グッドモーニングショー 評価と感想/今のフジテレビの崩壊ぶりを表すような映画

グッドモーニングショー 評価と感想
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今のフジテレビの崩壊ぶりを表すような映画  ☆1点

予告編

あるキャスターがトンデモな状況に陥ってしまう!映画『グッドモーニングショー』予告編

映画データ

グッドモーニングショー (2016) - シネマトゥデイ
テレビのワイドショーを舞台に、『踊る大捜査線』シリーズの脚本などで知られる君塚良一がメガホンを取ったコメディー。
グッドモーニングショー|映画情報のぴあ映画生活
『グッドモーニングショー』は2016年の映画。『グッドモーニングショー』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。

あらすじ

澄田真吾は、朝のワイドショー「グッドモーニングショー」のメインキャスター。かつて報道番組のエースキャスターだったが、ある災害現場からのリポートが世間から非難を浴びて番組を降板。以来、現場からのリポートが怖くてできなくなり、同期入社のプロデューサー石山聡に拾われて今に至っている。

災難その1 女子アナから交際関係をバラすと迫られる!
ある日、いつものように深夜3時に起床した澄田は息子と妻の言い争いに巻き込まれる。面倒くさいことから逃げるようにテレビ局に向かう車内で今度は、サブキャスターの小川圭子から連絡があり、二人の交際を今日の生放送で発表しようと迫られる。彼女は澄田の日頃の優しい振る舞いを“私だけ”と勘違いしているのだ。さらに石山Pからは番組の打ち切りが告げられ、踏んだり蹴ったりの事態に困惑していた。

災難その2 プロデューサーから番組の打ち切りが告げられる!!
そんな時、都内のカフェに爆弾と銃を持った男が人質を取って立てこもっているという速報が飛び込む。芸能ゴシップや政治家の汚職事件、行列スイーツ特集を押しのけ、立てこもり事件をトップのネタとして番組はスタートするが、その直後、警察からとんでもない知らせが入る。なんと、犯人の要求は「澄田を呼べ」というものだった!過去のトラウマもあり現場に出ることを拒否する澄田だったが、石山Pからの命令、番組視聴率のため、というよりも圭子の暴露を防ぐために思わずデマカセで現場に向かうことをカメラに向かって宣言してしまう!

災難その3 立てこもり事件に巻き込まれ、直接交渉するハメに!?
澄田は防爆スーツにカメラとマイクを仕込ませて、銃と爆弾を持った犯人の様子を生リポートすることに。しかも、タイムリミットは番組終了時刻。それまでに犯人を捕まえなければ爆弾のタイマーが作動してしまう・・・。
澄田が絶体絶命になるのと反比例して、武装した犯人にキャスターがマイクひとつで立ち向かうというありえない展開に、いつの間にかどのチャンネルも落ち目だったはずのキャスターを映していた!日本中が注目するニュースの渦中に立たされた澄田は、果たして人質を救うことが出来るのか!?前代未聞の生放送が今始まる!

(公式サイトhttp://good-morning-show.com/story.htmlより引用)

ネタバレ感想

いやー、ひどかったです。

テレビ局の視聴率至上主義は、視聴者が見たいと思ってるものを見せてやってる結果だとでも言いたいような映画でした。

この映画、一見、低俗な内容を流すワイドショーを、自己批判するように見せかけてますが、二言目には「視聴者が求めているものを流してるんだ」と言っており、完全に視聴者をバカにしてるんですよね。

だいたい、このテーマを描くのに、コメディにしている時点で、監督はどうかしてます。
立て籠もり事件という、起きてる事件はシリアスなのに、その裏でいちいちブラックなジョークを言わせてますが、全然笑えませんでした。

特に一番腹が立ったのは、犯人(濱田岳さん)に呼びつけられた澄田(中井貴一さん)がテレビに映ってるのを見て奥さん(吉田羊さん)が「お父さんの生命保険いくらだっけ?」というシーン。よくこんな酷い台詞を俳優さんに言わせるなと思いました。

これを言わせたいなら、立て籠もり事件自体をもっとコメディ調に描かなければいけないのに、犯人役の濱田岳さんの演技はこの映画には勿体なさすぎるほどの熱演で、ワーキングプアの若者を見事に演じていました。
犯人は真剣。警察(松重豊さん)もまあまあ真剣。テレビ局側の人間だけがふざけてるので、結局ワーキングプア(社会的弱者)の声も拾いあげてなく、この劇中モーニングショーの2時間の枠を埋めるためだけの事件に成り下がっています。

それから、dボタンでの投票とか最悪ですよ。
しかも視聴者は「死ね」という方を選択したとか、どこまでバカにしてるんだろうと思いました。
おまけにテレビ局にも良心は有るんだということを示したいのか、投票結果を改ざんし「生きて」の方にするとか、嘘も方便と言いたいのですかね?
いわゆるテレビのやらせや改ざんは致し方ないこともあるんだ、とでも言いたいのでしょうか。

監督・脚本を務めた君塚良一さんは、踊るシリーズで知られていてフジテレビと結びつきが強いようですが(フジのディレクターかと思いました)、こんな酷い脚本をよく映画にしたなと思います。
製作のフジテレビもよくこの内容でゴーを出したなと思います。
誰か止める人がいなかったんですかね?
全てが視聴者目線からズレていて、テレビマンの奢りっぷりを如実に表していると思います。
今のフジテレビの低視聴率も納得で、とにかく不快な映画でした。

追伸:演じている役者さんに罪はありません。

鑑賞データ

新宿ピカデリー SMTメンバーズ 次回割引鑑賞クーポン 1200円
2016年 113作品目 累計128600円 1作品単価1138円

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