映像は凄い、まじグロい、だが眠い ☆3点
予告編
映画データ
ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。
本作は昨年末だったか今年頭だったかにHTC渋谷で予告編を観て「これマジどうやって撮ったんだろう?スゲー!」と思いまして、公開されたら観に行こうと決めておりました。
それから昨年の『ガール・オン・ザ・トレイン』で往年のエレン・バーキンのような妖艶さを漂わせていたヘイリー・ベネットが出ているのも決め手で、ヘイリー・ベネットが主観映像で観れるなんて誰得!なんて興奮してたら、ある意味それが映画のオチにもなってました。
あらすじ
愛する人を救いだし、記憶を取り戻せ!
準備はいいか?あなたは今から、愛する人を取り戻すためこの“クレイジーな世界”に放り込まれる。妻であり、絶命したあなたの身体をサイボーグ化し蘇生させた一流の研究者である美女・エステル(ヘイリー・ベネット)が、エイカン(ダニーラ・コズロフスキー)という奇妙な能力を使うヤツに誘拐されてしまった。道先案内人は変幻自在のジミー(シャールト・コプリー)。あなたの身体を狙うエイカン率いる傭兵たちを倒し、エステルと“記憶の謎”を取り戻すことが出来れば、あなたの存在する目的と真実を知ることができるかもしれない。幸運を祈る。(公式サイトhttp://hardcore-eiga.com/より引用)
ネタバレ感想
なるほど!
映画観ててよく分からなかったのは、途中途中で突然助けに来てくれる人がいるのですが、それが浮浪者だったり、刑事だったり、軍人だったり、車椅子の人だったり、また一度死んでるのに出てきたりして訳分からなかったのですが、みんな変幻自在のジミーだったんですね。それでこのジミーはコピーロボットみたいにクローンがいっぱいいます。
映画は確かに映像は凄いです。
GoProで撮ったんだろうなぁと思いましたが、ゴープロ社から【HERO3ブラックエディションカメラ】を1ダース提供受けたと公式サイトに書いてありました。
生身の体で追跡してるシーンは、パルクールしてるときにゴープロ付けたら、そういう映像になるのは分かりましたが、あのサイドカーでのカーチェイスシーンとかどうやって撮ったんだろうと思います。
ただですねぇ、やっぱり全編主観映像は辛いですね。
まず、動きが速いのでブレててよく分からない。『バイオハザード』もそうでした。
あと主観映像といっても、やっぱり人間の視野の方が広いので、常に圧迫感があります。
それと、これがもしFPSゲームなら難易度のめちゃめちゃ高い無理ゲーで、主人公は何回死ねば済むんだ?って感じなのですが、そうならないのは御都合主義な気もいたします。
なので映像は凄いんですけど、何が起きてるかよく理解できないので、脳が情報をシャットダウンしてしまうのか、眠くなるんですよね。
それとやっぱり私は物語を欲してるということでしょう。
エステルを助けに行くっていう大筋はありますが、基本的にはジミーからもたらされる情報であっち行ったりこっち行ったりしてるだけで、大したストーリーはありませんし、行き当たりばったり感が否めませんでした。
エイカンがX-MENばりに強いってのも面白くなかったですね。どうやっても敵いそうにないですもの。
てか、あの能力あれば、一人で世界征服出来ると思いますし。
グロ描写はグロいにはグロいんですけど、ゾンビ映画くらいふっきれてますし、もうみんなサイボーグな感じなので、そんなにグロく感じないと思います。
ストーリー的なネタバレでいえば、エステルは主人公ヘンリーの妻じゃなくて、エイカンの妻なんですね。
最強のサイボーグを作るために、愛する妻を守る、って錯覚させるという。
どうりで目覚めたときに見たヘイリー・ベネットは、白衣の下のワンピースは短いですしハイヒール履いてますし、およそ研究者らしからぬ感じで、完全にハニートラップに引っかかりましたわ(笑)
もうね、これは『マグニフィセント・セブン』でも胸をチラチラさせてたヘイリー・ベネットをキャスティングした時点で勝利ですね。はい
(馬乗るシーンで『荒野の七人』のテーマ曲がかかるという監督のおふざけもあります)
本編約90分、アクション主体の主観映像は辛いのですが、冒頭ヘイリー・ベネットが語りかけてくるのは楽しかったので、主観映像で90分、ヘイリー・ベネットといちゃいちゃ出来て、おまけに3D映画とか出来たら嬉しいなーと思います。
ヘイリー・ベネット最高!
鑑賞データ
ヒューマントラストシネマ渋谷 TCGメンバーズ料金 1300円
2017年 51作品目 累計50700円 1作品単価994円
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