マニアック 評価と感想/トム・サヴィーニが関わった同名映画のリメイク

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キャッチコピーの意味がわかりました ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

映画館で予告編を見て面白そうだなと思い鑑賞。
予告編を見てイメージしたのはウィリアム・ワイラー版『コレクター』でしたが、調べると80年代製作のトム・サヴィーニが手掛けた同名スプラッター映画のリメイクでした。

元映画はもちろん見てないのですが、2010年代らしくスタイリッシュな映像に仕上がっていました。
ショッキングピンクのタイトルや車からのドライブレコーダーで撮ったような映像と、80年代のシンセサウンドのような音楽は映画『ドライヴ』を思い起こさせました。
そしてこの映画を特異なものにしているのは、ほぼ全編、完全主観映像で撮られているということです。なので主人公のイライジャ・ウッドが写るのは鏡に映った姿だったりと、ごく限られています。

なので観客は第三者目線ではなく、この殺人鬼の目線でほぼ映画を見ることになります。
具体的には犯人と同じように覗き、ターゲットを見つけ尾行し、殺害し頭皮を剥ぐという行為を追体験し、また時折起こる偏頭痛の不快さも体験することになります。

映画を見る前は「本編90分ほどでちょうどいい長さの映画じゃないか」なんて呑気に思っていましたが、これ120分オーバーとかでしたら耐えられなかったと思います。
自分は割とグロ耐性はある方と思っていましたが頭クラクラしました。

物語としては母親へのトラウマから殺人鬼になるという、『サイコ』のノーマン・ベイツから続く王道のサイコパス映画です。そして頭皮を剥いでカツラを作るという設定はノーマン・ベイツをはじめ様々な映画のモデルになったエド・ゲインですが、このエド・ゲインをモデルにした有名な映画に『羊たちの沈黙』があります。

キャッチコピーに「羊たちの沈黙を超えた鮮烈なるショッキングバイオレンス・スリラー」とありましたが、「羊たちの沈黙」でバッファロー・ビルが踊っている時にかかっていた、ラザルスのGoodbye Horsesという曲がこの映画でも象徴的に使われ(ネットの出会い系で会った女の部屋のシーン)ていて一種のオマージュになっていると思いましたし、なるほどキャッチコピーの意味が分かりました。

またそれ以外でもデートで見る映画が『カリガリ博士』だったりと過去作品とリンクしています。

変な話、全編主観映像はわりとアダルトビデオであると思うのですが、スプラッター(比較的軽いが)映画でショッキングバイオレンス・スリラーで、っていうとふつうのこの手の物よりより痛く感じられましたし、リアルに感じてズシンと来ました。
とはいえ、肝心の所はボカシ気味ですので耐えられると思います。

『ドライヴ』のようと形容されるだけあって、ただのホラー映画にはなってないと思いますので興味のある方は是非ご覧になられるとよいと思います。

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