この世は誰と生きるか ☆4.5点
『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』でアカデミー脚色賞最多受賞者のひとりであるアレクサンダー・ペイン監督・製作・脚本によるオリジナルコメディ作品で主演はマット・デイモン、共演にクリステン・ウィグ、クリストフ・ヴァルツ、ホン・チャウ
予告編
映画データ
本作は2018年3月2日(金)公開で、全国45館での公開です。
5月くらいまで順次公開されるようで最終的には64館での公開です。
公開館数のわりにはちょこちょこと予告編を見てて、シャンテに行くことが多かったからかな?と思いましたが、TOHOシネマズシャンテは1日1回上映なんですね。
監督はアレクサンダー・ペイン
作品名で知っているのは『アバウト・シュミット』くらいなんですが、作品は見たことありません。
ウィキペディアを見ると、オリジナル脚本のコメディ作品が多いようで面白そうですね。
ちょっと遡って見てみたいと思いました。
主演はマット・デイモン
近作は『プロミスト・ランド』『インターステラー』『オデッセイ』『マイティ・ソー バトルロイヤル』を観てます。
共演にクリステン・ウィグ
近作は『LIFE!/ライフ』『her/世界でひとつの彼女(声の出演)』『オデッセイ』『ゴーストバスターズ(2016)』『ソーセージ・パーティー(声の出演)』を観てます。
共演にクリストフ・ヴァルツ
近作は『007 スペクター』を観てます。
他に共演と配役は以下の通りです。
ポール・サフラネック: マット・デイモン
オードリー・サフラネック: クリステン・ウィグ
ドゥシャン・ミルコヴィッチ: クリストフ・ヴァルツ
ノク・ラン・トラン: ホン・チャウ
ヨリス・コンラッド: ウド・キア
デイヴ・ジョンソン: ジェイソン・サダイキス
ジョフ・ロノフスキ: ニール・パトリック・ハリス
ローラ・ロノフスキ: ローラ・ダーン
あらすじ
人口が増え続け、住みづらくなってしまった地球。
科学の進化によって、なんと人間を1/14に縮小する技術が発見された。
ネブラスカ州オマハに住む、いたって平凡な夫婦、ポール(マット・デイモン)と妻オードリー(クリステン・ウィグ)。
低収入でストレスの多い日々を送る二人は、大金持ちで、大豪邸に住めるダウンサイズされた世界に希望を抱き、13cmになる決意をする。
しかし、ミニチュア化したポールに待ち受けるのは予想外の人生だった…。(公式サイトより引用)
ネタバレ感想
映画館で見た予告編はもう少し短いやつ(特報?)でしたが、コメディベースで内容も想像の範囲内に収まるものと思ってましたが、いい意味で期待を裏切る作品で、予想の斜め上をいくズレ感が楽しめる作品でした。
ハリウッド的なコメディ映画という感じでは無くて、ヨーロッパ的といいますか、北欧的なシニカルなコメディ作品で、わりと好きなタイプの作風で、この監督とは相性がよさそうな気がしました。
物語は15年前から始まります。
ノルウェーの科学者がマウスを小型化することに成功します。
そこから5年の歳月が経ち、ある科学者が学会で画期的な実験に成功したと発表して、机の上の箱を開けると中から小型化された人間が現れてスピーチを行います。
その人はマウスを小型化した科学者で自身が実験台となり、人間の小型化に成功したのでした。
そしてすでに30組程の夫婦に試しており、実験的にミニチュアの街を作り、そこで共同で暮らしていて、副作用も出てないことが告げられると、小型化された人たちが次々に現れます。
壇上に最初に現れた、まだ大きいままの科学者が半分くらい入ったゴミ袋を手にして、これが4年間でこの人たちが出したゴミの総量だと言うと会場が沸き、その様子は世界中に配信され人々に驚きを持って迎え入れられるのでした。
更に10年後。
ダウンサイジングは一般社会にかなり浸透してきてます。
同窓会などを開くと、その中に1組はいる割合になっていました。
民間の会社により、各地にミニチュアのニュータウンが作られ、バラ色の人生が謳われています。
精肉工場会社で作業療法士として働くポール・サフラネックは、大学時代は医者志望でしたが、病気になった母親の介護のため休学し作業療法士となった経緯があります。
母親は亡くなり、オードリーという妻を得ましたが、母が残してくれた実家で妻と2人暮らしでした。
憧れのマイホーム購入のために貯金をして慎ましく暮らしている2人は、頭金も貯まったことから家探しに励むと気に入った物件を見つけます。
早速申し込む2人ですがローンの審査が通らなく落とされてしまいます。
不動産屋曰く、頭金をもう少し増やせないかとのことでしたが、低収入のポールにはギリギリで諦めざるを得ません。
妻の唯一の憧れであるマイホームも手にすることが出来ず、自責の念にかられるポールでした。
