her/世界でひとつの彼女 評価と感想/台詞が素晴らしい

スポンサーリンク
広告(大)

さすがアカデミー脚本賞! ☆4点

あらすじとかは映画.comさんでどぞ

設定的には生身の人間を人工知能搭載のOSに置き換えただけで、従来からあるラブストーリーですが、絞り込まれた少ない登場人物と、何よりももう一方の主役であるher(彼女)の姿がないので、おのずと会話劇になるしかないのですが、その膨大な量の台詞が圧倒的に素晴らしく、さすが第86回アカデミー脚本賞を受賞しただけのことはあると思いました。

台詞が素晴らしいと書きましたが、スパイス・ジョーンズ監督作は『マルコヴィッチの穴』しか観てませんが、今作は画面の色使いや全体的なデザインも素晴らしくおしゃれで、画面に登場する小物のプロダクトデザインなんかも商品化すれば凄く売れるじゃないかと思いました。

主人公のセオドア(ホアキン・フェニックス)は手紙の代筆業をしているので、言葉を操るのには長けている訳ですが、そのことによって、本来なら「言葉」とセットになって付いてくる「感情」がうまく付いていっていない印象を持ちました。
幼馴染の奥さんとの離婚(協議中)のダメージも大きいのでしょうが、感情がうまく付いていけなくて、生身の人間と深く関わっていけないというか。

OSのサマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)との恋愛も初めの頃は、普通のカップルと同じように蜜月です。ただ時間が経つとどうしても綻びが出てくる。お互いわがままもいうし、喧嘩もする。奥さんのキャサリン(ルーニー・マーラ)ともそうですが、結局そこをどうやって乗り切れるかなんですが。

この映画、奥さんであるキャサリンとの恋の終わりとOSのサマンサとの恋の終わりと二つあるから、より一層切ないんですが、実際映画観ててこの二人お似合いじゃないかな?と思うのはエイミー(エイミー・アダムス)なんですよね。サマンサのこともキャサリンのことも相談できて理解してくれて、エイミーは離婚しちゃいますし。

セオドアとエイミーは大学時代、ちょこっと付き合ったみたいですが、そのあと別れても友人関係は維持できてる訳ですし、結局一番ウマが合うってことじゃないかなーと。

セオドアとエイミーがマンションの屋上で朝日見て、もたれかかるようなラストショットからみても、この二人付き合ったらいいんじゃないかと思いますよね。

大学時代に少し付き合ってた彼女と焼けぼっくいに火がついて、みたいなお話は柴門ふみさんの漫画によくありそうな展開ですが、この映画もキャサリンとサマンサとの恋の終わりとみると凄く辛いですが、エイミーとの始まりみたいにみれば救われるかなぁと思いました。

ホント、サマンサとの恋の終わりに引きずられると、ダメージでかいですから、この映画。

ヒューマントラストシネマ有楽町 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円

スポンサーリンク
広告(大)
広告(大)

シェアする

フォローする

関連コンテンツ