バトル・オブ・ザ・セクシーズ 評価と感想/これは男女間のロッキーだ

バトル・オブ・ザ・セクシーズ 評価と感想
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実録路線的な面白さ ☆5点

1973年に当時29歳で女子テニス世界チャンピオンのビリー・ジーン・キングと55歳で元男子テニス世界チャンピオンのボビー・リッグスによる“The Battle Of The Sexes”(性別間の戦い)と呼ばれた世紀の一戦をそこに至るまでを含めて描いた実録映画。
監督はジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス、主演にエマ・ストーン、スティーヴ・カレル

予告編

映画データ

バトル・オブ・ザ・セクシーズ : 作品情報 - 映画.com
バトル・オブ・ザ・セクシーズの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが実在のテニスの女王を演じ、1970年代に全世界がその行方を見守った世紀のテニス...

本作は2018年7月6日(金)公開で、全国13館での公開です。
今後順次公開されて、最終的には41館での公開となるようです。

予告編はTOHOシネマズシャンテに行った時に数回見てて面白そう!と思いました。
ここ数年、良作を連発しているフォックス・サーチライト・ピクチャーズ作品ということで期待して観に行ってきました。

監督はジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス
『リトル・ミス・サンシャイン』の監督で夫婦監督なんだそうですが、初めましてです。

ミュージックビデオを多く手掛けているようで、オアシス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ビースティ・ボーイズ、R.E.M.、スマッシング・パンプキンズ、などの有名どころを手掛けてるのも知りませんでした。

主演にエマ・ストーン
近作は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『ラ・ラ・ランド』を観てます。

主演にスティーヴ・カレル
近作は『フォックスキャッチャー』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』『カフェ・ソサエティ』『30年後の同窓会』を観てます。

共演にアンドレア・ライズボロー
近作は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『ノクターナル・アニマルズ』を観てます。

共演にビル・プルマン
近作は『エージェント・ウルトラ』を観てます。

共演にアラン・カミング
近作は『チョコレートドーナツ』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

ビリー・ジーン・キング: エマ・ストーン
ボビー・リッグス: スティーブ・カレル
マリリン・バーネット: アンドレア・ライズボロー
グラディス・ヘルドマン: サラ・シルバーマン
ジャック・クレーマー: ビル・プルマン
カスバート・“テッド”・ティンリング: アラン・カミング
プリシラ・リッグス: エリザベス・シュー
ラリー・キング: オースティン・ストウェル
ロージー・カザルス: ナタリー・モラレス
マーガレット・コート: ジェシカ・マクナミー
ロニー・クール: エリック・クリスチャン・オルセン
バリー・コート: ジェームズ・マッケイ
レオ・ブレア: フレッド・アーミセン

あらすじ

全米女子テニスチャンピオンのビリー・ジーン・キングは怒りに燃えていた。全米テニス協会が発表した次期大会の女子の優勝賞金が、男子の1/8だったのだ。仲間の選手たちと“女子テニス協会”を立ち上げるビリー・ジーン。資金もなく不安だらけの船出だったが、著名なジャーナリストで友人のグラディス・ヘルドマンがすぐにスポンサーを見つけ出し、女子だけの選手権の開催が決まる。時は1973年、男女平等を訴える運動があちこちで起こっていた。女子テニス協会もその機運に乗り、自分たちでチケットを売り、宣伝活動に励む。
トーナメントの初日を快勝で飾ったビリー・ジーンに、かつての世界王者のボビー・リッグスから電話が入り、「対決だ! 男性至上主義のブタ対フェミニスト!」と一方的にまくしたてられる。55歳になって表舞台から遠ざかったボビーは、妻に隠れて賭け事に溺れていたのがバレ、夫婦仲が危機を迎えていた。再び脚光を浴びて、妻の愛も取り戻したいと考えたボビーの“名案”が、男対女の戦いだった。
ビリー・ジーンに断られたボビーは、彼女の一番のライバルであるマーガレット・コートに戦いを申し込む。マーガレットは挑戦を受けるが結果は完敗、ボビーは男が女より優秀だと証明したと息巻くのだった。逃げられない運命だと知ったビリー・ジーンは、挑戦を受ける。その瞬間から、世界中の男女を巻き込む、途方もない戦いが始まった──!