そんなある日、高校時代の同窓会が開かれ2人が出席すると、仲が良かった友人のデイヴ夫妻がダウンサイジングしていました。
2人はクラス中の注目の的で、色々な質問を受けていましたが、快適に暮らしてるとのことで羨ましがられていました。
二次会のバーでポールとデイヴたちが飲んでると、酔客が税金は?選挙権は?と絡んできます。
小型化により資産価値が何十倍にも上昇するのに、大きいままの人間が作った農産物などの享受を受けるのはおかしいと言い、法律が追いついてないのを示唆します。
ポールとオードリーはデイヴ夫妻が住んでいるレジャーランドという施設に見学に行き、友人の暮らしぶりと営業員の説明を受けるとすっかり魅了されます。
営業員にシミュレーションしてもらうと、2人にはマイホーム購入資金のため1500万円ほどの貯金がありましたが、レジャーランドでの資産価値は14億円に相当し、レジャーランドの中では上位に位置するとのことでした。
(ちなみにローラ・ダーンはこのシーンだけ(笑))
自宅に帰って話し合うと小型化することに決めます。
営業員のアドバイスで現在所有してるものは使えないので全て売ってお金に換えます。
友人たちとお別れパーティーを開くと「死ぬわけじゃないんだから」と冗談を言いますが、オードリーは「ポールが乗り気で」みたいなことを友人に言うのでした。
手術の日がやってきます。
ダウンサイジング費用は2人で150万円です。
小型化したら元に戻れないのと、25万分の1の確率で死亡することがあるので、同意書にサインを求められます。
手術は男女別々で行われるため、ポールとオードリーは5時間後の再会を約束して別れます。
体毛を全て剃り、麻酔をされると、歯の治療痕の金属は全て取ります。
治療痕の金属は小さくならないために頭が爆発してしまうからでした。
小型化溶液を注入し、一度に20人くらい小型化できる部屋に入れられるとあっという間に小型化します。
ポールは麻酔から目が覚めると、比較するものがないため小型化したことが信じられません。
すると「目が覚めた?お腹が空いたでしょ」と言って看護師がやってきます。
看護師は大きなナビスコプレミアムクラッカーを持ってきて、最初にこれをやるとウケると言います。
ポールは看護師にオードリーのことを確認すると、歯の治療が混んでて止まってるようだと言われます。
するとすぐに病室の電話がかかってきて出るとオードリーでした。
オードリーは頭を剃り、片方の眉毛を剃ったところで怖くなり止めたと言います。
激怒するポールでしたがオードリーの気持ちは変わらず離婚することになるのでした。
レジャーランドでの憧れのマイホームは郊外の豪邸でしたが、ポールは1人で住むことになり、空虚な日々を送るだけです。
協議離婚が1年に及ぶと、その頃にはポールはウォーターフロントのマンションに引っ越していました。
ダウンサイズでバラ色の未来が待っているはずでしたが、抜け殻のようなポールでした。
デイヴはそんなポールを見て、「いつまでもしょげてないでシングルマザーを狙え」とアドバイスします。
「デートする相手はいる」と返すポールは、シングルマザーを招待して手料理をふるまいます。
すると最近越してきた上の階の住人ドゥシャンがパーティをして騒いでます。
日頃からパーティの騒音に苦しめられていたポールが注意するとドゥシャンが下りてきてのらりくらりと言い訳しパーティに誘われるのでした。
食事を終え女性が帰ることになると、早く家族の安らぎが欲しいポールは、「次は子供も交えて3人で食事しよう」と言いますが、性急にことを進めようとするポールに対し、気持ちが固まらない女性に距離を置かれてしまいます。
女性にフラれ寂しさを感じたポールはドゥシャンのパーティを訪ねると、思いのほか歓迎されドゥシャンにも気に入られます。
パーティには小型化された人同士から初めて生まれた有名人もいて、すっかりはしゃぐポールでした。
羽目を外しすぎて床で寝ていたポールが目覚めるとパーティはお開きになっていました。
そのままドゥシャンに朝食を誘われ、ドゥシャンの友人のヨリスと共に食べてると、ドゥシャンが雇った清掃員たちが現れます。
ポールはその清掃員の中の、足を引き摺るアジア系の女性が気になります。
食事を終えたポールが浴室を掃除しているその女性に声を掛けると、その女性は棚から薬を盗み出してるところでした。
ポールがそのことを注意すると、古くなった薬は持ち帰っていいと、ドゥシャンから了解を得ていると言われます。
なぜそんなに薬が必要なのかを聞くと、具合が悪い友人が家にいると言い、薬の効能をポールに聞いてくるのでした。
ポールはその女性が義足であるのを見抜き、義足の調子が悪いのとそれをカバーする歩き方を教えようとすると、その女性が以前ニュースになっていたベトナム人の難民ノク・ラン・トランだと気づきます。
