アンロック/陰謀のコード 評価と感想/なんか回りくどい気が

アンロック/陰謀のコード 評価と感想 映画感想
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それなりに観れるが終わってみると疑問が ☆3.5点

2008年のブラックリスト(優秀脚本)に選ばれたピーター・オブライエンによるCIAを舞台にした脚本の映画化。
監督はマイケル・アプテッド、主演はノオミ・ラパス、共演にマイケル・ダグラス、オーランド・ブルーム、ジョン・マルコヴィッチ

予告編

『アンロック/陰謀のコード』4月20日(金)公開 予告編_60秒

映画データ

アンロック/陰謀のコード (2017) - シネマトゥデイ
元CIAの女性取調官が、バイオテロから世界を救うために奔走するサスペンスアクション。
アンロック/陰謀のコード|映画情報のぴあ映画生活
『アンロック/陰謀のコード』は2017年の映画。『アンロック/陰謀のコード』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

本作は2018年4月20日(金)公開で、全国39館での公開です。
今後順次公開されて、最終的には48館での公開となるようです。

劇場で予告編は目にしなかったんですけど、マイケル・アプテッドの名前に見覚えがあったのと、ノオミ・ラパス主演ということ、それとポスターをパッと見たときにジョン・マルコヴィッチの顔があったので観に行ってきました。

監督はマイケル・アプテッド
名前に見覚えがあったのはシガニー・ウィーバー主演のゴリラ映画『愛は霧のかなたに』とか、ソフィー・マルソーがボンドガールを務めた『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』を見たことがあるからでした。

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主演はノオミ・ラパス
近作は『チャイルド44 森に消えた子供たち』『ラプチャー 破裂』を観てます。

共演にオーランド・ブルーム
『ロード・オブ・ザ・リング』のシリーズも、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシリーズも見たこと無いのであまり馴染みが無いんですよね。
印象に残ってるのはミランダ・カーと結婚してたことでしょうか。
近作は『ブリングリング』を観てます。

共演にマイケル・ダグラス
今年公開された『フラットライナーズ』の製作者として久々に名前を見ましたが、映画館で出演作を観るのは2001年の『トラフィック』以来です。

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共演にトニ・コレット
近作は『トリプルX:再起動』を観てます。

共演にジョン・マルコヴィッチ
近作は『バーニング・オーシャン』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

アリス・ラシーン: ノオミ・ラパス
ジャック・オルコット: オーランド・ブルーム
エリック・ラッシュ: マイケル・ダグラス
エミリー・ノウルズ: トニ・コレット
ボブ・ハンター: ジョン・マルコヴィッチ
フランク・サッター: マシュー・マーシュ
デヴィッド・マーサー: ミヒャエル・エップ
ヤシド・ハリル:  マクラム・フーリー
エド・ロムリー: ブライアン・キャスプ
ジョン・ウィルソン: フィリップ・ブロディ

あらすじ

東ロンドンの地区センターで、就職斡旋の仕事に励むアリス・ラシーン(ノオミ・ラパス)。だが、それは表の顔。彼女の真の姿はCIA女性尋問官、過激派の潜むこの街で、囮捜査官としてテロリストの情報を集めている。
かつて尋問のスペシャリストとして華々しく活躍していたアリスだが、2012年にパリのテロ事件の首謀者を尋問した際に、自供させたが犯行を阻止できず、24人の犠牲者が出たことを今も重く受け止めている。12歳でヨーロッパから渡米し、過酷な環境を生き抜いたアリスは正義感が人一倍強く、当時の上司のラッシュ(マイケル・ダグラス)から「君のせいじゃない」と言われても、自らを許すことができずにいた。

そんななかCIAは、イスラム教の指導者ハリル(マクラム・フーリ)が、英国でテロを決行せよとの指示を使者のラティーフ(エイメン・ハムドゥーチ)に託したという情報を掴む。指示を与える相手は、ハリルを師と仰ぐマーサー(ミヒャエル・エップ)で、恐ろしい病原体によるバイオテロを企てているというのだ。

ラティーフの身柄の拘束に成功したCIAは、彼から密会の詳細を聞き出し、使者をすり替えてテロを止めるという作戦を立てる。だが、ドイツから呼びよせた尋問官が何者かに殺されてしまう。本部で緊急会議が開かれ、ヨーロッパ部門長のハンター(ジョン・マルコヴィッチ)は、代わりの尋問官にアリスを指名する。

翌日、ロンドン支局のサッター(マシュー・マーシュ)と名乗る男が現れ、アリスをラティーフの元へと連れて行く。アリスはラティーフと対面すると、2年間のブランクをものともせず、テキパキと指示を飛ばす。 監視カメラを切り、手錠を外し、1対1で信頼関係を結ぶのが彼女のやり方だ。やがてアリスはラティーフの心を掴み、密会の手順と合言葉を聞き出す。

