ヴァレリアン 千の惑星の救世主 評価と感想/バディ物として楽しめる

ヴァレリアン 評価と感想
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大コケするほど悪くない ☆4点

スター・ウォーズにも影響を与えたといわれる1967年から連載されたフランスの人気コミック「ヴァレリアン&ロールリンヌ」全23巻の中から「千の惑星の帝国」「影の大使」というエピソードを実写映画化。
監督はリュック・ベッソン、主演にデイン・デーハン、カーラ・デルヴィーニュ

予告編

映画データ

ヴァレリアン 千の惑星の救世主 (2017):作品情報|シネマトゥデイ
映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:数々の名作を手掛けてきたリュック・ベッソンが監督と脚本を務め、人気SFコミックを実写化。
ヴァレリアン 千の惑星の救世主 : 作品情報 - 映画.com
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本作は2018年3月30日(金)公開で、全国213館での公開です。
製作・配給はヨーロッパ・コープで日本での配給はキノフィルムズです。

全米では2017年7月21日(金)公開で、世界的にも殆どの国で、昨年の7月と8月のうちに公開されています。
なので日本公開前から、大コケのニュースは目にしていました。

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しかし、配給のキノフィルムズさんが頑張ってくれたのか、そのわりには劇場で予告編をよく目にしていて、面白そうだなと思っておりました。

しかし、この3月30日の公開週は激戦で『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『レッド・スパロー』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『トレイン・ミッション』と本作と、洋画の話題作が目白押しで観る順番を調整してたら、公開から3週目になってしまいました。

しかも困ったことに上映スケジュールを眺めてたら、2週目にして上映回数がかなり減らされタイミングの合う時間が少なくなり、3週目に入ると殆どの上映館で1日1回となっていました。
公式サイトの劇場情報を見ると、4月19日(木)で上映終了するところが多いようで、ほぼ3週間の劇場公開となりそうな感じです。

監督はリュック・ベッソン
近作は『LUCY/ルーシー』を観てます。
今年の初めに製作・脚本作品の『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』を観ましたが面白かったですよ。

主演にデイン・デハーン
近作は『デビルズ・ノット』『聖杯たちの騎士』を観てます。
『ディーン、君がいた瞬間』はWOWOWで見ました。

主演にカーラ・デルヴィーニュ
近作は『天使が消えた街』『スーサイド・スクワッド』を観てます。

共演にクライヴ・オーウェン
昔、劇場で『キング・アーサー』を観た気がします。

『シン・シティ』はレンタルで見ました。

共演にイーサン・ホーク
近作は『マグニフィセント・セブン』『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』を観てます。

共演にリアーナ
歌手として超有名ですね。
代表曲は「アンブレラ」かな?と思いましたが、人気ソングベストテンで1位になってますね。

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他に共演と配役は以下の通りです。

ヴァレリアン: デイン・デハーン
ローレリーヌ: カーラ・デルヴィーニュ
フィリット司令官: クライヴ・オーウェン
客引きジョリー: イーサン・ホーク
バブル: リアーナ
ネザ軍曹: クリス・ウー
オクト=バー将軍: サム・スピリルエル
アイゴン・サイラス: ジョン・グッドマン(声の出演)
国防長官: ハービー・ハンコック
世界連邦大統領: ルトガー・ハウアー

あらすじ

西暦2740年。
銀河をパトロールする腕利きのエージェント、ヴァレリアンは
同僚の美女、ローレリーヌに首ったけ。
忙しい任務の合間を見てはあの手この手でアプローチを試みるが、
愛しの彼女は一向に振り向いてくれない。

そんなある日、二人が向かった巨大宇宙ステーション”千の惑星都市”が
放射能に汚染されていることが判明した。
全種族が死滅する危機を「10時間以内に救え」という
極秘ミッションを託されたヴァレリアンたちの前に突如現れたのは、
30年前に消えたはずの平和な惑星パールの住人たち。彼らの思惑とは一体…?

果たしてヴァレリアンは銀河の危機を救い、ローレリーヌにプロポーズすることができるのか―!?

