ジョン・ウィック:チャプター2 評価と感想/やりたいこと全部盛り

ジョン・ウィック:チャプター2 評価と感想
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前作比200%マシマシ ☆5点

予告編

映画データ

ジョン・ウィック:チャプター2 (2017):作品情報|シネマトゥデイ
映画『ジョン・ウィック:チャプター2』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:キアヌ・リーヴスふんする元殺し屋の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、銃撃戦とカンフーをミックスしたアクションが話題を呼んだ『ジョン・ウィック』の続編。
http://cinema.pia.co.jp/title/169989/

『マトリックス』でネオ役キアヌ・リーブスのスタントを務めたチャド・スタエルスキがキアヌと2人3脚で作り上げた初監督の前作『ジョン・ウィック』の興行的成功を受けて制作された続編です。

前作『ジョン・ウィック』のときの感想はこんな感じです。

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前作も公開から3日目とか4日目とかの早い時期にワクワクしながら観に行ったんですけど、本作もワクワクしながら公開初日に観に行って参りました。

監督はチャド・スタエルスキ
スタントとかスタントコーディネーターとしての活動が多いみたいですけど、役者としても『ダイ・ハード4.0』のテロリスト役とかで出てるみたいです。
キアヌとはマトリックスでボディダブルを務めていて、趣味とか似ていて仲良くなったようです。

キアヌ・リーブス&チャド・スタエルスキ監督インタビュー ウォシャウスキー兄弟から学んだ“意味のあるこだわり”とは | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
7月7日(金)公開の映画『ジョン・ウィック:チャプター2』はキアヌ・リーブス演じる最強の殺し屋・ジョン・ウィックの復讐劇を描いたアクション映画『ジョン・ウィック』の続編。全米では公開から8日間で前作のトータル興収(前作総興収約4.3千万ドル...

主演はキアヌ・リーブス
今年は『ネオン・デーモン』でモーテルの不穏な管理人役で観てますが、めちゃくちゃにされる役で主演した昨年の『ノック・ノック』を観たときに改めて演技上手いんだなと思いました。

共演にリッカルド・スカマルチョ
ポール・ハギス監督の『サード・パーソン』に出てたみたいなんですけど、気づかなかったかな。

共演にルビー・ローズ
今年公開された『トリプルX:再起動』ではレズキャラのスナイパーでした。
クリ勃起ってあだ名のインパクトが凄まじかった(笑)

共演にジョン・レグイザモ
大好きな俳優さんなんですけど、前作では2~3シーン、本作では1シーンしか出演がありません。
シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の役がめちゃめちゃ好きです。

他に共演と配役は以下の通りです。

ジョン・ウィック役:キアヌ・リーブス
サンティーノ・ダントニオ役:リッカルド・スカマルチョ
アレス役:ルビー・ローズ
オーレリオ役:ジョン・レグイザモ
カシアン役:コモン
アブラム役:ピーター・ストーメア
ウィンストン役:イアン・マクシェーン
キング役:ローレンス・フィッシュバーン
ジュリアス役:フランコ・ネロ

あらすじ

伝説の殺し屋ジョン・ウィックによる壮絶な復讐劇から5日後———。
彼のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノが姉(クラウディア・ジェリーニ)殺しの依頼にやってくる。
しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、想い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。
愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋に命を狙われることになる。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

前作での冒頭は妻を失った悲しみを描いていたので物静かだったんですけど、本作は前作から5日後ということで冒頭からジョンは激おこぷんぷん丸です。

前作でまだ取り返してなかった愛車の1969年式フォードムスタングBOSS429を取り返しに行くんですけど、愛車は前作で殺したロシアンマフィアのボス・ヴィゴの兄弟のアブラムに預けられてます。

アブラムの居場所を突き止めるためにオーレリオから借りてるシボレーシェベルSSハードトップでバイクとカーチェイスを繰り広げるんですが、往年のスティーブ・マックイーンの『ブリット』を思わせましたね。

アブラムは殺さずにムスタングを取り返すと、追ってきた手下に邪魔されて車をめちゃめちゃにされるんですけど、オーレリオに修理を見積もってもらったら、今度のクリスマスまでかかるけど大丈夫って言われて、前作のラストで動物保護施設から引き取ってきた犬とまた静かに暮らそうとします。

前作で武器を取り出すのに破壊した地下室の床もまたコンクリで戻してると、ピンポン鳴ってサンティーノがやってきます。

なんかサンティーノにはロシアンマフィアを抜けるために最後に手掛けた大仕事で借りがあるみたいで誓印というの結んでるんですけど、日本の血判とか兄弟盃から影響受けてるのかな?

