複製された男 評価と感想/ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督凄い

複製された男 評価と感想
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完璧に計算された映画 ☆5点

予告編

映画データ

複製された男 (2013):作品情報|シネマトゥデイ
映画『複製された男』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:ノーベル文学賞作家でポルトガル出身のジョゼ・サラマーゴの小説を実写化したミステリー。
http://cinema.pia.co.jp/title/164999/

あらすじ

大学の歴史講師アダム(ジェイク・ギレンホール)は、ある日同僚から1本のビデオを薦められる。応じるままに鑑賞した彼は、その映画の中に自分と瓜二つの端役の俳優を発見する。あまりのことに驚きを通り越し恐怖を感じたアダムは翌日から取り憑かれたようにその俳優を探し始める。アンソニーという名前を突き止め、気づかれないよう遠くから彼を監視するうちに、どうしても会って話がしたくなり遂にアンソニーに接触する。その週末二人は対面し、顔、声、体格に加え生年月日も同じ、更には後天的に出来た傷までもが同じ位置にあることを知る。どちらが“オリジナル”でどちらが“ダブル”なのか―、なぜ自分と全く同じ人間が存在するのか―。後戻りできない極限状況に陥った彼らは、それぞれの恋人と妻を巻き込みながら、想像を絶する運命をたどっていくのだった……。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

映画館で一度観ただけでは厳しいと思いますが、言われると後から気づく伏線がきちんと張り巡らされていて、計算し尽くされているのがわかります。

映画館で2回、3回と観るもよし、DVDが出てからじっくり観るもよしの作品だと思います。

蜘蛛の暗喩など文学的表現もありますが、文字通り脳力を試す映画で、最近流行りのリアル脱出ゲームのようにきちんとした解は出る映画だと思います。

監督のドゥニ・ヴィルヌーヴですが、映像・音楽ともに完璧で、この映画を90分の尺に収めた力量は並々ならぬものがあると思います。

つい先日まで公開してた前作の『プリズナーズ』は時間が合わず観れませんでしたが、そちらの評判も併せて考えると、ちょっと凄い監督が出てきたんじゃないかなぁと思いました。

鑑賞データ

TOHOシネマズシャンテ シネマイレージデイ 1400円

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