コスプレ学芸会かと思った(笑) ☆3点
2010年まで「月刊少年ガンガン」に連載されていた同名漫画の実写映画化で、監督は『ピンポン』の曽利文彦
主演はHey! Say! JUMPの山田涼介、共演に本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子
予告編
映画データ
本作は2017年12月1日(金)公開で全国341館での公開です。
邦画ではこの冬のワーナー・ブラザース大作で予告編は頻繁に目にしました。
原作漫画は未読でアニメも見てないです。
監督は曽利文彦さん
TBS在籍時に『ピンポン』を監督しスマッシュヒットさせてます。
その後TBSの連結子会社でVFX・映画制作会社OXYBOTを立ち上げ、『ICHI』『あしたのジョー』を監督してます。
主演は山田涼介さん
近作は『グラスホッパー』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を観てます。
共演に本田翼さん
近作は『ニシノユキヒコの恋と冒険』を観てます。
共演にディーン・フジオカさん
近作は『結婚』を観てます。
共演に松雪泰子さん
近作は『脳男』を観てます。
他に共演と配役は以下の通りです。
エドワード・エルリック: 山田涼介
ウィンリィ・ロックベル: 本田翼
ロイ・マスタング: ディーン・フジオカ
マース・ヒューズ: 佐藤隆太
リザ・ホークアイ: 蓮佛美沙子
マリア・ロス: 夏菜
グレイシア・ヒューズ: 原田夏希
ドクター・マルコー: 國村隼
ショウ・タッカー: 大泉洋
ハクロ将軍: 小日向文世
コーネロ教主: 石丸謙二郎
ラスト: 松雪泰子
エンヴィー: 本郷奏多
グラトニー: 内山信二
あらすじ
幼くして天才的才能を持つエドと弟アルは、亡くなった母にもう一度会いたいと禁忌(きんき)の「人体錬成」に挑んだ。しかし、結果は失敗。“錬金術とは等価交換である――”その容赦ない鉄則は、エドの左脚と、アルの身体すべてを奪い去った。瀕死のエドは、自らの右腕と引き換えに弟の魂をなんとか引き戻し、近くにあった鎧に定着させた。
多くを失ったエドだが、諦めはしなかった。アルを元の身体に戻す。そう決心し、鋼(はがね)の義肢、オートメイル(機械鎧)をつけた身で、史上最年少の国家錬金術師「鋼の錬金術師」になった。兄は、自分が巻き込んでしまった弟のために。そして弟は、命を捨てる覚悟で自分の魂を錬成してくれた兄のために。絶対の絆で結ばれた兄弟は、失った身体を取り戻すため、カギとなる伝説の「賢者の石」を求めて旅に出る。
支え励ましてくれる人々との出会い。二人の前に現れる謎多きホムンクルス(人造人間)たち。その先に待ち受ける驚愕の真実。そして兄弟は再び、「人間の命とは何なのか──」という命題と向き合うことになる。どんな困難が待ち受けていようとも、エドとアルは前へと進む。すべてを圧倒する愛と信頼、そして兄弟の絆を懸けた、超ド級の冒険が今、始まる!(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
映画は冒頭のエドとアルの子供時代からお遊戯会な感じで子ども向けの映画だと思いました。
対コーネロ教主の一連のアクションシーンはアップの多用とローアングルでコミック的なカット割りが多く、いまどき東映ヒーロー物でもそんな撮り方しないぞと思います。
フィックスのシーンでも微妙にカメラが揺れていて、心情を映し出すシーンでも無いのになんでだろ?と思いました。
コーネロ戦が終わり、エドとアルが軍に着くと主要登場人物紹介コーナーになりますが、なんでしょうか?このコスプレ感(笑)
明るいからですかね?