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

映画の冒頭は、先日観た『ワンダーストラック』でも使われていた「スペイス・オディティ」の音楽に載せて、1970年代から人類が宇宙に進出する様子がテンポよく描かれます。

人類と宇宙人が握手!ボウイ「スペイス・オディティ」流れる「ヴァレリアン」冒頭映像
リュック・ベッソンが監督を務める「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」より、デヴィッド・ボウイの「スペイス・オディティ」が流れる冒頭映像がYouTubeにて公開された。

この冒頭映像、かなりいいですよね?
序盤からテンション上がる感じです。

あと、この感想書くのに出演者のとこ見てたらルトガー・ハウアーって書いてあってビックリしたんですけど、どこに出てきたんだろう?と思いましたら、この冒頭映像最後の世界連邦大統領だったんですね。
ルトガー・ハウアー久しぶりに見ました。

冒頭映像が終わると、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』みたいなパール人が住む惑星ミュールの生活が描かれます。
この惑星は白い砂浜があってエメラルドグリーンの海が広がり映像的にも美しいです。
人々は平和で静かに暮らしてます。
この惑星ではアルマジロみたいな動物でコンバーターという名前のミュール変換器が飼われていて、1粒の真珠を与えると複製・量産することができて、それで経済が成り立ってるようです。

なんか『ブラックパンサー』のワカンダ王国がヴィブラニウムを量産できるのに似ていて、そのことによって他国にも干渉しないし、されないって感じです。
ただ、惑星ミュールの外では人間が宇宙戦争を繰り広げているんですね。

そんな平和の内に暮らしてたパール人なんですが、ある日突然、戦争によって損傷した宇宙船が大量に落ちてきます。
(今話題の火垂るの墓のポスターみたいに)


するとパール人たちは核シェルターみたいなところに逃げ込むんですけど、1人逃げ遅れてしまいます。
そして極めつけに、超大型の原子力宇宙船みたいのが落ちてくると、惑星ミュールは壊滅状態に陥り、逃げ遅れたそのパール人も死んだと思われます。

ここで場面が変わって、やっとデイン・デーハンとカーラ・デルヴィーニュが出てきます。
2人は惑星ミュールの浜辺みたいなところで水着で日光浴してるんですが、これはあとで宇宙船内のホログラムだと分かります。
デイン・デーハン演じるヴァレリアン(人の名前だったんですね)は、先ほどの惑星ミュールの夢を見ていたようで、その逃げ遅れたパール人が亡くなる間際に放った波動みたいなので目が覚めます。

実はこのシーンはラストに効いてくるのですが、序盤にサラッと描かれるだけで、まだ事態がよく分かってないこともあり、大して気にも留めません。

それよりかはカーラ・デルヴィーニュ演じるローレリーヌの水着ばっかり見てしまいます。

あと、どうでもいいんですが、デイン・デーハンって勝地涼さんに似てません?
それでカーラ・デルヴィーニュが土屋アンナさん。

で、勝地涼が目覚めると土屋アンナをずっと口説いてるんですけど、勝地涼ヴァレリアンがプレイボーイなんで土屋アンナローレリーヌは相手にしません。

そんなんしてると国防長官(ハービー・ハンコックだったのか、登場するとき音楽とか付けてくれれば分かりやすかったのに)からテレビ電話で指令が下ります。
そう、2人は宇宙連邦捜査官という立派な公務員なのです。

それで指令の内容がよく分からなかったのですが、色んなサイトのあらすじ読むと、「惑星キリアンの闇市に潜入して、最後の一匹として残ってるミュール変換器を確保せよ」ということのようですね。
この辺眠くてあまり覚えてないのです。

キリアンに着くと、キリアン一帯を縄張りとする屈強な宇宙海賊アイゴン・サイラス(こんなん出てきたっけかな?)からミュール変換器を奪取し、真珠も一つ手に入れます。
追跡してくる敵をかわし、アルファ宇宙ステーションに戻ると新たな任務が下ります。

なんかこの辺、登場人物で言えば、クライヴ・オーウェン演じるフィリット司令官とサム・スプリルエル演じるオクト=バー将軍が似てて見分けがつかないんですけど、司令官と将軍ってどっちが偉いんだろ?とかも思って分かり辛いのです。

