HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 評価と感想/HENTAIは世界の共通語だ!

変態仮面2 評価と感想
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前作よりパワーアップ  ☆5点

予告編

映画データ

HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス (2016):作品情報|シネマトゥデイ
映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:あんど慶周のコミックを基にした実写化企画の第2作で、鈴木亮平演じる頭にパンティーをかぶることでパワーを発揮する主人公が新たな危機に挑むアクションコ...
http://cinema.pia.co.jp/title/169872/

原作漫画未読です。

前作は最近テレビでやってたのを見ましたが、前作を見てなくても全然大丈夫です。

あらすじ

パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせている中、狂介は相変わらず愛子のパンティ被って悪を倒していた。

複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが徐々に二人の心はすれ違い始める。

一方、同級生の真琴正は、気づかぬうちに愛子を傷つける狂介への憎悪を募らせていく。

愛子を失い、さらに世界中からパンティが消えるという未曽有の危機を迎えた変態仮面の前に、史上最恐の敵が現れる。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

前作から色々クリア(変態仮面の成り立ちとか葛藤とか)になってるのでテンポが非常によかったです。

設定は高校生から大学生になっています。
まず狂介(鈴木亮平)が愛子(清水富美加)ちゃんに正体を隠さなくてよくなったのが大きいです。
話がサクサク進みます。
それから大金玉男(ムロツヨシ)のバックボーンが財閥と明かされたのでスケールアップ感が増しました。
悪の組織のショッカーや007でいうところのスペクター感が出てたと思います。
おバカスパイ映画の『オースティン・パワーズ』みたいにもう1作くらい作れると思いました。

良かった点は、主演のお二人共(鈴木亮平さん、清水富美加さん)、朝の連ドラ出演を経て、前作とは比べ物にならないくらい知名度が上がっていますが、演技力の方も確実に上がっていて、演技力がこの映画を支えているということです。

脚本の台詞が面白いので、役者さんが変に面白がらせようとしなくても、しっかりした演技をすることで面白さが浮き立ってきます。

そして脚本も前作より練れてる気がします。

前作はいわばまだ東映アクションヒーローの範疇だったのですが、本作はマーベルヒーロー物になるような広がりを感じさせます。

海外で公開してもそこそこ健闘できそうな気がします。
是非、海外で公開して欲しいです。

小ネタも海外向けだと思います。
・大金玉男の首から下はカニのロボットは『遊星からの物体X』

・真琴正のダイソン掃除機とカニの融合は『ザ・フライ』

・ニューヨークのシーンは完全に『スパイダーマン』

・飛騨の山奥の修行は『ベスト・キッド』

・でかくなった大金玉男は『ゴーストバスターズ』のマシュマロマンや古くは『大魔神』

・体内に入ってやっつけるのは『アントマン』とか古くは『ミクロの決死圏』

この辺は海外の人も感じると思うのでイケると思うんですよね。

身体の発注の「三代目J Soul Brothers」的な台詞は各国のそういう人に当てはめればいいですし(イギリスならワン・ダイレクションとかアメリカならバックストリート・ボーイズとか)

『ヤッターマン』のドロンジョ的パロディもありました。

あと最近は、日本のSMも海外で認知度が上がってきてますし、特に縄、亀甲縛りとか芸術っぽい捉え方もされてるので面白いと思うんですよね。

ヤスケンさんの自らの拷問シーンとかもう爆笑じゃないですかwww

これ日本でも上映館数が50館くらいなんですよね。
もったいないと思います。

アイアムアヒーロー』くらいの規模(200~300館)でも全然イケると思います。

日本でもヒットして、海外でもヒットするような映画になるポテンシャルは秘めてると思います。
オススメです。

鑑賞データ

新宿バルト9 夕方割 1300円
2016年 54作品目 累計63300円 1作品単価1172円

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