そのニュースはダウンサイジング化されたベトナムの活動家たちが、輸入品のコンテナのテレビの箱の中に入り、アメリカに辿り着いたもので、唯一の生き残りがノク・ラン・トランで、足はその時に壊死したものでした。
ポールは義足を直すと申し出ますが、ノクはそれよりも友人を診て欲しいと言い、強引にポールを家に連れて行くのでした。
ポールとノクはバスに乗って行きますが、壁に囲まれてるレジャーランドの端まで来ると、バスが通れるだけの穴が開いていて、ノクの家は壁の外のスラム街でした。
壁の外は小型化した人を紫外線から守るためのレジャーランド内には設置されている屋根が無く、九龍城のような団地にあらゆる人種の貧しい人が住んでいて、ダウンサイズ社会にも格差が広がっていました。
全く知らなかった光景に驚くポールでした。
ノクの部屋に行くと、メキシコ人女性が苦しんでいます。
ノクによると末期がんとのことで、ポールは「助からないじゃないか」と言いますが、医者が来たと言って安心させたいから医者のふりをして欲しいとのことで、ドゥシャンの痛み止めの薬を与えるのでした。
ノクはぶっきぼうな物言いをする女性で、ポールが義足を修理したいと言うと、治療は済んだからとっとと帰れと言います。
しかし、それでも粘るポールに根負けすると、日時を指定してその日にまた来いと言うのでした。
約束の日にポールがノクの家を訪れると、メキシコ女性がいなく、どうしたかを尋ねると、死んだと答えるノクでしたが、ここではそれが日常でした。
ポールはさっそく義足の修理に取り掛かりますが、ノクは清掃の仕事まで1時間しかないと言います。
ポールは大見得を切って直し始めますが、義足を壊してしまいます。
ポールは新しい義足を弁償することを申し出ますが、義足が出来上がるまで清掃の仕事を手伝わなければならなくなるのでした。
ポールはノクの代わりにドゥシャンの家に清掃に行くとドゥシャンに笑われますが、窮状を見かねたドゥシャンが助け舟を出してくれます。
ドゥシャンとヨリスはノクを呼び出すと、携わってる輸出入の仕事で人手が足りずノルウェーに行くのにポールを貸して欲しいと言います。
10日間くらいの日程で、また戻ってきたら義足が出来るまで手伝うからと言うと、ノクもノルウェーに行くと言います。
清掃の仕事はどうするのか尋ねると、その間は人を雇ってやらせるからいいと言って、それくらいの蓄えはあると言います。
ノクはもうノルウェーに行く気になっていて、ドゥシャンたちにありがとうと言います。
ノクがそんなにノルウェーに行きたいのは理由がありました。
ノクはベトナム時代、住んでた村がダムに沈められるのを反対していた活動家でした。
そして、その件で投獄されると、懲罰的にダウンサイジングをされた、世界で初めての例でした。
人類を救うための発明が、懲罰に用いられたことに対し、世界各地のダウンサイズコミュニティからノクを励ます手紙が送られていました。
とりわけダウンサイジングを発明したノルウェーのアンドレアス博士は大変心を痛め、ノクと文通が続いていました。
ノクは一度でいいからノルウェーのコミュニティに行って励まされたお礼を言いたいと思っていたのでした。
ポールたちはヨリスの船でノルウェーに向かいます。
ポールがリハビリのためノクの足をマッサージしてると、船上の長旅ということもあっていい雰囲気になり結ばれるのでした。
船は途中でノルウェーの科学者のユルゲン博士夫妻を乗せると、南極からメタンガスが放出していてまもなく人類は絶滅すると言われます。
ポールは「それは以前からニュースで言われていたことでは?」と聞き返すと、博士からは待ったなしの状態だと言われるのでした。
船がノルウェーに着くとドゥシャンらは必要な物資を下ろし現地の人と交流し、ノクもアンドレアス博士から歓迎されます。
ユルゲン博士はコミュニティの人を集めると計画を実行するときがきたと言います。
ユルゲン博士は人類の環境破壊を見越して、ダウンサイジングを発明しましたが、普及率は全人口の3%に留まっていました。
そのため人類滅亡の日に備え、小型化された人だけ生き延びれるよう地下にシェルターを作っていました。
人類が復活できるのは8千年かかると言い、シェルターで代を重ねるというノアの箱舟のような計画にすっかり魅了されるポールでした。
しかし仕事が片付いたドゥシャンらはレジャーランドに帰ると言います。
ポールは「なぜだ、人類は絶滅するんだぞ!」と言いますが、ドゥシャンは「あいつらはカルトだから大袈裟で、すぐになる訳じゃない」と言います。
ノクもスラム街でやることがあると言い、シェルターには行かないと言います。
ノクは迷うポールに対し、愛情とか同情とか憐みとか、どの気持ちで自分を抱いたのかと迫るのでした。
コミュニティの人がシェルターに向かう日。
ポールは結局、シェルターに向かうことに決めます。
