ルイの9番目の人生 評価と感想/ダークでファンタジーで悲しいミステリー

ルイの9番目の人生 評価と感想
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このピクニックが永遠に続けばいいのに ☆3.5点

イギリス人作家リズ・ジェンセンが2004年に発表した小説「ルイの九番目の命」の映画化。
9年間で9度死にかけ遂には昏睡状態に陥った少年の周囲の人に起こる不思議な出来事を描いたサスペンスミステリー。
監督はアレクサンドル・アジャ、主人公ルイに子役のエイダン・ロングワース、主演にジェイミー・ドーナンとサラ・ガドン、共演にアーロン・ポール

予告編

映画データ

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本作は2018年1月20日(土)公開で、全国15館での公開です。
今後順次公開されて、最終的には全国29館での上映となるようです。

結構前からヒューマントラストシネマと新宿ピカデリーで予告編は目にしましたが、意外と公開館数少ないんですね。

監督はアレクサンドル・アジャ
フランス人の監督さんでサスペンス系のホラー映画ばっかり撮ってる方ですね。
『ピラニア3D』とかを監督していて、作品は製作・脚本に回った『マニアック』を観てます。

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主演にジェイミー・ドーナン
近作は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』『フィフティ・シェイズ・ダーカー』『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』を観てます。

主演にサラ・ガドン
近作は『アンチヴァイラル』『コズモポリス』『複製された男』『マップ・トゥ・ザ・スターズ』を観てます。

共演にアーロン・ポール
近作は『トリプル9 裏切りのコード』『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

アラン・パスカル: ジェイミー・ドーナン
ナタリー・ドラックス: サラ・ガドン
ルイ・ドラックス: エイデン・ロングワース
ペレーズ医師: オリヴァー・プラット
ジェネク医師: ジュリアン・ワダム
ダルトン刑事: モリー・パーカー
ヴァイオレット(ピーターの母): バーバラ・ハーシー
ピーター・ドラックス: アーロン・ポール

あらすじ

サンフランシスコの海辺の崖から転落したひとりの子供が、病院に救急搬送された。その少年ルイ・ドラックス(エイダン・ロングワース)は生体反応がなく、一度は死亡が確認されたが、遺体安置室で奇跡的に蘇生。しかし全身にむごたらしい大ケガを負っており、昏睡状態に陥ってしまう。著名な小児神経科医アラン・パスカル(ジェイミー・ドーナン)がルイの担当医として外部から招かれるが、この愛くるしい容姿の少年にはいくつもの謎があった。
ひどい難産の末にこの世に生を受けたルイは、奇妙なことにそれから毎年、8度にわたって生死に関わる大事故を経験していた。そして美しい母親ナタリー(サラ・ガドン)、別居中の父親ピーター(アーロン・ポール)に9歳の誕生日を祝ってもらうためのピクニックで事故現場となった渓谷を訪れ、9度目の悲劇に見舞われてしまったのだ。地元警察のダルトン刑事(モリー・パーカー)はこの事故を“事件”ではないかと疑い、現場から忽然と消え失せたピーターの行方を追っていた。

ルイの命を救うためにあらゆる手を尽くし、憔悴しきったナタリーを励ますパスカルは独自の調査に乗り出し、学校で友だちがいないルイが精神科医ペレーズ(オリヴァー・プラット)のセラピーを受けていたことを知る。ルイを襲った幾多の事故は、大酒飲みのピーターによる虐待だったのか。それともルイの自傷行為によるものなのか。やがて深まる謎の答えを見出せないパスカルは恐ろしい悪夢にうなされ、ナタリーのもとには差出人不明の警告文が届くようになり、ルイの身近な人々や関係者に次々と不可解な出来事が降りかかる。

