愛の渦 評価と感想/本能のままには生きられない

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愛の渦からの恋の渦 ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

劇団「ポツドール」を主宰する三浦大輔氏による舞台で第50回岸田國士戯曲賞を受賞した同作を、本人の手により映画化した作品です。

ちょうど1年くらい前に、ポツドールの舞台としては「愛の渦」よりあとになる『恋の渦』が『モテキ』の大根仁監督により映画化されましたが、あちらはワークショップから派生したインディーズ映画で1年経った今もどこかの映画館で上映されているのに対し、こちらは製作に東映、配給にクロックワークスが入っていてメジャー映画としての公開となりました。

舞台版の「愛の渦」も「恋の渦」も未見でしたが、映画版『恋の渦』は2回観ました。
2作ともタイトルこそ似ていますが、直接的な繋がりはなくお話も全く違いますが、人間の本質を描き出す(とうより炙り出す)という点では一致していたと思います。

『恋の渦』では友人を中心とした合コンから始まる男5女4人の恋の駆け引きを描いた作品でしたが『愛の渦』では所謂、裏風俗。夜な夜なマンションの一室で行われる乱交パーティでのある一夜の出来事です。

「セックスがしたくてしたくてたまらない」といった欲望だけで集まった、顔も名前も知らない男女8人ですが、そこで繰り広げられる密室劇は私達の日常生活となんら変わりないと思いました。

共通の目的で集まりお膳立てが整っているのにも関わらず流れる沈黙。漲る緊張感。
お互いがお互いを意識して誰も動けずにいて、動物のように本能の赴くままにという訳にはいかずやはり理性が働く。
均衡を破るのは誰なのか。そして乱交の先には何があるのか。

自分もここに参加しているかのような緊張感でハラハラして観ました。

性への欲望をダイレクトに描いている作品ではありますが、決してエロ目的だけではなく、そこに流れる感情は私達を取り巻く社会そのもので、深いテーマの作品だと感じました。

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