ターミネーター2 3D 評価と感想/26年経っても古臭くない

ターミネーター2 3D 評価と感想
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3Dを見越したかのような撮影に感嘆 ☆5点

1991年に公開されたジェームズ・キャメロン監督作『ターミネーター2』をデジタルリマスター4K変換したものを3D化した作品で公開は日本が世界で最速です。

予告編

映画データ

ターミネーター2 3D (2017):作品情報|シネマトゥデイ
映画『ターミネーター2 3D』のあらすじ・キャスト・動画など作品情報:『タイタニック』などのジェームズ・キャメロン監督の人気シリーズ2作目となるSFアクション大作を3D化。
http://cinema.pia.co.jp/title/172733/

スパイダーマン:ホームカミング』を観に行ったTOHOシネマズ日劇にポスターが貼ってあって、「おお、3Dでやるんだ」と思い、ちょうどシネマイレージも6Pあったので3D料金だけで鑑賞してきました。

監督・キャストは以下の通りです。

監督:ジェームズ・キャメロン

T-800役:アーノルド・シュワルツェネッガー
サラ・コナー役:リンダ・ハミルトン
ジョン・コナー役:エドワード・ファーロング
T-1000役:ロバート・パトリック

あらすじ

最初のターミネーター出現から10年後。サラ・コナーの息子ジョンは少年に成長。ジョンは、近未来に人類抵抗軍のリーダーだ。
機械軍はジョンを少年のうちに殺すため、新しいターミネーターを送り込む。ある日ロサンゼルスに2体のターミネーターが未来から送り込まれる。息子を守るために、サラの死闘が始まる。
だが、残忍非道なターミネーターに立ち向かうサラとジョン母子に、強い味方が現れる。いかなる犠牲を払ってもジョンを守れと厳命を受け、人類抵抗軍によって送り込まれた戦士だ。

未来への戦いが、いま始まる……

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに「ターミネーター 2:3-D」ありますが、オリジナルが3Dで帰ってきました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
異なる表情を持つさまざまなエリアは、感動がいっぱいの別世界。ハリウッドの超大作映画をテーマにした興奮のライドや人気キャラクターたちのショーなど、子どもから大人まで楽しめる、ワールドクラスのエンターテイメントを集めたテーマパーク。

本作は公式サイトのイントロダクションにあるように、35ミリのオリジナルフィルムを4K解像度にデジタル変換したものを3Dデジタル化したものですから、最初から3Dカメラで撮影されたものでは無いんですが、これが驚くほど3D化がハマってるんですよねぇ。

冒頭のスカイネットとの戦争シーンからシュワちゃん演じるT800が現れて服を奪って出発するくらいまでは、3Dにすることを意識して撮られたんじゃないかと思うカメラアングルで、序盤から一気に引き込まれます。

そこから一気にジョンを救出するまでのアクションとノンストップ感は今見ても凄いですね。
40分くらい?やってるんでしょうか。

そんなに3D感が無いところでも4K解像度の恩恵は大きく、肌の質感だったり金属の質感だったりがよく出てます。
1991年版との比較動画があったので貼っておきますね。

- YouTube
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サラと合流してメキシコ方面へ向かうと、ストーリーを知ってることや暫くT-1000が登場しないのでやや中だるみしますが、それでも前半のお釣りで余りあるものがあります。

 

それにしてもあれですね、サイバーダイン社の人がダイソンって、この当時ダイソン無かったんで微妙に現実とリンクしますね。

でも、今よく考えるとダイソン可哀想ですよね。
サラたちの説得にもすぐ応じて、肩撃たれてるのにサイバーダイン社に行って、挙句の果てには盾になって撃たれて、大量の爆弾と共に起爆スイッチ持ってて、力尽きて爆発しちゃうって。残された家族どうなったんだろ?

 

それにしても懐かしいですねー。
オリジナルは公開時、シネマサンシャイン池袋でレイトショーで観た気がします。
ガンズ・アンド・ローゼズも流行ってたなぁ。

それから本作の配給がスタジオカナルってフランスの配給会社というのもポイントですね。

なんせ、80年代後半から90年代半ばまで映画界を席巻していて本作を製作したカロルコ・ピクチャーズは無くなっちゃいましたからね。
その辺のことは昨年観たドキュメンタリー映画『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』で描かれてるんで面白いですよ。

その後ターミネーターはジェームズ・キャメロンの手を離れて『ターミネーター3』『ターミネーター4』と作られる訳ですが、劇場では見てません。
不思議なことに日本ではターミネーター2の興収が57.5億に対し、ターミネーター3では82億とアップしてるんですよね。
中身関係なくブランドが好きな日本人の特性をよく表してると思います。

ただ2015年に公開された『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は面白かったです。

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ターミネーターのシリーズをリブートしてる作品ですが、ターミネーター2へのオマージュも感じられて、本作のクリアな映像と近いと思います。

本作が26年経っても古臭くないのは、スケールは壮大(マクロ)なわりに、ひとつひとつのシーンはミクロで、T-800vsT-1000という単純な構図だったり、大型トレーラーvsバイクだったりして、他の時代を感じさせるものをあまり映して無いんですよね。

カーチェイスのシーンなんかはスティーヴン・スピルバーグ監督のデビュー作『激突!』を彷彿させて、いいものは共通するんだなと思いました。

鑑賞データ

TOHOシネマズ日劇 シネマイレージ6P無料鑑賞+3D料金 300円
2017年 136作品目 累計143200円 1作品単価1053円

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