(公式サイトhttp://www.foxmovies-jp.com/battleofthesexes/より引用)

ネタバレ感想

マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」は、この女子テニス選手のことと勘違いされるほど有名だったらしいんですけど、ボビー・リッグスとの世紀の一戦を含め、このことは全く知りませんでした。

参考 ビリー・ジーン・キング – Wikipedia

1970年代って「アントニオ猪木対モハメド・アリ」とか、面白いことやってたんですね。

劇中では、ボビー・リッグスが「ビリー・ジーン・キングを倒したら次はクリス・エバートだ」みたいなことを言ってて、自分が女子プロテニス選手として名前を知ってるのはクリス・エバートやマルチナ・ナブラチロワからで、その世代が台頭してくる前のお話なんですが、ナブラチロワがキャリアの初期にはビリー・ジーンとダブルスを組んでいたのも知らなくて、感想を書くのに色々調べていると、1960年代後半から70年代のプロテニス界の歴史が分かって中々興味深いです。

本作は予告編を見るとビリー・ジーンvsボビー・リッグスの戦いが前面に押し出されていますが、劇中にビリー・ジーンがボビー・リッグスのことを「彼は(男性至上主義者やアンチ・フェミニストの)ピエロよ」と言っていて、本当の敵はその後ろにいるジャック・クレーマーなんですが、このジャック・クレーマーをウィキペディアで調べると、中々面白いんです。

参考 ジャック・クレーマー – Wikipedia

本作ではビル・プルマンが演じてますが、この人は第二次世界大戦後のアメリカプロテニス界のボスとして君臨したようで、3歳年上のボビー・リッグスと同様、テニス選手としての全盛期は第二次世界大戦中で、他の世代のテニス選手と比べると活躍の場は限られていたようですが、終戦から2年後の1947年にプロ入りすると、先にプロ入りしてたボビー・リッグスと対戦し、プロツアーデビューを果たします。

その頃のプロテニスツアーはトーナメント大会以外に「エキシビジョンツアー」というのがあったようで、クレーマー対リッグスのセットによるツアーで各地を回り、興行試合をこなしていきます。

その中でクレーマーは興行試合を充実させるために、テニスのグランドスラム大会(全米、全仏、全豪、ウィンブルドン)の成績優秀者たちをプロテニスツアーに引き抜いていき、興行試合を成功させていきます。

その頃のグランドスラムはアマチュア限定の大会でプロになると出場できなくなることから、アマチュアテニス界の空洞化を引き起こしていくんですが、クレーマーは逆に成功していきます。

1952年にはプロテニスツアーの会長に就任し、1954年に故障のために現役を引退すると以降はツアー運営に専念し、長きに亘ってプロテニス界のボスとして君臨していくことになります。

しかしクレーマーがプロテニス界のボスとして君臨するようになると、テニス界はプロとアマチュアの間に大きな隔たりが出来、グランドスラム大会のレベルも低下していきます。

結局、これによってグランドスラムはプロも出場できるようになり、テニス界のオープン化が始まります。
1968年に全仏が全仏オープンとなると、他の3大会もオープンが付くようになります。

アマチュアの伝統の大会をプロが飲み込んだことにより、プロ組織も再編されていきます。
1968年に「ワールド・チャンピオンシップ・テニス(WCT)」が組織されると、それを吸収する形で現在まで続く「男子プロテニス協会(ATP)」が1972年に発足し、初代最高責任者にジャック・クレーマーが指名されたというのが本作の時代背景になります。

劇中では女子の優勝賞金が男子の1/8と知ったビリー・ジーンが「観客動員もチケット収入も男子の1/8なのか?」とクレーマーに迫りますが、聞く耳を持ちません。
怒ったビリー・ジーンは目玉選手でもあるので、次の大会に出ないと宣言し、女子選手の賞金を上げる方法を模索するという訳です。

ビリー・ジーンが設立した「女子テニス協会(WTA)」は1973年6月の発足ですが、女子だけによる大会は1970年9月23日にテキサス州ヒューストンのヒューストンラケットクラブで開催され、優勝者はビリー・ジーンのダブルスのパートナーでもあるロージー・カザルスです。

この大会のスポンサーを見つけたきたのは、ビリー・ジーンの友人でワールドテニスマガジンという雑誌の創設者であるグラディス・ヘルドマンでしたが、スポンサーがフィリップモリス社というのは映画を観てて面白かったところです。