サンティーノは仕事の依頼したいって言うんですけど、ジョンは引退したといって内容も聞かず断ります。
するとサンティーノがムカ着火ファイヤーして、ロケット砲のもう少し小さいのをジョンの家にぶっ放し全焼させます。

家燃えちゃったジョンは行くとこないんで、犬と一緒に前作でも出てきた永世中立ホテルのコンチネンタルに行きます。
コンチネンタルのオーナーのウィンストンに誓印のこと相談すると、それはやるしかねぇだろうなぁと言われます。
ジョンも諦めてサンティーノの依頼内容を聞くべく探してもらうと美術館にいるってことで出かけていきます。

サンティーノの依頼内容は姉のジアーナを殺して欲しいというものでした。
サンティーノの父はイタリアンマフィアの大ボスなんですけど、姉のジアーナを主席というのにしたらしく、主席になると世界で12人の主席からなる主席連合というのに入れるらしく、そこに入りたいから殺してくれとのことでした。

ジアーナはローマに居るのでジョンはホテルで犬を預かってくれるか、受付のシャロン(ランス・レディック)に聞くと、ホテルでは預かれないけど、個人的に預かってもらえることになりローマに飛びます。

ローマにもコンチネンタルがあってそこを宿にします。
ローマコンチネンタルの支配人のジュリアスとも旧知の仲でした。

ジョンは自宅を燃やされて武器が無いのと、海外だから持ち込めないので、ローマで武器を現地調達します。
前作でも登場した裏社会で通用する金貨で武器とスーツを新調するんですが、スーツは一見すると普通のスーツですが、特殊な素材が使われてて防弾になってたりと、ガジェットが『007』や『キングスマン』ぽくて面白かったです。

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ジョンは武器が揃うとジアーナの主席就任パーティーに潜入して暗殺を実行しようとします。

パーティーの途中、ジアーナが化粧直しで1人になったところへ訪れると、ジアーナともまた旧知の仲でした。
弟サンティーノからの依頼だと告げると、自分の死は自分で決めると言って、ジアーナは両手首を切って自殺してしまいます。
ジョンは楽にするため頭に1発だけ撃ちます。

パーティーを抜けて帰ろうとするとジアーナのボディーガードでこちらも旧知のカシアンに遭遇します。
引退したジョンがいるのを不審に思ったカシアンに追われると、ジアーナの死が明らかになり、次々と手下が襲ってきます。

地下道でジアーナの手下を全滅させると、今度はサンティーノのボディーガードのアレスの集団が襲ってきます。
サンティーノは、ジョンをジアーナの暗殺完了後に消すように指示していたのでした。

地下道で再び、アレス以外を全滅させて地上に出ると、再びカシアンに追われ戦ってるとコンチネンタルに入ってしまいます。
コンチネンタル内では不戦なのでジュリアスに促されると、ジョンとカシアンがバーで飲みながら、今回のいきさつを話します。

カシアンは誓印に理解を示すもボスを殺された復讐は必ずすると言って先に出て行きます。

とりあえず誓印の件はクリアしたジョンがニューヨークに戻ると、サンティーノはジョンに700万ドルの懸賞金をかけニューヨーク中の殺し屋に狙わせます。

これまた懸賞金を依頼するところが、電話交換機室にみたいにたくさんの女性オペレーターがいて、エアシューターで書類をやり取りするっていうレトロさで、こういうのも監督のやりたいことが詰め込まれてるんだろうなぁと思います。

ニューヨークではバイオリン殺し屋とか相撲取り殺し屋とか色々出てきてバトルロイヤルになって楽しいんですが、これも監督がやりたかったことでしょう(笑)
公式サイトに相関図が出てるんでチェックしてみて下さいね。

CHART | 映画『ジョン・ウィック:パラベラム』オフィシャルサイト
世界はお前を許さない。伝説の殺し屋は、復讐の果てに逃亡者となる。全米初登場No.1大ヒット!ノンストップ・キリングアクションは、いま驚異の進化を遂げた! 映画『ジョン・ウィック:パラベラム』2019年10月4日(金)公開

