バリー・シール/アメリカをはめた男 評価と感想/ヒコーキ野郎の裏稼業

バリー・シール/アメリカをはめた男 評価と感想
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レーガン・ドクトリンの裏歴史を描く ☆5点

1980年代にCIAの手先となる一方でメデジン・カルテルの運び屋として暗躍した実在の人物バリー・シールを描く。
監督はダグ・リーマン、主演はトム・クルーズ、共演にドーナル・グリーソン

予告編

映画データ

バリー・シール/アメリカをはめた男 (2017):作品情報|シネマトゥデイ
映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』のあらすじ・キャスト・評価・動画など作品情報:航空会社のパイロットからCIAのエージェントに転身し、麻薬の運び屋としても暗躍した実在の人物バリー・シールの半生を、トム・クルーズ主演で映画化。
バリー・シール アメリカをはめた男 : 作品情報 - 映画.com
バリー・シール アメリカをはめた男の作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。トム・クルーズがパイロットからCIAエージェントに転身し、麻薬の運び屋として暗躍した実在の人物バリー・シールを演じ...

本作は2017年10月21日(土)公開で全国で290館ほどでの公開です。
アメリカでも2017年9月29日(金)に公開されたばかりなので、そんなに間がないですね。

予告編は『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を上映してた頃から流れてたので、今年のトムは2作やるんだと思って、実話ベースということで楽しみにしてました。

監督はダグ・リーマン
トム・クルーズとは『オール・ユー・ニード・イズ・キル』からの再タッグとなります。

主演はトム・クルーズ

トム・クルーズ、右足首を骨折と公式発表…骨折シーンも映画にする予定|シネマトゥデイ
米パラマウントが現地時間16日、映画『ミッション:インポッシブル』第6弾のスタントシーンを撮影中にケガを負ったトム・クルーズについて公式声明を発表した。

着々とジャッキー・チェン化してる気がします。

共演にドーナル・グリーソン
ブレンダン・グリーソンの息子さんです。
近作は『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『不屈の男 アンブロークン』『エクス・マキナ』『レヴェナント:蘇えりし者』を観てます。

共演にジェシー・プレモンス
近作は『ザ・マスター』『疑惑のチャンピオン』を観てます。

共演にケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
近作は『アンチヴァイラル』『神様なんかくそくらえ』を観てます。

他に共演と配役は以下の通りです。

バリー・シール: トム・クルーズ
モンティ・“シェイファー”: ドーナル・グリーソン
ルーシー・シール: サラ・ライト・オルセン
クレイグ・マッコール捜査官: E・ロジャー・ミッチェル
ダウニング保安官: ジェシー・プレモンス
ホルヘ・オチョア: アレハンドロ・エッダ
JB: ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
デイナ・シボタ: ジェイマ・メイズ
ジョージ・W・ブッシュ: コナー・トリニア
パブロ・エスコバル: マウリキオ・メヒア
オリバー・ノース: ロバート・ファリア

あらすじ

天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社のパイロットとして何不自由ない暮しを送っていたバリー・シールの元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。CIAの極秘作戦に偵察機のパイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としてもその才能を見せ始める。ホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。しかしそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた…。

(公式サイトhttp://barry-seal.jpより引用)

ネタバレ感想

実話ベースの映画で多分に脚色もあるのでしょうけど、話は結構複雑なので公式サイトでもうちょっと説明してくれてもいいと思うんですけど、情報量少なすぎです(笑)

403 Forbidden

1978年、トランス・ワールド航空(TWA)のパイロットであるバリー・シールは操縦の腕は天下一品なんですけど、性格にやや難ありです。
飛行中、副操縦士や乗客が寝静まっていると自動操縦を手動に切り替えて乱気流に巻き込まれたフリをして起こしたりとか、お小遣い稼ぎでキューバ産葉巻を密輸したりしてます。

ある日CIAのシェイファーという男が接触を図ってきて南米各地に点在する共産ゲリラの拠点の偵察写真を撮ってきて欲しいと依頼されます。
葉巻密輸してることとか奥さんのこととかもしっかり調べ上げられてて、足元見られてるバリーは素直に応じますが、元々野心家だったというのもあります。

CIAは最新型の双発プロペラ機を用意していてバリーのパイロットとしての心も掴みます。
CIAの仕事を引き受けるにはTWAのパイロットを辞めなければなりませんが、奥さんにCIAのことは話せないので会社作って独立すると言いますが、福利厚生が充実している会社員の方が安定していると反対されると、TWAを内緒で辞めます。