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今では世界的禁煙の流れで女性からも嫌われてるタバコですが、当時はウーマン・リブの流れもあってカッコいいイメージを打ち出したかったのでしょう。
フィリップモリス社も女性向けのタバコ「バージニア・スリム(現在はバージニア・エス)」を1968年から発売したばかりでイメージ戦略に合致したんだと思います。
劇中、ヘルドマンは選手に「カメラに映る際は、タバコを持って」と言います。

また、スポンサーがすぐに見つかったのは、当時のフィリップモリス社のCEOジョゼフ・カルマン3世がテニス愛好家だったことも大きいようです。
この女子による大会はバージニアスリムサーキットと銘打たれ、各地を転戦し人気を博し、現在まで続くWTAツアーの基礎となったようです。
WTAツアーの年間最終戦はWTAファイナルズと呼ばれますが、その第1回は1972年のバージニアスリム選手権で、1979年~82年を除き、1994年まで続きます。

一方、ビリー・ジーンからピエロと言われたボビー・リッグスは、1967年に国際テニス殿堂入りするものの、テニス界からは遠ざかっています。
劇中ではエリザベス・シュー演じる妻のプリシラの尻に敷かれていて、男性至上主義者ということを感じさせないのも本作の面白い所です。
家ではマスオさん状態で、自宅は豪華でお金持ちのようでしたが、会社に行ってもやることが無さそうで、何でかな?と思いました。

調べたら、ボビーは再婚でプリシラは2番目の妻だったようですが、ニューヨークに本拠を置くヴェラン・ドラッグストアという有名なチェーン店を経営する一族の令嬢で、婿養子みたいな感じだったんだと思います。

しかし、勝負の世界に生きてきて根っからのギャンブラーであるボビーが退屈な日常に耐えられるはずも無く、ギャンブルにのめり込んでいきます。
セレブな友人たちとの賭けテニスに興じますが、勝ってしまって高級車を贈られると、妻の知るところとなり激怒されます。

かつての栄光を取り戻し、妻の愛も取り戻したいボビーは、友人たちの「ビリー・ジーンと対戦して打ち負かせば面白いんじゃないか」の言葉にヒントを得ます。
ボビーのセレブ友人たちも男性至上主義者たちで、テニス界で起きてる男女同権を不満に思っていたのでした。

ボビーは大衆受けしそうな「男性至上主義のブタvsモジャ脚のフェミニスト」というキャッチコピーを思い付くと、すぐさまビリーに電話します。
しかし、ビリーは女子ツアーが軌道に乗り始めたことや、「勝てば賞金10万ドル」というボビーの見世物興行として利用されるのを察知し、こちらもすぐさま断りを入れます。

ビリーをどうしても引っ張り出したいボビーは、同じく女子のトップ選手であるマーガレット・コートに目を付けます。

参考 マーガレット・スミス・コート – Wikipedia

マーガレット・コートは1970年に女子選手としては2人目の年間グランドスラムを達成し、グランドスラム女子シングルス優勝は歴代最多の24勝(2位はセリーナ・ウィリアムズの23勝)で、12勝のビリーを上回るライバル選手です。

しかし、ビリーが男女同権を訴えるのに対し、マーガレットはノンポリで、劇中では女子ツアー黎明期のチケットの手売りや安モーテルでの転戦を快く思ってない人物として描かれます。
夫と子供と一緒にツアーを転戦してて、「家族との幸せが第一」と考えるタイプとして描かれています。

なのでボビーの高額な対戦料の申し出にあっさり応じ、対戦する運びとなります。
ボビーはマーガレットと対戦が決まると、前妻との間の息子ラリーを呼び寄せトレーニングに励みます。

試合は1973年5月13日の「母の日」に行われ、「世界一有名な母親」であるマーガレットに6-2、6-1で圧勝すると、「やはり女は男に敵わない」という男性至上主義者たちを勢いづかせることになります。

マーガレットに勝利し「男女対抗試合」を成功させたボビーは、メディアを使ってビリーへの挑戦を表明し、外堀を埋めていきます。

一方、その頃のビリーは、女子ツアーに帯同する美容師のマリリン・バーネットと恋仲になり、成績を落としていて、マーガレットにも負けていました。
ビリーには不動産業を営むラリー・キングという夫がいましたが、この頃になると自身の性的指向に気づき始めます。
ビリーとマリリンの関係は女子選手の間でも噂になり、夫のラリーも知ることになります。

