大人こそ楽しめる作品 ☆4点
マーベル・シネマティック・ユニバースの第20弾で2015年に公開された『アントマン』の続編でシリーズ2作目。
監督は前作から引き続きペイトン・リード、主演のアントマンにポール・ラッド、共演にエバンジェリン・リリー、ミシェル・ファイファー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ダグラス
予告編
映画データ
本作は2018年8月31日(金)公開で、全国354館での公開です。
キティちゃんのペッツが大きくなるのが印象的な予告編はよく目にしました。
ただ、前作の『アントマン』を見てなかったのでスルーしようと思ったんですけど、フリーパスポートが有ったので観てきました。
監督はペイトン・リード
前作を見てないので初めましての監督さんかと思ったんですが、『チアーズ!』の監督だったんですね。
2000年に公開された『チアーズ!』は7千万ドルくらいのヒットになって、2003年の『恋は邪魔者』は振るいませんでしたが、2006年の『ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き』と2008年の『イエスマン “YES”は人生のパスワード』はそれぞれ1億ドルくらいの北米興収を上げててそこそこのヒットメーカーな気がするんですが、降板したエドガー・ライト監督に代わって2015年に『アントマン』を監督するまで映画は7年くらい空いてたんですね。
その間はテレビシリーズを撮ってたみたいですけど、何で声がかからなかったんだろう?
主演はポール・ラッド
近作は『ウォールフラワー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ソーセージ・パーティー(声の出演)』を観てます。
共演にエバンジェリン・リリー
前作を見てないので初めましての女優さんです。
『ハート・ロッカー』や『ホビット』のシリーズに出演してるようです。
共演にマイケル・ペーニャ
近作は『アメリカン・ハッスル』『オデッセイ』『ホース・ソルジャー』を観てます。
共演にミシェル・ファイファー
近作は『オリエント急行殺人事件』を観てます。
共演にローレンス・フィッシュバーン
近作は『パッセンジャー』『ジョン・ウィック:チャプター2』『30年後の同窓会』を観てます。
共演にマイケル・ダグラス
近作は『アンロック/陰謀のコード』を観てます。
他に共演と配役は以下の通りです。
スコット・ラング/アントマン: ポール・ラッド
ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ: エバンジェリン・リリー
ルイス: マイケル・ペーニャ
ソニー・バーチ: ウォルトン・ゴギンズ
ジム・パクストン: ボビー・カナベイル
マギー: ジュディ・グリア
デイヴ: ティップ・“T.I.”・ハリス
カート: デビッド・ダストマルチャン
エイヴァ/ゴースト: ハナ・ジョン=カーメン
キャシー: アビー・ライダー・フォートソン
ジミー・ウー: ランドール・パーク
ジャネット・ヴァン・ダイン: ミシェル・ファイファー
ビル・フォスター: ローレンス・フィッシュバーン
ハンク・ピム: マイケル・ダグラス
あらすじ
頼りなさすぎるヒーロー<アントマン>と、完璧すぎるヒロイン<ワスプ>──ふたりの前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女<ゴースト>が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる。敵の手に渡れば、世界のサイズが自在に操られてしまう!? さらに、金目当ての武器ディーラーの襲撃や、アントマンを監視するFBIの追跡も巻き込み、人や車、ビルなど全てのサイズが変幻自在に変わる“何でもアリ”の大騒動に! ユニークなパワーと微妙なチームワークで、アントマンとワスプは世界を脅かす“秘密”を守り切れるのか?
(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
ストーリーはウィキペディアが詳しいんでそちらをご覧下さい。
前作は映画館で予告編を見たときに、子供向けっぽい気がしたのと、『ミクロの決死圏』の既視感があって、何となく観る気がしなくてスルーしてしまったんですけど、結論からいうととても面白かったです。
というか、よくよく思い返してみると『ミクロの決死圏』は、とても面白かったのでした。
基本的には東武ワールドスクウェアだったり
マギー審司さんだったりの
「ちっちゃくなっちゃった」「でっかくなっちゃった」は単純に楽しいし、面白いんですよね。
前作でのアントマンは巨大化しなかったようですが本作では巨大化して、これを見たときにウルトラマンを思い出したらやっぱりそうでした。
それでよくよく考えたらウルトラセブンでも『ミクロの決死圏』にインスパイアされて小さくなった回があって、本作が楽しかったのは知らず知らずのうちにあの頃のワクワク感が蘇っていたからだろうなと思いました。
主人公のスコット・ラングを演じるポール・ラッドは、最初は見慣れないので地味だなと思ったんですが、物語が進んでいくとバツイチアラフォーでヒーロー然としてない感じは、逆に親近感が湧く感じでよかったです。
あと、何がいいって愛娘のキャシーが可愛いんですよね。
演じてるのはアビー・ライダー・フォートソンですが、『アントマン』撮影時が6歳で本作では9歳だそうですが、あの父娘の関係にほっこりするので、続編を作るのであればあまり大きくならないうちに是非作って頂きたいです。
本作でのアントマンはソコヴィア協定違反でFBIの監視下に置かれるという枷があるのですが、そのことが物語を面白くしてたと思います。
まず本作から登場したFBI捜査官ジミー・ウーとの掛け合いが面白いです。
演じてるのはランドール・パークという韓国系アメリカ人のコメディアンだそうですが、公開中止となった『ザ・インタビュー』で金正恩役を演じてる人で、なかなかの実力者なんだと思います。
気付かなかったんですが自分が観た作品では『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』に出てたようです。
次にアントマンが活躍出来ない分、ワスプの活躍が広がってアクションシーンに見どころがありました。
面白い映画に共通するバディ物の雰囲気もよく出てたと思います。
本作の敵のゴーストに関しては、「あんな奪い合いをするんだったら、量子研究所を順番に使う手は無かったのかな?」と思いましたが、それを言っちゃうと身も蓋も無いですね。
ただ結果的にはゴーストも救われてハッピーエンドだったのはよかったです。
そして問題のポストクレジットシーンですよね。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のポストクレジットシーンでは、北米で2019年3月8日(金)公開予定の『キャプテン・マーベル』が重要になってきそうでしたが、アントマンも重要になってきそうですよね。
『アベンジャーズ4』が楽しみで仕方ないです。
鑑賞データ
TOHOシネマズ上野 1か月フリーパスポート 0円
2018年 139作品目 累計125100円 1作品単価900円
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