『チャイルド44 森に消えた子供たち』評価と感想/時代が生み出したモンスター

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アンドレイ・チカチーロ ☆3.5点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

このミステリーが凄い!に期待していくと、謎解きの部分で少し肩透かしを食らうかもしれません。

原作は未読です。
2008年発表された当時、話題になったのも知らなかったです。

映画は旧ソ連(スターリン)政権下で発生した連続児童殺害事件を軸に、スパイの摘発に絡んだ秘密警察組織内部の権力争いも描いていて、所謂サスペンス・ミステリーとは一線を画しています。

そもそも旧ソ連政権下では、社会主義・共産主義は理想国家、地上の楽園であって殺人などの犯罪は起きる筈が無い、という前提に立っているので、捜査そのものに消極的です。
なので所謂FBI物などに比べると、謎解きの部分は弱くなってしまいます。

また、殺害事件を捜査しようとすること自体に妨害が入るので、見ている観客としては物語に集中し辛く、スパイの摘発・権力争いにも話が飛ぶので、ちょっと分かり辛いのですが、殺害事件の捜査の終結と共にそれらの話も収束するので、見終わったあとは案外分かりやすかったりもします。

それで、このレビューを書くにあたり、あまりにも原作のことを知らなかったのでウィキペディアで見てみますと、小説はアンドレイ・チカチーロをモデルにして描いているというじゃないですか。
それで、そのままチカチーロの項目を読んでみると、ほぼまんま今回の映画のお話と一緒な訳です。
大量連続殺人鬼として有名なチカチーロですが、その詳しい経歴までは知らなかったので、この映画の旧ソ連政権下という特殊な状況(捜査に消極的であるとか)がチカチーロの大量殺人を許してしまったということがよく分かりました(これアメリカとかでしたらもっと早く逮捕できましたものね)ので、見てよかったです。

ラストもハッピーエンドだったのでよかったですが、如何せん中盤が中だるみな気がしましたので、星としては3.5です。

TOHOシネマズ六本木 TOHOシネマズデイ 1100円

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