水の声を聞く 評価と感想/岩肌に水が染み入るような作品

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岩肌に水が染み入るような作品 ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

山本政志監督作品は初めての鑑賞です。

シネマインパクトを主宰しプロデュースした山本監督が、大ヒットロングランした『恋の渦』のあがりを注ぎ込み作り上げた作品だそうです。

なるほど『恋の渦は』撮影(たしか)4日間、登場する部屋も4部屋で衣装もほぼ持ち込みという超低予算映画でしたが、そちらに比べると確かにお金がかかっています(メジャー映画ほどではないですけど)
教団のロゴとかTシャツとかお金かけてるなぁと(笑)

映画は、ビートたけしさんの『教祖誕生』みたいな感じの題材で面白かったです。
それを主演の玄里さんが在日韓国人であることから、韓国の巫女さんを持ってきて。

映画を観ていて壁に貼ってある、お経というかお題目を見て「南無・・・・・・」って書いてあったので、韓国も仏教なのかな?とか、そういえば韓国の宗教って何だろう?隣の国なのによく知らないな、とか、韓国ってキリスト教多いよなー、とか思って観てました。
(調べたら無宗教が1位で次にキリスト教、その次に仏教みたいです)

(あらすじ)
主人公のミンジョン(玄里)は親友の坂井美奈(趣里:水谷豊さんと伊藤蘭さんのお嬢さんなんですね)と始めた占い喫茶が人気店となります。
それに目を付けた広告代理店の赤尾(村上淳)のプロデュースの元、新興宗教の教祖として祭り上げられます。
アルバイト感覚で稼ぎもよく、それなりに楽しんでいましたが、父子家庭で殆どネグレクトしていた父親が、ヤクザからの借金の返済に困る度に訪ねてくるのに辟易していました。
父親にはお金を渡さないと決めたミンジョンでしたが、ひょんなことから教団に転がり込んで来られてしまい困惑します。
また、アルバイト感覚に反してどんどん規模が大きくなる教団に、宗教的能力も知識も持たないミンジョンは罪悪感やプレッシャーを感じはじめ、仲間には何も告げずに教団から出て行ってしまうが・・・
というお話です。

映画は玄里さんの透明感と相俟って、水はもちろん、森やそこに生えている大木などが印象的でした。
シーンとしては、ヤクザが借金が払えない父親を森に連れてくところが好きなんですが、もうちょっと残虐性を発揮してくれたら、より緊張感が高まったかなぁと思います。

教団に戻ったミンジョンは以前とは変わって使命感をもって教祖に取り組みます。祈りによって世界中の魂の救済をしようと、半ば強引に取り組みます。
しかし、教団はミンジョンの一番身近なところ(父)が起点となって破綻します。

政治でも宗教でもなんでもいいんですけれど、目の前にある小さな問題に取り組んでいかないと失敗するなーと。目的のために手段を選ばずだと、足元を掬われるよなー、なんて事をラストを見ながら思いました。

渋谷ユーロスペース 当日一般料金 1800円

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