この中にはローマから追ってきているカシアンもいて地下鉄車内で対決すると、壮絶な戦いの末ナイフで殺害し勝利します。

ジョンは逃げる地下鉄駅構内でさらに2人組の清掃員殺し屋に狙われると、通路脇にいるホームレス(トビアス・シーガル)に助けを求めます。
ホームレスにキングに会わせてくれというと匿ってくれて、追ってきた清掃員殺し屋も銃で始末してくれるのでした。

キングもかつては暗殺者でジョンが命を見逃したことがある人物で貸しがありました。
今はニューヨークのホームレスの大ボスのような立場にいて、伝書鳩を使ったりホームレスの情報網を駆使して独自の帝国を築いてるんですが、この辺も日本の江戸時代の穢多・非人の頭領の弾左衛門をモデルにしてるんですかね?

ジョンはサンティーノの仕打ちにカム着火インフェルノしたので、サンティーノを倒しに行こうと思いますが、相変わらず銃が無かったのでキングに頼むと、700万ドルの懸賞金がかかってるということで7発だけ弾が入った銃をくれます。
サンティーノの居場所も分からなかったのでホームレスネットワークで調べてもらうと、いつぞやの美術館でパーティーしてるとのことで向かいます。

美術館に着くとサンティーノの手下たちが襲ってきます。
キングに貰った7発を2秒くらいで使い果たすと、あとは敵の銃を奪って現地調達するんで、キングから銃を貰う意味あんまりないかな(笑)

サンティーノがどんどん奥に逃げ込んで行くと、美術展の目玉企画である鏡の部屋での対決になるんですが、ここは完全にブルース・リーの『燃えよドラゴン』へのオマージュでしょう。

ここでは聾唖のボディーガードであるアレスを倒します。

アレスに逃がされたサンティーノはコンチネンタルに逃げ込みます。
ジョンもコンチネンタルまで追ってきますがコンチネンタル内では手を下せません。
ウィンストンも落ち着くようジョンを説得しますが、サンティーノはコンチネンタルにいつまでも滞在してやると言って、べろべろばーします。

今までの殺し屋でもコンチネンタルに逃げ込むような卑怯者はいなかったので、ジョンは、激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームすると、サンティーノの眉間を銃弾で貫くのでした。

シャロンに預かっててもらった犬を引き取ってジョンは焼け落ちた自宅へ戻ります。

翌日、ウィンストンに、前作で女殺し屋が処刑された公園に呼び出されます。
コンチネンタルのルールを破ったので会員資格を剥奪されます。
公園内には殺し屋がうようよしてましたが、温情でウィンストンが抑えてくれてるのでした。

会員資格剥奪まで1時間の猶予を与えられると、ジョンは自分を狙ってくるものは必ず殺すと言って、犬と一緒に公園を後にして映画は終わります。

 

映画は完全に3が作れる感じで終わるんですが、1時間の猶予が与えられてるので、「これから殺し合いをしてもらいます」の『バトル・ロワイヤル』みたいな感じになるのでしょうかね。

本作は前作よりさらにジョン・ウィックの無双ぶりが際立っていて、前作でのロシア語はもちろんイタリア語に手話まで話せるんで、きっとエスペラント語も話せると思います。

マトリックスでも共演したローレンス・フィッシュバーンが途中で着替えて黒いマントコート着て出てきたりして総じて楽しいです。

チャド監督とキアヌのオタクっぷり、銃・車・カンフー・格闘技・映画などなど、好きなものが詰め込まれてる感じでとてもいいですね。

キアヌが好きな物といえばラーメンで、本作のプロモーションで来日した際も、赤坂の九州じゃんがららあめんで食べていったそうです。

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私も映画鑑賞後に同じ物を食べてきました。


映画はやりたいこと全部盛り、ラーメンも全部入り、二郎系だったらマシマシ頼みそうだなぁとか考えて、楽しい映画鑑賞となりました。

鑑賞データ

TOHOシネマズ六本木ヒルズ シネマイレージ6P無料鑑賞 0円
2017年 112作品目 累計119800円 1作品単価1070円

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