『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』評価と感想/閣外大臣のワキ汗が緊張感を物語る

スポンサーリンク
広告(大)

面白さ『シン・ゴジラ』級。但し、後味悪し ☆5点

予告編はこんな感じです


映画データはこちらからどうぞ
映画『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』の作品情報:ドローンを使い、戦場から遠く離れた場所で進められる現代の戦争の闇を描く軍事サスペンス。罪なき少女を犠牲にしてまでテロリストを殺害すべきかという究極の決断を通し、真の正義やモラルを問い掛ける。
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は2015年の映画。『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
映画館で予告編を見て、これは面白いに違いないと思い鑑賞。それを上回る面白さでした。
昨年『ドローン・オブ・ウォー』という映画が公開されていましたが、そちらはチェックしておらず未見ですがセットで見ればより深く楽しめそうな気がします。

あらすじは、ヘレン・ミレン演じるキャサリン・パウエル大佐が、もう5~6年テロリストグループのナンバー4で元々はイギリス人の女性を追ってるんですね。
パウエル大佐指揮下のケニアの諜報員が、テロリストグループに殺され悔しい思いをしているところに、そのナンバー4の潜伏先の情報がもたらされます。
それで当初はドローンでそのナンバー4を確認し、ケニアで待機してる地上部隊に逮捕させる予定でしたが、ナンバー4たちがテロリスト支配地域に移動してしまったため、逮捕を断念しドローンで空爆をしようとするが…というお話です。

それでいざ空爆しようとすると、そこには色々、法律的に正しいか?とかの確認が必要で、この辺りのプロセスが閣議ドラマの趣もあった『シン・ゴジラ』と非常に酷似してましたし、面白かったところです。

『シン・ゴジラ』評価と感想/全ての円谷チルドレンにおめでとう
すごく、良かったです  ☆5点 予告編はこんな感じです映画データはこちらからどうぞもう冒頭の入り方からして昭和29...
作戦司令本部で指揮をするパウエル大佐と、内閣府で大臣たちに確認をとるフランク・ベンソン中将(アラン・リックマン)は軍人ですので決断が早いのですが、内閣府にいる大臣たちは責任を負いたくないのでたらい回しにするんですね。
内閣府にいる閣外大臣の決断が必要なのですが、背広を脱いだ際のワイシャツのワキ汗染みが緊張感を物語っていると思いました。
容疑者であるテロリストに英・米国人が含まれることから閣外大臣は外務大臣の確認が必要といって外交中の外務大臣の判断を待ちます。外務大臣は外務大臣でそれは国務長官案件だといって中国で外交中(卓球をやっている)の国務長官の判断を仰ぎますが、国務長官は即決で空爆。判断が早い早い(笑)
それと、テロリストたちが自爆テロを計画してるのも分かって、一気に空爆へと傾きます。

で、空爆に決まってネバダ州のドローン操縦室に指示が出されるのですが、予告編にある通り、攻撃目標の建物のすぐそばで少女がパンを売り始めてしまって『ブレイキング・バッド』のアラン・ポール演じるドローン操縦士が撃てないと言う訳です。少女が居る所までの被害予測を出してくれと。
この辺の描写は上からの命令が絶対では無いのが描かれていてよかったです。現場にも上へ確認を要求できる権利がある訳ですね。

それで、これを見てると、少女をどかすために「パンを全部買っちゃえばいいじゃん」と思うのですが、安心してください!パンを全部買うんですよ。但し失敗しますけど。
バーカッド・アブディ演じるジャマ・ファラ(昆虫のドローン操縦してる人)がテロリストにバレて追いかけられるところはハラハラしましたね。捕まったら首切られたり焼かれたりしますからね。あそこ凄いドキドキでした。

で、ここからは激しくネタバレになります。

ドローン操縦士から発射を差し戻されたパウエル大佐は、被害予測の数値が65%だったのを無理くり45%にしてゴーサインを出すんですね。ドローン操縦士もこの数値には従うしかなくてミサイルは発射されます。
自爆テロ用の爆弾のせいもあって建物は粉々、幹部テロリストたちの殆どが死ぬんですが、ナンバー4はまだ動いてて生きてるっぽい。
少女も爆風で飛ばされて地面に倒れてますが、わずかに動いてる。
ドローンはピンポイントで狙えるんで、今度は自爆テロ用の爆弾も無いってことで、わずかに動いているナンバー4めがけて2発目のミサイル発射。遺体は粉々になりますが、残った耳の形をドローンのカメラで照合して死亡を確認。
作戦は終了となります。

少女は駆け付けたお父さんに抱きかかえられて病院へ行きますが、病院で亡くなってしまいます。
この辺がシン・ゴジラ的な面白さがありながらも、後味が悪くヘビーなところです。
シン・ゴジラでも逃げ遅れた民間人がいましたが、こちらは攻撃しませんでした。

この映画、科学的な小道具が凄くて、ドローンはもう馴染みですが、鳥型のドローン(ホントに小鳥の大きさ)や昆虫型のドローン(ホントに昆虫の大きさ)のカメラで映像を中継していて、この辺はきっと実際に使ってるのでしょう。
それから顔認識技術。これは私たちの生活にもかなり取り込まれてきてますが(カメラアプリなど)、これでテロリストの顔を確認してたりと科学技術がハンパ無くて、この辺の描写も面白かったです。

映画的なテーマは重いですが、上映時間約100分の間、途切れることないスリリングさは圧巻ですし、遺作となったアラン・リックマンがカッコよかったですし、必見の映画です。

TOHOシネマズシャンテ シネマイレージ特典 1か月フリーパス 0円
2016年 144作品目 累計155500円 1作品単価1080円

スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

フォローする