リアル鬼ごっこ 評価と感想/園子温ワールド炸裂!面白いよー

リアル鬼ごっこ 評価と感想
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園監督がやりたいこと全部やれちゃった映画だと思います ☆5点

予告編

映画「リアル鬼ごっこ」予告篇

映画データ

リアル鬼ごっこ|映画情報のぴあ映画生活
『リアル鬼ごっこ』は2015年の映画。『リアル鬼ごっこ』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

あらすじ

彼女たちの名前は【ミツコ】【ケイコ】【いづみ】。
全員、女子。
3人は同じ学校のクラスメート?それとも、まったく見知らぬ女子高生なのか?
平和な日常は突如崩れ去り、“クライマックス”が一気に押し寄せる。
木々の風。森の風。押し寄せる風。
女子しかいない風景。女たちの通り。誰かがいつでも見つめている。
いくつもの視線。それが風になり、凶暴な疾走となり、凶器となる。
いったい、何のために追われるのか?

私は、何で、追いつめられるのか?
私たちは、なぜ、追われる?
女子高生だから?女だから?

木々の風。森の風。破られる制服。引き裂かれるドレス。
迫ってくる鬼は何?隠れているのは誰?

(公式サイトより引用)

ネタバレ感想

原作の小説も、以前の映画も見てないんですが、きっと全くリアル鬼ごっこ関係ないですよね(笑)

まあ映画紹介の記事などを見ると、リアル鬼ごっこにインスパイアされて園子温監督だと、こう撮るみたいなことが書いてあった(園監督、映画も原作も読んでない、ってw)ので。

何でそもそも今更(もう映画は5作作られてて撮りつくした感ある)、リアル鬼ごっこなのだろう?と思ったので納得です。

実は今年テレビで放映された「みんな!エスパーだよ!」番外編の出来が酷く、『新宿スワン』も観に行ったのですが、これも出来が酷く(その辺のことはレビューに書きましたが)、園監督も今年は公開作品が多いから雑なのかなぁと思っていたので、本作は見る気しなかったんですが、最近注目している女優の桜井ユキさんが結構活躍しているようなので、完全に桜井さん目当てで観に行った次第です。

でも結果、これが大正解でした。
映画は評価が思いっきり低いですが、それも何となく分かります。

まず映画は冒頭から、観光バスが上下に真っ二つ。
乗っていた女子高生も胴体から真っ二つのグロ映像。
R15+ですからね。

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そのあとも謎のかまいたち(風)により、出てくる人たち皆、真っ二つ。
なぜか主役のトリンドルちゃんだけは切られなくて走る、走る。

「ラン・ローラ・ラン」よろしく「ラン・トリンドル・ラン」

ずっと逃げてたら、登校中の女子高生の集団に出くわし、死んだと思ったクラスメイトがなぜか生きてるというパラレルワールドで訳ワカメです。

と、この辺までの展開は『CUBE』と『エルム街の悪夢』を足したかのような感じですが、その後も何故か授業を抜け出して、女子高生たちがキャハハ、キャハハと相米慎二監督作の『台風クラブ』状態。

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大きな池の前で、シュールがどうとか、こうとか、小難しい話をして、揺れ動く乙女心は中原俊監督作『櫻の園』かと。いや「櫻の園子温」か。

でまあ、延々とストーリーらしきストーリーないまま、シュールな展開が続くのですが、ここで気付くのは、「いやちょと待てよ、マリコ様も、真野ちゃんも全然出てこないぞ」となる訳です。

で、予想に反して桜井ユキさんが出ずっぱりなのですが、これきっと撮影中にどんどん役が大きくなっていたんだろうなぁと。園監督にお気に入り認定されたんだろうな、と。ほぼトリンドル玲奈ちゃんとW主役みたいな感じ(まあ私としては嬉しいのですが)です。

それで、話戻しますと、マリコ様、真野ちゃんファンからすると、あれ?ってなる訳です。全然出てこないし、いきなりグロいの見せられるし、話は訳ワカメだし、なんじゃこりゃ、つまらんとなる訳です。

でもね、この映画、完全にB級映画なんです。
メジャーの松竹配給で主演も今をときめくトップアイドルの3人で、普通こんな映画を想像する訳ないじゃないですか。
園子温監督してやったりだと思います。他人のお金(たぶんそこそこ予算ある)で、園監督がやりたいこと全部詰め込まれてると思いますよ。きっと今の園監督のポジションじゃなきゃ撮れなかった映画だと思います。
てかエスパーの連続ドラマ版に夏帆ちゃんが出てたのに、番外編も映画版も出ないのは、何となく分かるってもんですよ。マリコ様の事務所とか怒っちゃうんじゃないかと邪推もしたくなります。

はい、それで、メジャー映画ばかりを見てきた人は怒っちゃうと思うんですけど、この作品中々面白いですよ。
確かにストーリーらしい、ストーリーはありませんし、何を言いたいかもよく分からない。
でもこれ見た人の感性に委ねられる映画です。どういう風に受け止めてもいいんです。
一応、最後のオチ的には未来で「リアル鬼ごっこ」という体感ゲームをプレイしている的なことになってますが、それでも全ての伏線を回収できてる訳じゃないですしね。

最後の方、AV男優みたいに日焼けして白いビキニパンツを履いて登場する斎藤工様とか、元々B級映画俳優の人ですからね(こないだの『虎影』も中々のB級映画でした)。

そう、それで私的には、精子が子宮に辿り着くまでみたいな印象も受けましたね。白い羽根がほとばしる精子のイメージとか。バタバタと周りは死んでいって最後に子宮に辿り着けるのはただ一匹の精子とか。
まあ役的には男女逆転してますけど。

と、まあこんな風に、見る人によって色々解釈出来る映画で、あーでもない、こうでもないと言うのが楽しいんで、結構面白い映画だと思いますよ。

今年は『虎影』がB級カルトになり得る1本だったのですが、この映画もB級カルトになりそうだなぁと、思ってる次第です。

PS:ボディコンギャルとかパンチラとか『新宿スワン』や『映画みんな!エスパーだよ!』と併撮(使い回し)してるんじゃないかと思うくらいエコな(効率的な撮影)作品だったんじゃないかとも思っております(笑)

鑑賞データ

シネマサンシャイン池袋 レイトショー料金 1300円

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