これ実写でやっちゃいけないやつ ☆1.5点
2012年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている麻生周一の同名ギャグ漫画の実写映画化で監督は福田雄一
主演は山崎賢人、共演に橋本環奈、新井浩文、吉沢亮、笠原秀幸、賀来賢人
予告編
映画データ
本作は2017年10月21日(土)公開で全国280館弱での公開です。
「山崎賢人実写やりすぎじゃね?」の特報は、かなり前から映画館で流れたので、「PRに力を入れてるなぁ、大作なのかな?」と思って見てました。
漫画原作は未読でアニメも未見です。
監督は福田雄一さん
近作は『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』『銀魂』を観てます。
『銀魂』は興収38億円超えと今夏のスマッシュヒットとなりました。
主演は山崎賢人さん
近作は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を観てます。
ジョジョは2017年8月4日(金)公開ですが、もう上映してる所無いんですね。
おそらく興収10億に届かず大コケしましたが、内容的にはそれほど悪く無かったと思います。
共演に橋本環奈さん
近作は『セーラー服と機関銃 -卒業-』『ハルチカ』『銀魂』を観てます。
共演に新井浩文さん
近作は『闇金ウシジマくん』『アウトレイジ ビヨンド』『さよなら渓谷』『愛の渦』『まほろ駅前狂騒曲』『百円の恋』『バクマン。』『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』『葛城事件』『銀魂』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』を観てます。
他に共演と配役は以下の通りです。
斉木楠雄: 山崎賢人
照橋心美: 橋本環奈
燃堂力: 新井浩文
海藤瞬: 吉沢亮
灰呂杵志: 笠原秀幸
窪谷須亜蓮: 賀来賢人
蝶野雨緑: ムロツヨシ
神田品助: 佐藤二朗
斉木久留美: 内田有紀
斉木國春: 田辺誠一
あらすじ
生まれながらにとんでもない超能力を与えられた高校生・斉木楠雄(さいきくすお)。しかし、楠雄は、超能力を使わない普通の生活に憧れていた。
しかし、そんな彼の願いもむなしく、クラスメイトはトラブルメイカーばかり! 彼らの巻き起こす災難に巻き込まれてしまう斉木は仕方なく、バレないように超能力を使って危機を回避していた。毎年恒例の一大イベントの文化祭の日。ワケありクラスメイト達がおとなしくしているはずがない! 次々と災難が斉木に襲いかかり、超能力を使わなければ解決出来ない! でも、周りには多くの生徒たち……。どんどん追い込まれていく斉木。
気が付けば、たかが文化祭が、地球滅亡の危機を引き起こそうとしていた! 果たして斉木楠雄は、地球滅亡の危機を乗り越えることが出来るのか?(公式サイトhttp://saikikusuo-movie.jpより引用)
ネタバレ感想
オープニングロゴでアスミック・エースが出てくるのは分かるんですけど、そのあとのSONYとコロンビア・ピクチャーズのロゴが出てきたときは、そこからギャグが始まってるのかと思いましたがマジでした。
本作はソニー・ピクチャーズの日本映画初となるコロンビア映画製作だそうで、ワーナー・ブラザースの後を追い出したんですね。
映画は、最初の車が浮くシーンのチープさを観て、「ああ、この映画ダメだな」と思いました。
基本的には橋本環奈さんの変顔ゴリ押しと笠原秀幸さんのケツ丸出しで笑いを取りにきているので、小学校低学年以下向けの映画だと思いますが、夏休みや冬休みの時期でも無いので、どこら辺を対象にしてるのだろう?と思います。
アニメ版が放送されてたのは知らなかったんですが、ウィキペディアを見ると「おはスタ」内で放送されてたそうなので、当たらずとも遠からずなんだと思います。
内容は無いです。
年に1回の文化祭の日、毎年何かしら問題が起きるんで、今年問題を起こしたら来年以降の文化祭が中止となることを知り、文化祭の日はテレポーテーションで学校さぼって温泉入りに行くのが楽しみだった斉木が、それでは困るということで来年以降も開催できるように、トラブルの芽を摘んでくって話です。
それで結果的にトラブルは、照橋さんが学校の男子で唯一「おっふ」を言わない斉木に、「おっふ」を言わせるべく仕掛けた様々な罠が、海藤や灰呂や燃堂や窪谷須に作用しトラブルになっていく、っていうどうでもいい話です。
斉木がとっとと「おっふ」って言ってれば文化祭も無事に終わったと思います。
平日夜の新宿ピカデリーのシアター5は5割くらいの入りでしたが、笑いは殆ど起きていませんでしたね。
自分も笑ったのはマジシャンのところの「ちょ、ま」くらいですかね。
福田雄一監督は『銀魂』でホームランをかっ飛ばしましたが、本作はそのあとの空振り三振て感じだと思います。
アニメも少し見てみましたがシュールな感じのコメディなんで、そもそもが実写化向きの作品じゃない気がします。
予算かけて実写化する企画の時点で間違いな気がしました。
これだったら「勇者ヨシヒコ」を映画にすればよかったんじゃないですかね?原作ディスにもならないですし。
(原作者の人は嬉しそうに登場してましたけど)
アニメ見た感じ山崎さんの楠雄は再現度高いのかなと思います。
説明台詞というかナレーションというか心の声が多いなと思いましたが、アニメがそんな感じなんですね。
橋本環奈さんの照橋は合ってなかった気がします。
可愛い系の人より、美人系の人、今だと中条あやみさんとかの方が合ってたんじゃないかな?
『銀魂』のときは協和語だったので橋本さんのハスキーな声も合ってたのですが、本作は表の顔はヒロインで裏の顔は腹黒いという役だったのでもう少しクールビューティーな人の方が合ってたんじゃないかと思います。
変顔は凄い頑張ってましたけどね。
うーん、あんまり書くことないなぁ(笑)
こういう作品は夜7時から2時間くらいのテレビドラマで小中学生向けに放送するくらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。
自分が子供の頃はこういう小中学生向けの実写連続ドラマ(「ねらわれた学園」とか)よくやってたんですが、今は皆無ですもんね。
笠原さんのポジションなんかは往年の柳沢慎吾さんだもんなぁ。
超能力を持ちながらお色気に走らなかったのは、今どきというか草食男子らしいなと思いました。
ちなみにアニメはテレビ東京系列でやってたのに、映画は日本テレビ系列なんですね。
『ラストコップ THE MOVIE』に引き続き駄作なんじゃないかと思います。
鑑賞データ
新宿ピカデリー SMTメンバーズ プレミアムフライデー料金 1100円
2017年 178作品目 累計191000円 1作品単価1073円
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