フォックスキャッチャー 評価と感想/役者陣の演技が凄い

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アカデミー賞は獲れなかったですけど ☆5点

予告編


映画データ
映画『フォックスキャッチャー』の作品情報:デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンが起こした殺人事件を映画化した実録ドラマ。ジョン・デュポンが結成したレスリングチームに引き抜かれた五輪メダリストの兄弟が、彼の知られざる姿を知った果てに悲劇に見舞われる。監督は『カポーティ』などのベネット・ミラー。
『フォックスキャッチャー』は2014年の映画。『フォックスキャッチャー』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
ベネット・ミラー監督の手腕たるや素晴らしかったです。
同監督作の「カポーティ」も「マネーボール」も見たことないですが、なかなかの実力者とお見受けしました。

実話ベースのお話で昨年アカデミー賞候補に上がった『ダラスバイヤーズクラブ』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』よりも上手かったと思います。

まずキャスティングが良かったと思います。
ジョン・デュポンを演じたスティーブ・カレルですか。この人の内に秘めた狂気というのがひしひしと伝わってきました。
この方もあまり馴染みがなかったんですが、聞けばコメディアン出身だそうで。
ロビン・ウィリアムズやトム・ハンクスなんかもそうですけど、ハリウッドのコメディアン出身の俳優の層の厚さは凄いですね。
個人的にはコメディを出来る人は演技が上手いと思っているのですが、日本だとその土壌はまだまだな感じがします。

それからシュルツ兄弟を演じたチャニング・テイタムとマーク・ラファロもよかったです。本物のアマチュアレスラーにしか見えませんでした。どうやって体作り・役作りしたんでしょうね。この二人のリアルなレスリングシーンが映画をアクティブな物にしていたと思います。

それで監督の演出ですが、テンポも速すぎることなく、ゆったりどっしりしていて物語も淡々と進んでいきますが、それでいて最後まで飽きることなくしっかり見れました。
ややもすれば退屈な展開になるところ、デュポンが時折見せる狂気に走る緊張感や、リズミカルなトレーニングシーンやレスリングシーンで物語に抑揚が効いていたと思います。この辺のバランス感覚は絶妙に上手かったと思います。

映画では大富豪の家に生まれた者ならでは苦悩と母との確執。
レスリングで金メダルを獲ってもそれだけでは生活できない当時のアメリカ社会。幼い頃に両親を亡くし兄が父代わりだった兄弟ならではの問題など、それぞれの苦悩が深く描かれていたと思います。

最後に起きる事件に向かって映画的に収束していく様は見事で、見終えたあとの余韻もよかったです。
実話ベースではありますが、映画らしい映画を観たなぁという気分にさせてくれる作品で大満足でした。

角川シネマ有楽町 水曜サービスデー 1100円

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