とても偶然とは思えないそれらの現象は、悪意を持つ何者かの仕業なのか。事故や事件に巻き込まれ続けるルイは、いったい何者なのか。すべての鍵を握るルイが病院のベッドで眠り続けるなか、このミステリアスな少年の秘密を解き明かそうと苦闘するパスカルは、予想だにしなかった衝撃的な真実に迫っていくのだった……。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

最初に予告編を見たときは、どんな話か想像がつかなくて、『怪物はささやく』みたいな児童文学的なダークファンタジーかと思いました。

『怪物はささやく』見てないんですけどね。

ただ、公開が近づいてくると予告編に「ラスト9分 驚愕の真実が待っている」と表記され、ポスターにも心理サスペンスと書いてあったので、そっち系の映画なんだなと思って観ました。

監督のアレクサンドル・アジャの作品は『マニアック』しか見てませんが、そのリメイクの仕方を見てみるとフランス人らしいといいますか、ちょっとクセのある感じで一捻りしてるといいましょうか、分かり辛くしてるといいましょうか、そういう感じなんですが、本作もそういう感じです(原作がそうなってるかもしれませんが)

本作はラストを知ってしまえば、ミステリーとかサスペンスになると思うのですが、昏睡状態にある主人公に語らせることによってダークファンタジーな味付けがされてるので、分かり辛いといいますか。

公式サイトでも分かりやすいように漫画を作成して紹介してたりするんで、基本的には分かり辛い映画の部類に入るんだと思います。


そんなんで、ちょっと途中で眠くなっちゃって、会話を見逃したりしたところもあるんですが、中盤辺りでピーターの母が出てくると「こういうことじゃないかな?」と思ったのですが、結果的にはそれで合ってました。

 

答えを言っちゃうと「代理ミュンヒハウゼンな母親」の話で、9回も死にかけたことを「猫に九生あり」と掛けたりしてファンタジックなものにしていましたが、そういうお話です。

https://www.excite.co.jp/News/society_g/20170817/Careerconnection_6903.html

といいますか、「9年間に9度死にかけた少年」のコピーを見たときに「君子危うきに近寄らず」だよなぁと思って、これって親が悪いんじゃないのかな?と思った(代理ミュンヒハウゼンまでとは思いませんでしたが、子供を見てないというか)んですが、結果的にビンゴでしたね。

パスカル医師が著名な小児神経科医で昏睡のプロであるというのも話をややこしくしてましたが、ルイの母親であるナタリーに惹かれる様は単純で『フィフティ・シェイズ』シリーズで培ったテクを一瞬見せてくれそうでしたが、映倫区分Gなのでそこはサラッと流してました。
ただラストで一発で命中(妊娠)させてたのが明らかになるのでさすがだなと思うのと、あの辺はブラックユーモアといいますかダークなんですけど、あのお腹の子がルイの10番目の人生なんでしょう(ホラーだ)

洞窟で腐っていたお父さんを岩男の怪物に見立てていたのも何故かは分かりませんが、生みの親より育ての親というのが胸に迫ってきて切なかったですね。
主人公ルイを演じたエイダン(エイデン)・ロングワース君のこまっしゃくれた感じもよかったです。

物語としては正直、どの辺が世界的ベストセラーなのかは分かりませんでしたが、語られる目線によって物語は違ってくるということなんでしょう。
まあ、ナタリーくらいになるともう詐病なので、彼女目線で語られる話を鵜吞みにすると頭クラクラするんですが、ヒッチコックが起用するようなブロンドの美女サラ・ガドンに語らせるんで下心のある男どもはすっかり騙されてしまいます。
キャスティングした監督の勝利でしょう。

自分はあんまりティム・バートンとかのダークでファンタジーな感じは得意ではないので、それほど面白いとは思わなかったんですが、この雰囲気好きな人にはハマるんじゃないかと思います。

鑑賞データ

ヒューマントラストシネマ渋谷 TCGメンバーズ ハッピーチューズデー 1000円
2018年 17作品目 累計7700円 1作品単価453円

コメント

  1. […] […]