グラスホッパー 評価と感想/殺し屋狂想曲でした

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結構面白いですよ ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

伊坂幸太郎原作を生田斗真 浅野忠信 山田涼介ら豪華キャストで映画化!“最強”巻き込まれ型エンタテインメント! 11月7日(土)全国ロードショー 闇の中で、出会うはずのない哀しみが今、交錯する― グラスホッパー(=トノサマバッタ)は密集して育つと、黒く変色し凶...

えーと、伊坂幸太郎さんの原作は未読です。
ヤフー映画の評価が3.2弱だったのであんまり面白くないのかなと思ったんですが、先の読めないストーリー展開で面白かったです。

主人公の鈴木役は生田斗真さんですが生田さん目当てだと少し辛いですかね。同じ瀧本監督作で主演した『脳男』に比べ、鈴木は平々凡々な人間なので。

やっぱり周りの殺し屋たちが魅力的なので、そっちにもってかれちゃいますね。
ナイフ使いの蝉の山田涼介さんが一番光ってたんじゃないでしょうか。
岩西役の村上淳さんといいコンビでした。
自殺屋の鯨の浅野忠信さんと押し屋の吉岡秀隆さんは安定してますよね。
菜々緒さんも今回の役やドラマ・サイレーンの橘カラみたいな役とかすごくハマってると思います。

まー、映画の印象としては「殺し屋狂想曲」ですかね。
筋はちゃんと見てれば早めに分かります。
鯨と蝉の依頼人は寺原達で都合が悪くなりそうになると殺し屋同士を戦わせる。

押し屋は寺原の息子を殺してるので、寺原達の敵であるだろうと想像つきます。あとその際にいた謎の二人の男たちも正体不明でしたが、鈴木の命を脅かすことはなかったですし、鈴木の仇の1人を討ってくれたのでどちらかというと味方っぽそう。

鈴木が押し屋の家に入って家族と食事するシーンでは麻生久美子さんの表情から本当の家族ではないかな?と。いわば家族のふりをする家族屋。

それでこの辺まで見てて、押し屋の家族の下の子が、鈴木の亡くなった恋人が救った子供なんじゃないかな?と思いました。なので最後の種明かし見るまでは麻生さんが押し屋の依頼人で鈴木へのお礼に寺原の息子殺しを依頼したんじゃないかと思いました。結果は外れてましたが当たらずとも遠からず。

鈴木の教え子で拉致された少女も、寺原会長が自宅を出たら自力で手錠を開錠したので、こいつも殺し屋だなと。しかも寺原会長を狙う方の殺し屋。ということは押し屋なんかと同じグループ。押し屋と教え子少女と謎の二人はここで鈴木の味方確定でした。

鯨と蝉の戦いはもう悲しいですよね。殺し合いをさせようとした元々の依頼人の寺原は既に死んでるので戦う意味はないのですが、蝉は岩根の仇をとらなくちゃいけない。鯨と蝉の決着は殺し屋の悲しい性ですね。
浅野さんと山田さんが幽霊になってキャンピングカーに乗って、って『岸辺の旅』かと思いました(笑)
瀧本智行監督ですが、演出が黒沢清監督っぽい感じがしましたね。特に押し屋の家でのシーンとか押し屋と鈴木が公園にいるときとかの無機質な感じが。

伊坂さんの本は読んだことないのですが、映画は『アヒルと鴨のコインロッカー』と『重力ピエロ』を見ていてこの2作は似てるなと思ってましたが、今作は何か伊坂さんっぽくない作品だと思いました。前記2本の舞台が仙台で、今作は一転して渋谷だからかもしれません。あ、でもどんでん返し的なオチがきちんとあるところは伊坂さんらしいですかね。

そんなにつまらないとは思えなくて、酷評してる人はちょっと理解力が低いか、原作が命の人ですかね。
たぶん原作とは色々違うんでしょうけど、うまく纏めてたと思います。きっと小説に比べると「グラスホッパー」という題の意味は薄まってるのでしょうが、自分としては前述したように殺し屋狂想曲として十分に楽しめました。

TOHOシネマズ日本橋 ファーストデイ 1100円

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