インヒアレント・ヴァイス 評価と感想/む、むずかしかった

インヒアレント・ヴァイス 評価と感想
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いやはや、全く分からず ☆3点

予告編

映画データ

http://cinema.pia.co.jp/title/167154/

あらすじ

ロサンゼルスに住む、私立探偵のドック(ホアキン・フェニックス)の前に、今も忘れられない元カノのシャスタ(キャサリン・ウォーターストン)が現れる。不動産王で大富豪(エリック・ロバーツ)の愛人になったシャスタはドックに、カレの妻とその恋人の悪だくみを暴いてほしいと依頼する。だが、捜査に踏み出したドックは殺人の濡れ衣を着せられ、大富豪もシャスタも失踪してしまう。ドックは巨額が動く土地開発に絡む、国際麻薬組織のきな臭い陰謀に引き寄せられていく。果たして、シャスタの行方は?この事件の先に“愛”はあるのか!?

(公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/inherent-vice/より引用)

ネタバレ感想

トマス・ピンチョン原作「LAヴァイス」の映画化です。

ノーベル文学賞に近い、現代アメリカ文学を代表する作家のうちの一人ということを知り、俄然見に行きたくなった次第です。

監督は天才と言われるポール・トーマス・アンダーソン
この方の作品は前作の『ザ・マスター』しか見ておりませんが、前作も凄く難しかった気がします。

なんとなく現代アメリカ文学に触れたいのですが、だからといって小説を読むという所まではいかず、映画で済まそうという魂胆です。

ノーベル文学賞に近い現代アメリカ作家の何人か

・コーマック・マッカーシーの「血と暴力の国」を映画化したコーエン兄弟の『ノーカントリー』
・ドン・デリーロの「コズモポリス」を映画化したクローネンバーグ。
・現在公開中の『バードマン』では劇中劇でレイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」

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の内では、コーマック・マッカーシーが自分的には一番分かりやすく、マッカーシーが映画用に書いた脚本の『悪の法則』は映画用に書いただけあって分かりやすく、逆にこれを見て『ノーカントリー』の解釈が深まった気がします。

で、本作のトマス・ピンチョンですが、『コズモポリス』のドン・デリーロと同じくらい分からなかったです。

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やっぱり哲学的でボリュームもある小説を映画にするのは難しいですよね。

監督は世界三大映画祭全てで監督賞を受賞してるので、上手いとは思うのですが如何せん自分には難しかったです。

グランド・ブダペスト・ホテル』と『ムーンライズ・キングダム』しか観てませんがウェス・アンダーソン監督と同じく、自分には苦手なタイプの監督かなぁ?と思ってしまいました。

この二人の作品の良さが分かるようになりたいなぁと思いますが、その為にはもっと(色んな)本(特に文学作品)を読まなければダメだろうなぁと思ってる今日この頃です。

という訳で、この映画の詳しい解説をネットで探して理解を深めに行ってきます。

鑑賞データ

ヒューマントラストシネマ渋谷 水曜日サービスデー 1100円

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