『みなさん、さようなら』評価と感想/田中圭さんの悪役!

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田中圭さんがよかった、ゾクゾクしました ☆4点

あらすじとかはシネマトゥデイさんでどうぞ

以前BSで何気なく見た『アヒルと鴨のコインロッカー』が面白かったので、その監督&主演コンビということと、最近注目している女優の安藤玉恵さん(先生役)が出演されてたので観に行きました。

ストーリはある事がきっかけで、団地の中から一歩も出ずに生きると決めた少年(濱田岳)の12歳~30歳までの話です。

主人公たちが住んでいる団地が出来た時代は高度経済成長で、団地と言っても一つの街のように大きく、団地の一階には様々なお店が入っており、たしかに団地から出なくても生活できます。
今でも相当、数は少なくなりましたが稀にそういう団地ありますよね。フラっと訪れるとタイムスリップしたかのようでノスタルジックな感じ。

時代が経つとともに同級生は引越し、団地自体にも住む人が減って、どんどん寂れていきます。かつて炭鉱の島として賑わっていて東京以上の人口密度だった軍艦島を思い浮かべました。

なぜ彼が団地から出なくなったのか、映画の後半で明らかになってきますが、そんな息子を叱りもせず温かな眼差しで見守る母親(大塚寧々)の強さに心打たれました。
またそんな彼を仲間外れにすることなく、彼のルールに合わせる友達たちも素敵でした。

この映画では人との別れが象徴的に描かれています。引っ越していく友達、幼馴染(波留)と婚約者(倉科カナ)の女の子、ケーキ屋の師匠(ベンガル)、親友(永山絢斗)。それらの別れを淡々と受け入れていく主人公が印象的でした。

そして人は必ず死ぬのだという事。その死を受け入れた時に人は大きく成長するんだと感じさせてくれました。

主演の濱田さんをはじめ役者陣の演技もよかったです。母親役の大塚寧々さんの演技も素晴らしかったですが、個人的には田中圭さんの悪役にゾクゾクしました。

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