天使が消えた街 評価と感想/事件を解くミステリー物ではない

天使が消えた街 評価と感想

そして僕は新作が撮れなくなる ☆3点

予告編

映画『天使が消えた街』予告編

映画データ

天使が消えた街|映画情報のぴあ映画生活
『天使が消えた街』は2014年の映画。『天使が消えた街』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

あらすじ

2011年、気鋭の映画監督トーマス・ラング(ダニエル・ブリュール)がイタリアのローマに降り立った。
彼の目的は、2007年にトスカーナ州の古都シエナで起こった殺人事件をリサーチすること。
ここ数年、思い通りの映画を撮ることができず、キャリアの岐路に立たされているトーマスにとって、この事件を映画化する新作プロジェクトは再起のチャンスでもあった。
ローマ在住のアメリカ人ジャーナリストで、事件に関する詳細なノンフィクションの著者でもあるシモーン・フォード(ケイト・ベッキンセイル)と対面したトーマスは、「映画化するならフィクションにすべきよ。そうでなければ真実は描けない」とアドバイスされる。

4年前に発生した事件の発端は、シエナの大学に通っていたイギリス人留学生エリザベス・プライスが、街外れにある共同フラットの自室で半裸の遺体に変わり果てて発見されたこと。
まもなく彼女のルームメイトであるアメリカ人留学生ジェシカ・フラー、その恋人のイタリア人青年、エリザベスのバイト先のバー経営者の3人が殺人容疑で逮捕された。
しかしこの事件は、その後の裁判を通して異様な展開を見せていった。
ジェシカの人目を引くセクシーな容姿や奔放な振る舞いが脚光を浴び、過熱したメディアは虚実入り混じったスキャンダル報道を連発。
すでにジェシカは一審で有罪判決を受け、今まさに世界中が注目する控訴審が始まろうとしていた。

シモーンとともにシエナを訪れたトーマスは、想像をはるかに超えたメディアの狂騒に驚きを隠せない。
ひたすら読者の好奇心を煽る記事を書き続けるイギリスのタブロイド紙記者、ジェシカの家族の独占取材を目当てに彼女たちをサポートするTVプロデューサー。
さらに警察や裏社会の事情に通じる謎めいた人気ブロガー、エドゥアルド(ヴァレリオ・マスタンドレア)は、訳知り顔でジェシカは無罪だとトーマスに言い放つ。
そして自宅があるロンドンに一時帰国したトーマスは、映画のプロダクション関係者とのミーティングに参加するが、まだ作品の方向性も定まっていない段階だというのに、有名女優の起用にばかり興味を示す彼らに違和感を抱いてしまう。

実は、トーマスはプライベートで大きな難題を抱えていた。
離婚した女優の妻との間で、最愛のひとり娘ビーの親権をめぐって揉めているのだ。
その問題から現実逃避するかのようにイタリアへやってきたトーマスは、エリザベス殺害事件を単なる犯人捜しの再現映画にするのではなく、独自の“真実”をあぶり出す作品にしたいと考えていた。

決定的な証拠が存在しない事件の真相は、いくらリサーチを重ねても藪の中。
公私共に出口のない迷宮にさまよい込んでしまったトーマスの心を癒やしてくれたのは、シエナの街のガイド役に雇った大学生メラニー(カーラ・デルヴィーニュ)の存在だった。
眩いほどの若々しい魅力をふりまき、何かと世話を焼いてくれるメラニーに娘にも似た愛おしさを感じるようになったトーマスは、懸命に脚本の執筆を続けていく。
それは被告のジェシカではなく、何者かによって輝かしい未来を絶たれた被害者エリザベスとその遺族の立場に寄り添った“愛”の物語だった。

(公式サイトhttp://www.angel-kieta.com/より引用)

ネタバレ感想

アマンダ・ノックス事件の映画化。
ということですが、海外では容疑者の美貌もあって報道合戦が過熱し、かなり話題になった事件のようですが、私は全く知りませんでした。

参考 ペルージャ英国人留学生殺害事件 – Wikipedia

この事件、まだ裁判続いてる?のかな。
元々、初期の警察の捜査が杜撰なこともあって裁判は二転三転し、無罪なのか有罪なのかはっきりしない事件のようです。

集団セックス殺人、無罪確定の理由
 2007年11月、イタリア中部のペルージャで、イギリス人留学生の女性(21)が...

それで映画の方は、その事件を丹念に追うのかと思いきや、その事件とそれを取り巻く報道合戦などをひっくるめて映画にしようと取材にきた映画監督の話で、事件モノと思って観ると少々拍子抜けします。

序盤で事件の概要をダッーっと説明したときにピンときましたが、これは事件を丹念に追う映画では無いな、と。
期待していたサスペンス・ミステリーでは無いなと思いましたが、後の祭りでした。

ケイト・ベッキンセイルが綺麗なのと、今人気急上昇中のモデルのカーラ・デルヴィーニュが可愛かったので頑張って観ましたが、なかなかに眠かったです。

それでこういう、新作が撮れない「映画監督の悩み」みたいな話の映画観た事あるなぁと思ってコーエン兄弟の『バートン・フィンク』を思い浮かべましたが、あれは脚本家の話でしたね。

でも夢で変なクリーチャーとか出てくるところは似ていると思います。

そして調べたらフェデリコ・フェリーニの『8 1/2』がそういうお話のようですね。

フェリーニ作品は『道』を観たんだが観てないんだかで『8 1/2』も観たような観てないような。
有名な作品ですから名前はよく知ってるのですが、記憶が曖昧です。

私個人としては面白いか面白くないかで言えば面白くなかったんですが、事件モノとか期待しないで、雰囲気を楽しむとかアートっぽい作品が好きな人にはいいんじゃないかと思いました。

鑑賞データ

ヒューマントラストシネマ有楽町 TCGメンバーズ ハッピーチューズデー 1000円

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