インビテーション 評価と感想/前頭葉ハゲは怖い

インビテーション 評価と感想
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2015年のシッチェスグランプリ ☆4点

予告編

映画データ

インビテーション (2015):作品情報|シネマトゥデイ
映画『インビテーション』のあらすじ・キャスト・動画など作品情報:シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭2015で最優秀長編映画賞に輝いたスリラー。
http://cinema.pia.co.jp/title/172136/

シッチェスグランプリの冠に釣られて鑑賞。
ヒューマントラストシネマ渋谷で毎年行われている「未体験ゾーンの映画たち」での鑑賞です。
去年の未体験ゾーンでは『グッドナイト・マミー』を観ました。

グッドナイト・マミー 評価と感想/アートな感じのホラーです
どっちつかずで中途半端かなと  ☆3点 予告編 映画データ あらすじ 美容整形の手術で別人のように冷たい人格になったママは、本当にママなのか?!目を背けたくなる展開の恐ろしさに、席を立つ観客が続出!シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリ...

シッチェスの言葉に弱い(本屋大賞みたい)んですが、『グッドナイト・マミー』もシッチェスグランプリでした。
また、同じヒュートラ渋谷で行われた「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2014」でも観てたのはグランプリ作品でした。
『ボーグマン』

ボーグマン 評価と感想/じわじわと侵食される
なんとも不思議な映画です ☆4点 2013年第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門ノミネート作品で、2013年第46回シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリ受賞作品のオランダ・ベルギー・デンマーク合作映画。 監督はオランダ人のアレ...

意識してる訳では無いのですが刷り込まれてますな…。

今作はオンラインでチケット予約してから失敗したと思いまして。
というのもNetflixで『不吉な招待状』のタイトルで以前から配信されてるんですね。

https://www.netflix.com/title/80048977(リンク切れ確認)

Netflixは「ナルコス シーズン1」観るために入ってしばらく止めて、「ナルコス シーズン2」観るためにまた入って、ずっとそのままにしてたので、そっちで見ればよかった…。
まぁでも、音も結構、大事な感じもしたので映画館で観てよかったです。

あらすじ

主人公のウィルは離婚して音信不通だった、元妻のイーデンからホームパーティーに招待されます。
戸惑いながらも出席することにしたウィルは現在の彼女を伴って訪れます。
ウィルたちを暖かく迎えてくれるイーデンと現在の恋人のデヴィッド。それから先に来ていた旧友の5人。

ただ、旧友の中で中国人カップルの彼氏の方がまだ来てませんでした。彼女は先に出たと言うのですが。
また、旧友との集まりだと思っていたウィルはデヴィッドの友人が2人招待されているのに違和感を覚えます。
しかもそのうちの1人の女性はイーデンたちと暮らしていました。

気兼ねない旧友との集まりに惜しげもなく高級ワインを振る舞うデヴィッド。
ウィルが以前住んでたときより、窓に鉄格子などがはめられ防犯が厳重になった家。
デヴィッドが呼んだ友人2人への違和感。
先に着いてるはずが訪れない友人。
以前とはガラッと雰囲気が変わった元妻のイーデン。

これらのことで疑心暗鬼になったウィルは…
というお話です。

ネタバレ感想

観た感想は、ほぼ部屋の中だけで展開するシチュエーションスリラーで、舞台劇向きな作品な気もしました。
未体験ゾーンの映画たち2017http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2017のHPで

”誰もが驚愕する【衝撃のラスト20分】は、決して他言しないで下さい”

と書いてあったので、ラストに何かあるなと思って身構えて観ていたため眠くなりませんでしたが、途中の展開は特に劇的なことが起こる訳でもなく、また登場人物の背景も分かり辛い(というよりボカして描いてる)ので、集中して観ないと眠くなると思いました。
ただ映像や音は凝っていて緊張感のある作りになっていたと思います。

ここからはややネタバレ気味な感想になります(ハッキリとは書きませんが)

観てて思ったのは「大学に入っだばかりで少し仲良くなった同じクラスの友人に合コンに誘われて行ったら、新興宗教の勧誘だった」で、その均衡を自分だったらどう破る?みたいな話でした。

今作に出てくる新興宗教はサイエントロジーっぽいイメージで、ラスト20分の展開は人民寺院の悲劇からインスピレーションを得ていると思います。

ラストのラストは、どう捉えればいいんだろう?
素直に見れば、同時多発的人民寺院に見えますし、もう少し広げれば侵略者的にも見えますし。
シチュエーションスリラーという点で『10 クローバーフィールド・レーン』と共通した部分もあるかも

10 クローバーフィールド・レーン 評価と感想/脚本がセッションのデイミアン・チャゼル
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個人的には昨年の『グッドナイト・マミー』より面白くて、一昨年の『ボーグマン』と同じくらいに思いました。

鑑賞データ

ヒューマントラストシネマ渋谷 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円
2017年 14作品目 累計11400円 1作品単価814円

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