ドゥシャンたちとお別れをすると穴に入っていくポール。
人々を見送りながらドゥシャンはどうせポールは戻ってくると言います。
1.6km掘られた穴を歩き始めるとポールは隣の人にどのくらいかかるか聞きます。
11時間。
しかも微妙に上ってないかと尋ねると洪水対策とのことでした。
穴の入り口では、もうすぐ爆破して扉を塞ぐとアナウンスしてます。
ポールは一目散に入口目指して走り出すと穴から出るのでした。
ドゥシャンは「ほら、戻ってきただろ」と笑います。
レジャーランドに戻ったポールは、スラム街でのボランティア活動に生きがいを見いだし、ノクと共に生きて映画は終わります。
一番上の予告編は見てなかったので、あっさり離婚しちゃう展開には驚きました。
ダウンサイズすることによってバラ色の未来を描いておいて、夫婦がダウンサイズすると当初は順調だったが、実は…みたいな展開になると想像して、レジャーランド内で帰結する話だと思ってたんですけど、壁の外に出たあたりから話がおかしな方に転がり始めました(笑)
映画のテーマが何なのかは、よく分かりませんでした。
途中からダウンサイジング関係なくなっちゃってますし。
本編でもちらっと描かれてますが、ダウンサイズしても全てがハッピーという訳ではなくて、ダウンサイズした人と一般の人の対立が描かれます。
ダウンサイズした人の資産価値が何十倍にもなるのは、一般の人がいるからその恩恵を受けてるだけで、いわば先行者利益です。
100%の人がダウンサイズしたら、地球環境に優しいだけで、資産価値は変わらずですよね。
50%の人が小型化して、50%の人が一般のままだったらどうなるか?「進撃の巨人」とかにならないのかな?と考えました。
映画では意図的に描かない部分もあります。
飛行機や電車は一般の人と同じものを乗りますが、それに乗るまでの手段が描かれません。
電車ならば、小型化した人は車両とホームの間の隙間に落ちますし、そうならないように車両に乗るまでは一般の人に運んでもらわなければなりません。
それと一般の人と同じ乗り物だと体感Gはどんなものなのでしょうか?
常に戦闘機に乗ってるみたいにならないんですかね。
乗り物に関してはおかしいところもあって、船でノルウェーに行きますが、あの船はミニチュアサイズですよね。
本来ならとんでもなく時間がかかり、ちょっとした波でも転覆する恐れがあるんですが、そこには全く触れずじまいです。
なのでSF的な作品として見ると穴だらけになります。
映画ではダイナマイトの発明のように負の部分も描かれます。
小型化は希望者だけでなく、刑として適用されるなど悪用もされます。
小型化した社会でも一般の社会と変わらず格差が生まれます。
スラム街に住む人はどういう経緯で小型化したのかは描かれませんが、密入国ブローカーみたいのに騙されたんでしょうか。
というかあの小型化が一番有用なのは囚人に対してと思いました。
刑務所の運営費は削減されますし、(一般の人に対する)再犯率は落ちると思いますし。
でもまぁ映画としてはそっちの方には全く触れず、ダウンサイズしても一般社会と問題は変わらないというのが描かれます。
テクノロジーが発達しても、必ずしも精神的満足はそれに比例するものではない、ということでしょうかね。
でもドゥシャンなんかを見てると、小型化したことをアドバンテージにしてましたし、デイヴにしても小型化を謳歌してましたし、結局はその人次第ということでしょうか。
主演がマット・デイモンで、ノルウェーが出てくることから『プロミスト・ランド』と
その元になっているスコットランドが舞台の『ローカル・ヒーロー 夢に生きた男』を思い浮かべたんですけど
ジョン・アーヴィングの映画化作品にも近い雰囲気を感じて
なかなか好きなテイストの作品でしたね。
上記作品に共通するのは、「基本いい人でちょっとクセのある人物」が登場することなんですが、本作ではドゥシャン役のクリストフ・ヴァルツ(ちょっと寺島進さん入ってません?)とノク・ラン・トラン役のホン・チャウがそれにあたります。
特にノク・ラン・トラン役のホン・チャウがよかったですね。
ぶっきらぼうな物言いにアジア訛りの英語ですが、実際の本人は全く訛ってないです。
本作で2018年のSAG賞とゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされたそうです。
ロッテントマトを見ると、批評家と観客ともウケがよくないみたいですが、SF作品として見ないで、ちょっとヘンテコな映画を見たと思えば、わりと面白いと思います。
鑑賞データ
TOHOシネマズ新宿 シネマイレージデイ 1400円
2018年 41作品目 累計30700円 1作品単価749円
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