マドモアゼルC ~ファッションに愛されたミューズ~ 評価と感想/パワフルな方です

マドモアゼルC 評価と感想
スポンサーリンク

パワーいただきました! ☆3点

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/162841/

あらすじ

フランス版「VOGUE」の編集長として10年、いま新たなる挑戦へ
カリーヌ・ロワトフェルドは、決して絶世の美女ではないし、生まれながらの天才でもない。だが、現代のファッション界で最も影響力を持つファッショニスタであることは間違いない上に、今や彼女の“生き方”そのものが、ヨーロッパの女性たちを中心に熱い支持を集めている。そんなカリーヌ=“マドモアゼルC”の人気の秘密に迫るドキュメンタリー映画が完成した。
18歳でモデルとしてキャリアをスタートさせたカリーヌは、その着こなしに独自のセンスと自由な発想を発揮して注目され、スタイリストに転身する。まもなくトム・フォードと出会い、彼と組んでグッチやイヴ・サンローランのスタイリングを担当、2001年からはフランス版「VOGUE」誌の編集長に就任し、数々の伝説を打ち立ててきた。
そんなカリーヌが、2011年に突如として10年間君臨した編集長を辞任、自らの名前をつけたレーベルの発表、自伝的な本の出版、かつてない斬新な雑誌の創刊など、現在59歳にして次から次へと新たな挑戦に乗り出している。10年以上にわたって彼女を取材し続けてきたジャーナリストのファビアン・コンスタンが、女性に希望を与えるカリーヌの生き方を残さなければと決意、彼女のプライベートライフと、新雑誌「CR Fashion Book」の製作過程から発売までを追う──!

ファッション界に旋風を巻き起こす、カリーヌ伝説とはー?
カリーヌ伝説の幕開けは、“ポルノ・シック”というスキャンダラスなスタイリングで、ファッションの歴史を変えたこと。絶賛と非難の両方を浴びて、彼女は一躍時の人となった。グラマラスなこのスタイルを、カリーヌ自身は挑発的だがエレガンスだと主張、“エロティック・シック”と呼んでいる。
その過激で大胆なディレクションとは裏腹に、彼女のキャラクターはとてもチャーミングで、常にユーモアに溢れ、仕事仲間への敬意を忘れない。そして、編集長という立場でありながら、スタイリストとして現場に赴き、誰よりも積極的に働く姿は、リーダーとしても、まったく斬新なポジションでその地位を確立させた。トム・フォードが「理想の女性像」、カール・ラガーフェルドが「ミューズ」とリスペクトを捧げたこと、そしてフランス版「VOGUE」誌の編集長という肩書は、彼女にとってプロローグにしかすぎなかったのだ。現在、ハーパスバザーのグローバルファッションディレクターとしても活躍している彼女の今後の動きにも、ますます目が離せない。

家族、仲間、仕事。59年で出会ってきた宝物たち
すべての出会いをチャンスに変えるー毎日が、人生のターニングポイント
「偉大なパフォーマー」「ファッションを愛する人々の女神」と讃えられるカリーヌは、「潰される危険を覚悟でやる」「成功を掴むには運とハードワークの両方が必要」と語り、仕事には決して妥協を許さない。だが、一人の男性を30年間愛し続け、二人の子供を育て上げ、初めての孫の誕生にワクワクする素顔のカリーヌは、親しみやすく超キュートな女性だ。そこには、大成功を収めた<仕事のしあわせ>と、「家族とプライベートが何より大切」と断言できる<人生のしあわせ>が、見事に共存している。
トム・フォード、ドナテラ・ヴェルサーチ、カール・ラガーフェルド、ジャン=ポール・ゴルチェ、マリオ・テスティーノらトップクリエイターの素顔を通してファッション界の裏側を覗き、カニエ・ウェスト、アリシア・キーズ、ケイト・ブランシェット、キルスティン・ダンスト、坂本龍一、ビヨンセ、サラ・ジェシカ・パーカーらセレブとの華麗な交友関係にため息をつきながら、夢の自分になって、たった一度の人生を素晴らしい宝ものに変えるヒントを手にできる──それが『マドモアゼルC』なのだ!

(公式サイトhttp://mademoiselle-movie.com/intro.htmlより引用)

ネタバレ感想

ヴォーグ誌の編集長といえば『プラダを着た悪魔』のモデルとなったアナ・ウィンターが有名ですがアナはアメリカ版ヴォーグ誌の編集長。

本作のカリーヌ・ロワトフェルドはフランス版ヴォーグ誌の元編集長。

本ドキュメンタリーは2001年から2011年まで勤め上げたフランス版ヴォーグ誌の編集長を辞任してから、自身の名を冠した新雑誌「CR Fashion Book」を刊行するまでのお話です。

自分はファッション業界に疎く、そういうセンスも持ち合わせてないのですが、このカリーヌは、華やかなセレブ業界にいてそれなりの影響力を持ちながらも、どこか私たち一般庶民と近しい存在のように思いました。

本作で強調されてたのは、夫とはビジネスの面でも家庭面でもよきパートナーであり、離婚もせずに二人の子供を育て上げ、さらにその娘からは子供も生まれ、おばあちゃんになるという、きちんと家庭をもちながらも社会的にも成功できた女性として描かれていました。

これはちょっと「私も頑張れば手が届くんじゃないか?」的な憧れを抱かせる存在の方だと思いました。

とはいえ、生き馬の目を抜くファッション業界、常にお洒落には気を使い12センチのピンヒールで闊歩する。息子や娘にもラフな格好はNOとダメ出しをするなど、独自の美学がそこにはありました。

とにかくパワフルに動き、有名無名や年齢を問わず誰とでも気さくに接し、若いクリエイター達とも積極的に付き合い、セレブと同席するとなれば一般人のようにはしゃぐ。

そんなところに成功があるんじゃないかと思いました。

いやー、パワーもらいましたね。

鑑賞データ

TOHOシネマズシャンテ シネマイレージデイ 1400円

コメント