期待したわりに面白くなかった ☆3点
予告編
映画データ
あらすじ
人類による有人火星探査ミッション<アレス3>が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニーは暴風に吹き飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に生きていた。独りぼっちで火星に取り残され、地球との交信手段もなく、次にNASAが有人機を送り込んでくるのは4年後。サバイバルに不可欠な食糧も酸素も水も絶対的に足りない。そのあまりにも過酷な現実を直視しながらも、ワトニーは決して生き延びることを諦めなかった。やがてワトニーの生存を知って衝撃を受けたNASAや同僚のクルーは、地球上のすべての人々が固唾をのんで見守るなか、わずかな可能性を信じて前代未聞の救出プランを実行するのだった……。
(公式サイトhttp://www.foxmovies-jp.com/odyssey/より引用)
ネタバレ感想
公式サイトを見ても、3Dをアピールしてないように感じたので2D字幕で鑑賞しました。
観る前はちょっと眠かったんですけど、冒頭から火星に嵐が吹き荒れて、ワトニー(マット・デイモン)が一人取り残されるシーンは迫力があって、一気に引き込まれました。
その後の展開は他の感想などで目にしていた通り、火星版ダッシュ村+でんじろう先生が合わさった感じだなと思いました。
最後も無事ハッピーエンドで終わってよかったんですけど、全体的に何か物足りないんです。
冒頭の嵐の感じは同監督の『プロメテウス』でもありましたし、ラストの宇宙遊泳状態は『ゼロ・グラビティ』でやってましたし、そっちの方がハラハラしましたから。
やっぱり一昨年『ゼロ・グラビティ』あって去年『インター・ステラー』とあって両作とも素晴らしかったんですが、リアル宇宙モノとしては三番煎じくらいになっちゃったと思います。
まぁどっちかっていうとサバイバル映画ですね。
宇宙じゃなくても無人島でもいい。
全世界が見守っているというのが伝わってこなかったからかもしれません。
あと、この映画、なんで魅力が無いのだろう?と考えたときに、管制室がクソだったんですよね。
人命より体面重視。
この感じ去年自分の中でワースト映画だった『ジュラシック・ワールド』に通じています。
面白かった宇宙モノ映画は管制スタッフもいいんですよね。
『ライトスタッフ』『アポロ13』両方に出てたエド・ハリスとか、アポロ13のゲイリー・シニーズとか。
インターステラーなんかも理解ありました。
やっぱり宇宙とか大きなものを相手にしたときは一致団結して欲しいのですよ。
なので、否定的な意見もある、突然の中国介入シーンですが、自分はあまり気にならなかったです。
あと他の宇宙映画でも台詞の中にある科学的考察は分からないことが多いですが、それでも何となくは理解できるような感じで描かれているのに対し、本作はその辺の細かいところも完全に置いてけぼりを食らわされた感じがして、ちょっと説明が下手な気もしました。
という訳で『インターステラー』上映終了後くらいから今作の情報出てて、しかも同じようにマット・デイモンが一人になるということで、結構楽しみにしてたんですが、期待したわりにはいまいちだったかなーという印象でした。
鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 シネマイレージデイ 1400円
2016年 15作品目 累計20800円 1作品単価1387円
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