
ロリーは飛ぶ鳥を落とす勢いでFC展開を進めているレイを知っていてFC加入を申し出ます。
地元の商圏に詳しいロリーはエリアフランチャイズのようなことも考えていました。
一方レイは、ロリーの店でピアノを弾いているジョアンに一目惚れしてしまうのでした。

順調にFC店舗数が増えるレイでしたが、レイはあまり儲かっていませんでした。
マクドナルド兄弟と交わした契約では店の純利益の1.5%がレイの取り分でしたが、ハンバーガー1個15セントの商売では大きく儲からないのでした。
そのため資金繰りが圧迫し、自宅を抵当に入れて受けた融資の返済を3か月滞納してしまいます。

銀行からの連絡は事務所宛てにお願いしていましたが、催促が自宅に来ると妻の知るところとなり険悪な雰囲気になります。

その頃、スミス夫妻が経営するフランチャイズ店でも経費が掛かりすぎることが頭を悩ませてました。
シェイクを作るため大量のアイスクリームの在庫を抱えねばならず、冷凍するための電気料がバカにならないのでした。
そのため純利益が少なくなり、レイの取り分も少なくなるという悪循環でした。

レイは返済を待ってもらうべく銀行に掛け合いますが、けんもほろろに帰されます。
レイはビジネスアイデアやFCのシステムを持ってることを強調しますが、銀行は資産が無いことを見ていたのでした。
すると、そのやりとりを聞いていた会計士のハリー・ソナボーンという男が声をかけてきます。

ソナボーンも飛ぶ鳥を落とす勢いで出店しているレイを知っていました。
一見、順調そうに見えるのに資金難に陥ってることを疑問に思い帳簿を見せてもらうとこの仕組みでは儲からないと言い、行うべきは不動産ビジネスであると言います。

店舗の運営に関することは契約に縛られてるが、出店に関する裁量は任されてるので、別会社で出店予定地の土地を買って店舗から賃料を得る仕組みにすればいいと言われます。

By Mike Mozart世界最大のファストフードチェーンであるマクドナルドのビジネスは「ハンバーガーショップ」であることは間違いない事実ではあるのですが、一方で、実際にマクドナルドの本部が得
この契約の隙間を突くウルトラCで安定した収益を生むようになるとレイとマクドナルド兄弟の立場が逆転していきます。

店舗で経費がかかる問題はジョアンの提案で解決できそうでした。
ジョアンが飲食業界専門誌で見つけたパウダー状のインスタントシェイクミックスを使用することでアイスクリームが不要になります。
ジョアンがレイの前で作って飲ませると味は遜色ありません。
レイはジョアンの仕事ぶりに感心すると同時に、自分の仕事に関心を示さない妻との違いを感じ、ますますジョアンに惹かれていきます。

レイはシェイクの件をマクドナルド兄弟に相談しますが、応じるはずもなく亀裂が決定的になります。
レイはマクドナルド兄弟以外の店舗でインスタントを使用すると、兄弟の知るところとなり、これは完全な契約違反なので訴えられます。

しかし資金が豊富にあるレイが裁判を受けて立つと、折からの心労もたたって兄のマックが倒れてしまいます。
レイはマックの入院先を見舞いに訪れると、白紙小切手を提示して経営権を譲るよう迫るのでした。

またレイは妻エセルとの離婚も決意します。
家も車も資産は全部渡しますが、仕事に関すること(会社の株とか)だけは渡しませんでした。

マックが退院するとマクドナルド兄弟は経営権を売却することに同意します。
金額は270万ドルで利益の1%を支払うことでした。

弁護士も交えて売却の契約を結ぶレイと兄弟。
レイは270万ドルの小切手は切りますが、1%のマージンはフランチャイズの理解を得られないとして書面に残すことを拒否し、紳士協定だと言って兄弟を納得させます。

経営権を手に入れたレイはマクドナルドというブランドを手にしたのでした。

契約に基づき、マクドナルド兄弟の店はマクドナルドの店名が使えなくなります。
ザ・ビッグMと店名だけ変えて再出発しますが兄弟たちの店は長くは持ちませんでした。

この辺は本名なのに芸名として使えない能年玲奈さんみたいです。

能年と事務所、双方の言い分が最も激しくぶつかり合ったのが、「新会社設立」と「改名」についてだった。芸能界のしきたりを破った彼女に、何が待ち受けているのか。当事者が事件の核心を語った。
レイはザ・ビッグMが失敗したのを解説します。
マクドナルドという名前を失ったからだと。
兄弟はレイに店内を案内したように、他の人にもシステムを見せただろうと言います。

その人たちが兄弟と同じようにやって成功しなかったのは、名前が違うからだと。
レイ・クロックハンバーガーじゃ売れないと。
マクドナルドの響きがよかったんだと言います。
そして自分はそれが欲しかったんだと。

エピローグ

紳士協定だと言っていたレイは当然のごとく払っていません。
エセルと離婚したレイはジョアンと再婚していますが、ロリーがどうなったかは分かりません。

レイは52歳のシェイクミキサーの営業マンがどうして世界的チェーンを持てるようになったかを語ります。
世の中、才能や学歴があっても成功出来ない者はゴロゴロしてて、根気と信念がそれに勝ると言います。
レイの場合、フランチャイズ化を根気よく説得し、兄弟を納得させた時点で運命が決まっていたのでした。

鑑賞データ

角川シネマ新宿 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円
2017年 127作品目 累計135000円 1作品単価1063円

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