2018-06

映画感想

ファントム・スレッド 評価と感想/信じることさ必ず最後に鈍感力は勝つ

クローネンバーグの変態性にも似た ☆4.5点 世界三大映画祭の監督賞を全て受賞のポール・トーマス・アンダーソン監督とアカデミー主演男優賞を3度受賞のダニエル・デイ=ルイスが『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』以来10年ぶりにタッグを組んで195...
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レディ・バード 評価と感想/ニューヨークへ行きたいか!!

自分の道は自分で切り開く強さ ☆4.5点 『フランシス・ハ』の主演女優でノア・バームバック監督のパートナーでもあるグレタ・ガーウィグが、自身の出身地であるカリフォルニア州サクラメントを舞台に、自伝的要素を取り入れ、脚本と監督を務めた青春映画...
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犬ヶ島 評価と感想/昭和の紙芝居を見てるようで楽しかった

ウェス監督頭おかしい(褒めてる) ☆5点 2018年の第68回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞したウェス・アンダーソン監督による近未来の日本の架空都市を舞台にしたストップモーションアニメ。 声の出演でリーヴ・シュレイバー、ブ...
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友罪 評価と感想/加害者の慟哭を描いてどうする?という気はする

全く劇伴が無いのも逆に辛いものがあるなと ☆3点 2013年に出版され吉川英治文学新人賞候補になった薬丸岳の同名小説の映画化で、かつて世間を震撼させた少年事件の犯人が親友だったら?を描いた作品。 監督は瀬々敬久、W主演に生田斗真と瑛太、共演...
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のみとり侍 評価と感想/江戸時代の娼年だが脚本が上手くない

コメディに寄せ過ぎようとして滑ってる ☆2点 1987年に刊行された小松重男の江戸時代をテーマにした6編からなる短編小説集「蚤とり侍」から3編の話を再構成して鶴橋康夫監督自ら脚本を手掛けた作品。 主演は阿部寛、共演に寺島しのぶ、豊川悦司、斎...
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ゲティ家の身代金 評価と感想/孤立するヒロイン、舞台はイタリア

ハンニバルの既視感が ☆3.5点 1973年に実際にローマで起きた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件をリドリー・スコット監督で映画化。 原作は1995年にジョン・ピアースンが出版したノンフィクション。 主演はミシェル・ウィリアムズ、...
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恋は雨上がりのように 評価と感想/おっさんには刺さりました

淫行にきちんと触れてる点がよい ☆5点 2014年から「月刊!スピリッツ」に連載され、2018年1月からはアニメ化もされた眉月じゅんによる同名漫画の実写映画化。 バツイチのファミレス店長に恋心を抱く女子高生の青春を描いた作品で監督は永井聡、...