冒頭からヨーロッパな街並みの舞台は『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』と同じなんですけど
ジョジョの方が、まだフィルムっぽいのに対し、本作の方が白っぽいからかなぁ。
ていうか、ジョジョ本編オープニング映像改めて見たら、國村隼さん同じような役で出てますね。
途中で殺されちゃう役。
ブラックレインでバイクに乗って散ってた頃が懐かしい。
松雪泰子さん演じるラストが出てくるといいですね。
基本、あんまり明るい所で出てこないこともありますし、胸ばっか見てました。
胸の谷間。
ほぼ、胸の谷間に意識を集中して観てましたね。
物語はショウ・タッカーが自分の娘をキメラにした辺りから面白いと思いました。
鋼の錬金術師で自分の娘をキメラにした畜生wwwwww(画像あり) https://t.co/ZzySu5DK8L pic.twitter.com/EdK3xyNvj4
— アニはつ (@anihatsu) April 26, 2017
色んな映画でマッドサイエンティストが登場しますが、自分の妻や娘を手にかけるって珍しいパターンでしょw
ラストの方になると映像もよくなりますね、夜のシーンとかで暗くなるので。
映画観てる途中で気が付いたんですけど、あのヨーロッパな街並みは『ハリー・ポッター』みたいな感じで撮った方がいいと思ったんですよね。
ストーリー的にも、原作は知らないですけど、ヒューズ中佐がマスタング大佐に殺されるのはエンヴィーが化けた仕業だなと読めますし、ハクロ将軍が第五研究所を缶詰工場跡とミスリードするので黒幕だなと読めるのがいいです。
賢者の石がアウシュビッツや731部隊を想起させるのもよかったです。
戦争イクナイ!
そしてあの、不死の軍団ていうんですか?
あれボトボト落ちてくるのは同じワーナーブラザース映画でゴキブリ人間を大量登場させてるのでお手の物です。
迎え撃つリザ・ホークアイだけが夜になってもコスプレ感が拭えないですけど、物語が面白くなってきたので許します。
ラストでラストが胸に手をかけたので、おっぱい見せてくれちゃうのかしら?と思ったんですけど、体の中まで見せてくれて賢者の石が埋め込まれてます。
すると人造人間の悲哀が!
ブレードランナーかっ
「あぁ、これで死ねるのね…人間みたいに…」
って、ルトガー・ハウアー演じたロイ・バッティみたいで泣けます。
そしてディーン・フジオカさん演じる火拳のエースつえぇぇぇ
エンドロール後、焼死体のエンヴィーから虫みたいのがポロっと。
続編作る気満々やんけ、と思いましたけど全ては興収次第でしょう。
分からない単語とかあらすじはこちらを参考にさせていただきました。
(コメント厳しいなぁ(笑))
しかし、あれなんですね、「ブレイキング・バッド」のシーズン1の3話で描かれていた人間の成分、ハガレンの方が先だったんですね。
足りない魂(ソウル)の部分は兄弟の血で埋めようとするも失敗するというわけです。
錬金術も不老不死も興味ないですけど、等価交換の法則はいいですね。
パチンコもパチスロも等価交換じゃなくなった世知辛い世の中ですから。
本作は序盤の映画のルックを観たときはどうしようかと思ったのですが、後半はよくなってきました。
イタリアロケじゃない部分かな?
監督のインタビューを読むとアルはフルCGなんですね。
違和感なくて凄いと思いますけど、観客が気づかないくらいなら着ぐるみに合成でもいいかなと思います。
予算次第ですけど、フルCGの方がお金かかりますよね?
今年はこれでコミック原作(戦う系)の大作は終了ですよね。
自分が観て面白かった順にあげておくと
『銀魂』 ワーナーブラザース配給 推定興収38.5億円
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』 東宝・ワーナー配給 推定興収9.1億円
『無限の住人』 ワーナーブラザース配給 推定興収9.5億円
『東京喰種 トーキョーグール』 松竹配給 推定興収10.6億円
『亜人』 東宝配給 推定興収14.2億円
という感じです。
ひと頃に比べるとヒットしなくなったコミック大作ですが、興収10億円くらいいけば元取れるんですかね?
でも『無限の住人』『銀魂』『東京喰種』本作と、丸の内ピカデリーで観たんですけど、『銀魂』以外はガラガラでして鑑賞環境としてはよかったんですけど、劇場の経営がちょっと心配になりました。
鑑賞データ
丸の内ピカデリー SMTメンバーズ割引料金 1200円
2017年 201作品目 累計216400円 1作品単価1077円
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