ただ劇中でのラリーはできた人で、ビリーにとっての一番はテニスと知っていて、自分やマリリンの存在は二番目、三番目と知っています。
ビリーがマリリンに夢中なのに気づいたラリーは、「テニスに集中出来る環境を与えて欲しい」とマリリンにお願いするのでした。

ビリー自身も、マーガレットの敗戦によってボビーの挑戦が避けられないと悟ると、対戦を受け入れ自身をストイックに追い込んでいきます。
マリリンもツアーには帯同せず、遠くからビリーを見守ります。

ビリーと対戦が決まったボビーでしたが、女子ナンバーワン選手に圧勝した余裕からか練習を全くしません。
興行試合を盛り上げるためにマスコミへのアピールに終始し、トレーニング代わりに、金魚の糞のようにくっついて回るパトロンの健康食品会社社長から渡される怪しげなサプリメントを服用するだけです。

この辺の感じはパフォーマンスばっかりして、余裕ぶっこいてた『ロッキー』のアポロみたいでしたね(笑)

本作ではビリー対ボビーの対戦の前に大きな山場があります。
ビリーは試合の前日に、テレビ中継の解説者がクレーマーだと知ると、クレーマーが解説者なら試合に出ないと言います。
テレビ局も男性至上主義者vsフェミニストと更に強く煽りたい手前、交渉は難航しますが、結局はクレーマーが折れて解説を取りやめることになります。

クレーマーにしてみれば、世界の多くの男性至上主義者同様、ボビーが勝つと思ってますし、それが何よりも男性優位を示すものなので、引いてもどうってこと無いことなんですが、ここが勝負の分かれ目でした。

試合は1973年9月20日テキサス州ヒューストンで行われます。
試合当日になるとボビーに付き添っていた息子のラリーも「試合はホテルの部屋のテレビで見る」と言って会場までは行きません。
ボビーの方は試合会場に入場すると、そこでもパフォーマンスに明け暮れ、スポンサーにもなってるシュガーダディキャンディーを持って美女を侍らせマスコミの記念撮影に応じます。

ちなみにアメリカでは「シュガーダディ」は「金で若い女性を囲うオヤジの意」があるらしく、ボビーはどこまでも悪ノリしてるんですが、全ては男性至上主義者たちのピエロであるんですよね。

試合は男子と同じ5セットで行われ、ビリーの6-4、6-4、6-3のストレート勝ちでした。

ビリーは一旦、控室に戻り、一人で勝利の喜びを噛みしめ涙を流すと、大勢の人が祝福する会場に向かい拍手喝采を浴びます。
一方、試合で無様な姿を晒したボビーの周りには取り巻きもいなくなり、一人でうなだれてますが、妻のプリシラが迎えに来てこちらもハッピーエンドで終わります。
ただ、テロップで結局はギャンブルをやめられなかったことが明かされます。

 

勝敗については2013年になって、ボビーが八百長をしたという記事が出たようですが、真実は分かりません。

【テニス】4大大会12冠のビリー・ジーン・キングが八百長?
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その後の女子テニス界は、ビリー・ジーン・キングが1983年に39歳で引退、マーガレット・コートが1975年に33歳で引退すると、クリス・エバートとマルチナ・ナブラチロワの時代に入っていきます。
さらにそれから、シュテフィ・グラフ、モニカ・セレシュ、マルチナ・ヒンギス、リンゼイ・ダベンポート、セリーナ・ウィリアムズの時代へと続き、WTAツアーの人気は継続しています。

女子選手の生涯獲得賞金も2000万ドル以上が16人と、男子選手の15人を上回っており、プロテニス界においてビリーの戦いは結実したんだと思います。

役者陣ではエマ・ストーンとスティーヴ・カレルの両主演はもちろんよかったんですが、デザイナー役のアラン・カミングが、こういう役をやらせると上手いなぁと思います。

日本だと篠井英介さんを思い浮かべるんですが、『チョコレートドーナツ』同様よかったですね。

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公開館数がまだ少ない本作ですが、殆どのところで8月から9月にかけて公開されるので、お近くで上映されたら、是非足を運んで頂きたい作品です。

鑑賞データ

TOHOシネマズシャンテ シネマイレージデイ 1400円
2018年 116作品目 累計111100円 1作品単価958円

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