それで新たな任務というのは、何やらアルファ宇宙センターの中心部が放射能汚染されてて、派遣された調査隊も行方不明とのことで原因を探りに行くことになるんですが、その指揮にあたるフィリット司令官を護衛せよとのことでした。
ただフィリット司令官は皆に隠して1人のパール人を拘束して拷問してるので怪しいんですね。

そんな中、今回の作戦会議をしてるとパール人たちが襲ってきてフィリット司令官が連れ去られてしまいます。
ヴァレリアンは連れ去られたフィリット司令官を追って、アルファ宇宙ステーションの最深部レッドゾーンに辿り着くんですが、自身もそこで行方不明になってしまいます。

ヴァレリアンと連絡が取れなくなったローレリーヌは自身の情報屋ドーガン=ダギーズを使ってヴァレリアンの行方を探るとレッドゾーンにいることが判明し再会を果たすんですが、ヴァレリアンが次に移す行動を話してるときに、その断崖絶壁に飛んでいた複数の光輝く蝶々に目を奪われたローレリーヌが手を触れると上空に連れ去られてしまいます。
ヴァレリアンはローレリーヌが手を伸ばしたとき注意しましたが、時すでに遅しでした。

その蝶々は自分たちの縄張りには他の種族が入ることを許さないブーラン・バソール族によるフライフィッシングの毛ばりみたいな物で、釣りをしていたブーラン・バソール族に釣られたのでした。
今度はヴァレリアンがローレリーヌの救出に向かいます。

ヴァレリアンはブーラン・バソール族の縄張りに侵入する方法を探るため、アルファ内で一番の歓楽街の天国横丁を訪れます。
するとそこで調子のいい客引きジョリーに捉まり、グラム・クラブというパブに案内されます。
パブではポールダンスのショーが行われていて早着替えを得意とするバブルという踊り子と出会います。

バブルが変幻自在に姿を変えるエイリアンと見抜き、バブルの生い立ちに同情したヴァレリアンはバブルと心を通わせると、ローレリーヌを救出するために協力してくれることになるのでした。

ヴァレリアンはバブルにくるまれブーラン・バソール族に変身すると、ローレリーヌが皇帝ブーラン3世の昼食になる寸前のところで助け出しますが、縄張りから脱出する際に飛び込んだゴミシューターで致命傷を負ったバブルは亡くなってしまうのでした。

ふむ、何か、ローレリーヌがブーラン・バソール族に釣られた辺りから目が覚めてきて、話が面白くなってきたのですが、話があっちこっちに飛ぶんで、当初の目的は何だっけ?と忘れそうになります。
目的はフィリット司令官の救出でした。

この頃になるとヴァレリアンの意識の中にパール人のイメージが飛び込んでくるようになり、導かれるようにしてアルファの最深部に辿り着きます。
ヴァレリアンとローレリーヌが辿り着いた部屋は、バリアのようなもので仕切られていたので、ヴァレリアンが先に入ってローレリーヌには将軍に報告するように言いましたが、ローレリーヌが先にバリアの中に入ってしまいます。

バリアの中はパール人たちのアルファの中の居住地でフィリット司令官が捕らえられていました。
ヴァレリアンもローレリーヌを追ってバリアの中に入ると、今回の件の真相が明らかになります。

その頃、フィリット司令官救出を指揮するオクト=バー将軍もヴァレリアンの居場所を把握し援軍を送り込みます。
援軍は不測の事態に備えて爆弾をセットするなど準備します。
するとバリアからパール人たちが出てきて壁を作りますが、パール人たちは武器を持たず丸腰でした。
オクト=バー将軍は援軍にパール人たちの様子を確認すると好戦的では無いとのことで、そのまま待機を命じますが、司令官を護衛する対暴動戦闘用アンドロイドK‐トロンが怪しく光ります。

