ダーティ・グランパ 評価と感想/デニーロがサイテーですw

ダーティ・グランパ 評価と感想
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ハチャメチャ過ぎて引きます ☆3.5点

予告編

映画データ

ダーティ・グランパ (2016):作品情報|シネマトゥデイ
映画『ダーティ・グランパ』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:名優ロバート・デ・ニーロと、『恋人まで1%』などのザック・エフロンの共演で放つ痛快バディムービー。

ネタバレしないと感想が書けないので全力でネタバレしてます。

あらすじ

10年間ガンと闘病したばあちゃんを亡くしたグランパ(ロバート・デ・ニーロ)は葬式の翌日から一泊二日で孫のジェイソン(ザック・エフロン)を連れてフロリダ旅行に行きます。

ジェイソンは一週間後に結婚式を控えていて準備に忙しいのと葬式の翌日ってこともあり断ったのですが、グランパが強引にばあちゃんの望みでもあるんだと言って連れて行きます。

物語が進むにつれ分かるんですが、何で強引に連れていったかというと、父親が(といってもグランパの息子であるんですが)敷いたレールの上での就職・結婚という流れにこのままでいいのか?と思いとどまらせるためです。

というのも、ジェイソンは今は弁護士で父親の弁護士事務所で働いているんですが、ジェイソンが小さい頃から高校生くらいまではグランパとよく遊んでいて、高校生の頃は写真家になるのが夢でした。
世界を駆け巡るようなフォトグラファーになることを期待していたグランパはタイム誌なんかをよく買い与えていたんですね。

それがどういう訳か大学生になってから現実を見るようになって、法学を専攻し父親と同じ弁護士になってしまうわけです。

グランパは元軍人で湾岸戦争の経験もあるんですが、家族というか息子(ジェイソンの父)には軍のメカニックって言ってたんです。
でも本当は特殊部隊のゲリラ兵士出身でバリバリに男っぽい人で男のロマン溢れる人だったんです。

息子には嘘を付いていたのと、あまり一緒に過ごせなかったこともあって、息子が小賢しい小さな男に育ってしまったことを悔いていて、孫にはそうさせるまいと決意し今回の旅になった次第です。

ネタバレ感想

それで、まぁ、ストーリーだけ書けばイイ話なのですが、珍道中はハチャメチャで見る前は気づかなかったんですがレイティングはR15+なんですよね。
なので下ネタとドラッグネタのオンパレードです。直接のセックスシーンやおっぱいはありませんが、まぁ下品でサイテーな事この上ないです。内容的にも『テッド』の1と2を合わせた感じでしょうか。

とにかく、もう初っ端からビックリで、デ・ニーロが全裸で全力でオナニーしてますからね(笑)
それ見た瞬間ヤバい映画だと思いました。
最初の葬式のシーンこそビシッとスーツを着て顎髭を蓄えて口数も少なくて、「おっ、ゴッドファーザーの雰囲気」と思ったのも束の間でした。

上半身裸で懸垂したり、片腕立て伏せのシーンは『タクシードライバー』を彷彿させます。

肩にワンポイント入った入れ墨は『ケープ・フィアー』を思い浮かべます。

一昨年の『マイ・インターン』のいいおじいちゃん役から180度、これはヤバい方のデ・ニーロだと思いました。

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そして『タクシードライバー』と『ケープ・フィアー』の両作に通じるムキムキの肉体の役作り。
下品でサイテーなクソバカコメディでも手を抜かないデニーロアプローチ恐るべしと思いました。

ただ、もう、ディック(グランパのことです)が小学生の子供みたいにジェイソンにカンチョーばっかりしますし、「ファックしたいんだ」を連呼しますし、「ばあちゃんとは5年に1回アナルセックスしていた」とか下品過ぎて引きますので、映画館ではあまり笑いが起きてませんでしたね。
あそこで笑っちゃうと周りの目がありますからね。
家でDVDで見るタイプの映画だと思います。

ラストの方では有難い薀蓄を語るのかな?と思いきや、「アンドレ・ザ・ジャイアントは5人の女性をベッドに侍らせて、同時にイカせていた。それは手が大きいからだ。それだけだ」とか言っててポカーンですよ。

あれだけ「セックスがしたいんだ!」と言ってたディックは、ちゃんと最後にビッチな感じのレノーア(オーブリー・プラザ)とセックスできて、子供まで生まれちゃう展開で故・上原謙さんかと思いましたね。
ジェイソンの気持ちは加山雄三さんが一番分かるだろうと、はい。
あと、オーブリー・プラザって方はかなりセクシーで綺麗な方でしたがコメディアンだそうで驚きました。

ジェイソンを演じたW主演のザック・エフロンは名前は聞いたことありますが『ハイスクール・ミュージカル』を見たことないので、初めて見ましたが、こちらもムキムキでしたね。
身長173cmって外人にしては小さいんですね、トム・クルーズみたいだなと思いました。

それからジェイソンといい感じになるシャディア役のゾーイ・ドゥイッチは黒目が多い感じで可愛いなと思ったんですが、リー・トンプソン(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか『ハワード・ザ・ダック』とか)の娘なんですね。言われてみれば確かに似てると思いました。

あ、あと、ディックの友達役でダニー・グローヴァーが出てました。
『リーサルウェポン2』のときは爆弾が仕掛けられたせいで便器から立ち上がれなかったのですが、今作ではグランパがムキムキで精力旺盛なのと対照的に、車椅子で立ち上がれない老い先短い老人として描かれていましたよ。

うーむ、それにしてもこういうお下品クソバカコメディはさじ加減が難しいですね。
やり過ぎると引きますし、ちょっとやそっとじゃ面白くないですし。
『テッド』でも1は面白かったですが、2だといまいちみたいな感はありますし、こういう作品が増えたので既視感というのもありますし、なかなか難しいところだと思いました。

鑑賞データ

TOHOシネマズみゆき座 シネマイレージ特典1か月フリーパスポート 0円
2017年 2作品目 累計0円 1作品単価0円

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