しかし、隣の部屋で待機していたサッターに報告しようとしたその時、アリスの携帯電話が鳴る。本部のロムリー(ブライアン・カスプ)からで、「至急ロンドンで尋問を頼む」と言うのだ。「もう始めている」と戸惑うアリスに、「ロンドン支局には、まだ話していない」と驚くロムリー。罠だった! アリスはラティーフを連れて逃げるが、激しい銃撃戦へと発展し、ラティーフは撃ち殺される。

アリスがラッシュの自宅へと逃げ込む間に、本部はラティーフが誘拐されたことを突き止めるが、後の祭りだ。どうやらCIA内部に裏切り者がいるらしい。そう気づいた時には、既に追っ手は目の前に迫っていた。ラッシュは銃弾に倒れ、アリスは彼の指示したマンションへと避難する。

だが、部屋には盗みに入っていたジャック(オーランド・ブルーム)という思わぬ先客がいた。アリスは彼を縛り上げると、電話線に細工をし、固定電話から本部へと連絡する。向かいの棟に逆探知で駆け付けたロンドン警視庁の特殊部隊を確認したアリスは、今や自分が容疑者リストのトップだと知って逃げる。その時、彼女を助けたのが、ジャックだった。

力になると名乗り出た元海兵隊員のジャックを相棒にしたアリスは、信頼を寄せるMI5の捜査官ノウルズ(トニ・コレット)に、ある作戦を持ちかける。果たして、アメリカと英国の両政府に追われながら、恐るべきバイオテロを阻止することはできるのか?そして、裏切り者の正体とは──?

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

予備知識が全く無く観たので、舞台がどこかも分からず、冒頭にチラッとビッグ・ベンが映った気がして、舞台はロンドンだよなと思ったのですが、その後に映されるのがアラブ人とか黒人ばかりで、やっぱりロンドンじゃないのかな?と思ったんですが、ノオミ・ラパス演じる主人公は地区センターの職員で移民の人たちの就職相談に乗ってたので、そういう描写なのでした。

それで、確かCIAとかのスパイ系の映画のはずだよな?と思ったんですけど、『わたしは、ダニエル・ブレイク』みたいなイギリスの社会問題を扱った作品に見えて、見る作品を間違えたのかと思いましたが、程なくして主人公が地区センターの職員であるのは仮の姿で、テロリストの情報を集めているのが分かるという展開です。

その後は上のあらすじにある通りなんですが、アリスがラティーフから聞き出した手順と合言葉は、ここでは明かされず、ハリルの指示が何であるかということと、サッターは何者?裏切り者は誰?という疑問でストーリーを引っ張る展開です。


密会の手順と合言葉をラティーフから聞き出しているアリスは、替え玉の使者を送り、接触してくる実行犯を逮捕する作戦を立てると、MI5のエミリー・ノウルズに連絡し協力を求めます

ジャックを相棒にしたアリスは地区センターで相談に乗っていたアムジャドに手引きしてもらい、指導者ハリスがいるレストランを突き止めます。
アリスはCIAという身分を明かしてハリルに直接会うと、ラティーフに出した指示を聞きだします。
ハリルの出した指示はバイオテロの決行では無く、何もするなというものでした。

ハリルのいるレストランを訪れた際、どこかに電話して店を出ていく、怪しい動きをする店主を尾行したアムジャドは、店主が入った団地にいます。
ハリルとの話が終わったアリスは、アムジャドに連絡すると団地に向かいます。

店主の入った部屋を突き止めようとエレベーターを上がったアリスとジャックですが、MI5のエミリーから電話が入ります。
密会の手順を実行し、実行犯と会う段取りを3時間後に付けたと言います。
そこでアリスは店主を追うのを止め戻ろうとしますが、ジャックがそれとなく密会場所などを聞いてきます。
また、海兵隊でイラクに派兵されてたと言ったのに、アフガニスタンの話をするなどして、不審に思ったアリスが問い詰めると、ジャックは切り付けてくるのでした。
サッターの一味であったジャックを何とか振り切ると、MI5が待機する密会場所へ向かいます。

替え玉の使者はアムジャドに演じてもらいます。
実行犯が現れるまで待機していたMI5ですが、その中の隊員の1人ウィルソンが持ち場を離れるなど怪しい動きをします。

するとそこにCIAからMI5のエミリーに電話が入ります。
ラティーフ拉致事件を独自に調べていたCIAは現場からMI5の隊員が使用する銃弾が見つかったと言い、MI5のウィルソンが裏切り者でサッターの一味だと言います。
それを聞いたエミリーは直ちに作戦の中止を指示しますが、時すでに遅くウィルソンが次々に隊員を殺害し、エミリー自身も撃たれます。

そうしてるうちに実行犯がボートで現れ、アムジャドはハリルの指示を伝えますが、伝え終わると実行犯に撃たれてしまいます。
実行犯はさらにマーサーに伝えるための使者で、その後にマーサーに会うとバイオテロを決行せよという嘘の指示をするのでした。