バリアの中ではヴァレリアンに30年前の出来事が語られます。
当時、惑星ミュールの上空で戦争を指揮していたフィリット司令官は、惑星ミュールに生体反応があるのを知りながら、敵の宇宙船を攻撃し惑星ミュールに墜落させていました。
最終的には核兵器を使用し惑星ミュールを壊滅させると、その事実を隠蔽し、パール人が存在したことさえ歴史の闇に葬りました。
しかし核シェルターに逃げ込んだ一部のパール人がアルファ宇宙ステーションに辿り着きます。
彼らは惑星ミュールにいたときは、コンバーターが生み出す真珠のエネルギーで事足りていたため、科学技術を持っていませんでした。
そのため30年かけて科学技術を習得し、祖国復興の準備をしていました。
復興は最終段階にきており、そのためにコンバーターと真珠が必要なのでした。

パール人はフィリット司令官がやったことは、もう終わったことと考え許していました。
今はとにかく祖国復興のためにコンバーターと真珠が必要でヴァレリアンに渡してくれるように頼みます。
それを聞いたローレリーヌもヴァレリアンに渡すように言いますが、宇宙連邦捜査官で公務員であるヴァレリアンは上司の許可を求めます。
この場合の上司とはフィリット司令官で、フィリット司令官に罪を認めさせ、オクト=バー将軍から許可を取り付けることでした。

ヴァレリアンは無線でオクト=バー将軍とフィリット司令官を繋ぐと罪を認めさせようとしますが、フィリット司令官は「殲滅だ」と命令を下します。
するとK‐トロンがパール人も援軍も関係無く殺戮を始めます。
フィリット司令官が発する「殲滅」という言葉で、司令官を守ることだけをプログラムされていたのでした。
それと同時に援軍が設置した時限爆弾にもスイッチが入ります。
これもK‐トロンに指令室のコンピューターがハッキングされたためでした。
オクト=バー将軍は部下のネザ軍曹にハッキングを解除して爆弾を止めるよう指示するとギリギリのところで止まります。
ヴァレリアンたちも多くの犠牲を払ってK‐トロンを破壊することに成功すると、オクト=バー将軍からフィリット司令官を逮捕せよとの命令が下るのでした。

ヴァレリアンがコンバーターと真珠を渡すと、その相手はパール人の国王でした。
そしてヴァレリアンの意識の中に飛び込んでくるパール人の女性は国王の娘でした。
逃げ遅れたパール人は国王の娘で、パール人は亡くなる間際に意識を飛ばせると言います。
飛ばされた意識は価値観を同じくするただ一人に受信されるようになっていて、受信したのがヴァレリアンなのでした。
ヴァレリアンはこの意識に導かれ、コンバーターと真珠を手に入れ、渡していたのでした。

アルファ内のパール人居住地と思われたバリア内部は、実は30年かけて作っていた宇宙船で、コンバーターと真珠を手に入れたパール人は惑星建設のため旅立って行きます。

そして今回の件でお互いの思いやパール人の愛を知ったヴァレリアンは、改めてローレリーヌにプロポーズを申し込むとOKをもらい、2人がキスして映画は終わります。

 

うん、途中で分かりにくいところがあったり、とっつきにくいところがあったりしましたけど、中盤から面白くなってきて、少なくとも『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』と『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』よりは面白いと思いましたね。

『デューン/砂の惑星』なんかもそうですけど、どういう訳かスターウォーズ一強ですよね。

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少なくともこんな大コケするほど悪く無いと思います。

こちらのブログを拝見すると、ストーリーとして取っ散らかった感のある箇所も原作に忠実であることが分かります。

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だから原作を映像化する技術的なことはクリアされてる訳で、ストーリー的にもそのまま撮ればいい訳ですよね。
なので原作が持つ魅力は、十分に引き出せていたのではないかと思います。

本作は映像的な面を見ても、映画館の大きなスクリーンで観た方がいいと思うのですが、ほぼ今週か来週で終わってしまいそうなのが残念ですね。

思えば『ブレードランナー』の初公開時もそんな感じだった訳で、コケたからといって作品の評価に直結するものでも無いと思うので、映画館で観れる方は今のうちに、ソフト化されたら息の長い作品になるといいなと思います。

鑑賞データ

TOHOシネマズ日比谷(旧みゆき座) TOHOシネマズデイ 1100円
2018年 63作品目 累計54400円 1作品単価863円

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