エミリーは防弾チョッキを着ていたため助かりウィルソンに反撃します。
アリスもウィルソンに狙われましたが、実行犯が乗ってきたボートに乗ってどこかに向かいます。

テロ決行の指示を受けたマーサーは実行役にウィルスを拡散させる噴霧器の設置を指示します。
場所はイギリス対アメリカのアメフトの試合が行われるスタジアムでした。
実行役はエレベーターの上に噴霧器を設置しますが、スタジアム内で子供たちのグループを見かけると、自分には出来ないと言います。
するとそこにエミリーの反撃から逃げてきたウィルソンが現れて実行役を殺し、噴霧器を作動させるタイマーになっているスマホを奪っていきます。

港沿いの建物に男が車でやってきます。
車から降りてきたのはサッターで建物の中に入って行くと、待っていたのはラッシュでした。
ラッシュはご苦労だったと言ってサッターに報酬を渡していると、アリスが現れます(どうして場所を知ったのかは分かりません)。
アリスはサッターを銃で殴って気絶させると、ラッシュが全容を話し始めます。

ラッシュは秘密裡にCIA内で賛同者を集めると、実際のテロ計画を実行させ、政府のテロ対策の準備不足を露呈させることと、国民の危機意識を高めることを狙いとしてました。
アリスが止められなかったと悔やんでいるパリのテロ事件もラッシュが裏で糸を引いていました。

今回の件では、穏健になっているハリルがテロ決行の指示を出さないと読んだラッシュが、ラティーフを誘拐し密会の手順と合言葉を聞き出し、テロを決行させるのが狙いでした。
アリスに尋問させるため、ドイツから呼びよせた尋問官を殺害したものの、アリスが尋問中に異変に気づきラティーフを連れて逃げようとしたため、ラッシュは計画変更を余儀なくされます。
ラッシュはウィルソンに自身を襲わせ、アリスを指示した場所に逃がすと、そこでジャックと会うように仕向けたのでした。

アリスはラッシュにテロの実行場所を聞き出そうとしますが口を割りません。
そこでアリスはわざと空砲を撃ち隙を作ると、ラッシュに反撃の機会を与えて逃がします。

ラッシュが入ったのはスタジアム向かいのビルで、そこでウィルソンからタイマーとなるスマホを渡されます。
ウィルソンには報酬を振り込むと言って別れると、スマホのタイマーを押します。
残り時間は5分でした。
そこにラッシュの後を追ってきたアリスが現れると、スマホを渡すように迫りますが、ラッシュは当然のごとく渡しません。
アリスが威嚇射撃すると銃声に気づいたウィルソンが戻ってきて反撃し、手榴弾を投げてきます。
アリスはウィルソンを射殺しますが、手榴弾の爆風に吹き飛ばされると、階段の吹き抜けから落ちそうになってしまいます。
ラッシュはアリスを落とそうとしますが、寸前のところで体を入れ替えラッシュを落としスマホを奪うとタイマーは残り3秒でした。

場面変わってチェコ。
マーサーを追ってきたアリスが現れて、人混みに紛れてマーサーの大腿部の動脈を切り付けて殺害します。
アリスが歩いていると、ボブ・ハンターが現れ、各国のパスポート渡し、アリスが第一線に復帰して映画は終わります。

 

映画は30分くらいでラッシュ(マイケル・ダグラス)が死ぬんですが、『15ミニッツ』のロバート・デ・ニーロの例もあるので疑問に思わなかったんです。

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ラッシュは完全に死んだと思っていたので、裏切り者は分からなかったのですが、終わってみればラッシュのやってることは回りくどいなぁと思いました。
アムジャドを撃ってマーサーにテロに実行するように伝えたのは、アリスがラティーフを尋問したときサッターと一緒にいた人物なんですが、ここまでするのなら、ほぼ自分たち(ラッシュ)がテロを実行したということになりませんかね?

ラティーフを最初に誘拐したボブの部下のCIA職員も、ラッシュ側(ウィルソン)に殺されていたので、テロを実行させるためにCIA職員やMI5が殺され過ぎだろと思いました。
ハリルの指示を変更させるだけなら、他にもっとやりようがあるんじゃないかな?と思ってしまいます。
マーサーなんかは最初からやる気満々ですし。

ジャックが仲間になるのもかなり無理があると思いましたし、ボブのチームが当初アリスを疑って捕まえにくるのもよく分からなくて、ジャックを仲間にするための脚本的なお膳立てとしか思えませんでした。

ただ映画は勢いがあるので鑑賞中はそれなりに観れてしまいます。
細かいところで分からないことがあっても、ノオミ・ラパス、オーランド・ブルーム、マイケル・ダグラス、トニ・コレット、ジョン・マルコヴィッチといった幹が太いので観れてしまいました。
特に白髪の短髪にしたトニ・コレットがユーリズミックスのアニー・レノックスみたいでカッコよかったですね。

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全体的な質から見ればそんなに悪いとは思いませんけど、レンタルビデオ店で何も知らずに手に取って、家でポップコーン片手に見たら、何気に面白かった、というレベルの作品だと思います。

鑑賞データ

TOHOシネマズ日比谷 ファーストデイ 1100円
2018年 72作品目 累計64700円 1作品単価899円

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