バリーはシェイファーから不規則に送られてくる指示に従って南米各地に飛んで偵察写真を撮ってきます。
時々ゲリラに反撃されることもあってエンジンが片方止まったりして命がけですが、シェイファーに送られてくる写真はどれも鮮明でいい仕事をします。
シェイファーは同僚に羨ましがられてCIA内でも鼻高々ですが、バリーは危険な割に報酬が少なく不満を募らせるのでした。

そんなある日のこと、コロンビアに飛ぶと空港で見知らぬ男に出迎えられます。
その男はホルヘ・オチョアという名前で豪邸に案内されるとカルロス・レデルとパブロ・エスコバルを紹介されます。
彼らは出来たばかりのメデジン・カルテルの幹部でコカインのアメリカへの海上での密輸入ルートが断たれたばかりで新たなルートを探してました。
1キロ当たり2千ドルの報酬を提示されると金に目の眩んだバリーは二つ返事で引き受けますが、仕事は高難度なものでした。

まず組織は摘発を恐れて高地の山奥でコカインを精製して、そこに隣接している広場から飛び立たなければなりませんでした。
高地で舗装もされてなく、十分な滑走距離も無い中で飛ばなければならず、過去に何人かのパイロットが失敗していました。
おまけに200キロの重量で引き受けたのに、飛行機の構造を知らない組織はまだ積めると言って結局300キロのコカインを積むのでした。

組織はマイアミの空港へ運べと言いますが、バリーはそれだと足が付くリスクが高いため譲らず、地図で示したルイジアナの沼地に落とすことにします。
コカインの袋をまとめた束をテープでぐるぐる巻きにしてライフジャケットをさらに巻いて落とせば水の上に落ちても浮いてるというものでした。

バリーは短い滑走路から目前に迫る森の木にぶつかりながらも何とか離陸に成功します。
ルイジアナの沼地の上までくると自動操縦にし操縦席を離れ、床下からコカインの束を次に次に落とすっていう曲芸乗りのようなことをして密輸を成功させます。
この1回の報酬で60万ドル稼いだことになりますが、仕事としては技術も要りますし、なかなかハードでしっかりお仕事してると思いました。

そんな感じでバリーはCIAの任務をこなし、帰りは密輸をして大金を稼ぐってことを続けます。
そのうちにパナマのノリエガ将軍(このときは大佐)とCIAの仲介人も務めるようになり、アメリカの南米政策の深みに嵌っていくようになります。

1980年
ある日バリーはエスコバルの豪邸でくつろいでいると、コロンビア警察の急襲を受け、エスコバルらと共に逮捕されてしまいます。
エスコバルたちは賄賂を渡してるためすぐに釈放されますが、バリーは留置所に入れられたままでした。
するとそこにシェイファーが現れたので、助けてくれるよう懇願します。

シェイファーはバリーのコカイン密輸を気付いていながら黙認していて、コロンビア警察から出すことは出来るが、ルイジアナの自宅に帰ったら翌朝には州警察の家宅捜査が入り逮捕されると告げ、それは止めることは出来ないと言います。

それを回避するにはルイジアナから出るしかなく、アーカンソー州のミーナという街に住む家を用意したと言います。
バリーは留置場を出ると午前4時にルイジアナの自宅に戻り妻と幼い娘を起こして慌てて夜逃げすると、家宅捜査に向かうパトカーの隊列とすれ違うのでした。

アーカンソー州ミーナに着くと寂れた街で何もありません。
森の中の平屋に着くと、水道の蛇口は故障してて水は出なく、当然のように何もありませんでした。

するとミーナに着いて荷物も片付かないうちにシェイファーがやってきてバリーを連れ出します。
突然居なくなってしまうバリーに奥さんは呆れるばかりでした。

シェイファーは飛行場の跡地にバリーを連れてくると、ここから自宅までの5000エーカーの土地はバリーの物だと言います。
それとコロンビア警察に押収されていた、密輸で得た金が入ったバッグもありました。
狐につままれたような話でバリーは理解できずにいましたが、シェイファーから新たな依頼を持ち掛けられます。

それはレーガン政権が進めていたコントラ支援の一環で、ニカラグアの自由の戦士を支援するために武器を運んで欲しいというものでした。
飛行機の次は飛行場とパイロットの心をくすぐる術を知り尽くしてるCIAにバリーはコロッとやられると、この依頼も引き受けます。

自宅に戻るとついに奥さんがキレます。
理由も分からずいきなり田舎町に連れてこられて、水も出なく冷蔵庫も洗濯機もないと怒ります。

するとバリーはコカイン密輸で得た金の束を、そこに冷蔵庫、そこにオーブンと言ってばら撒きます。
奥さんは汚いお金じゃないでしょうねと訝しがりますが、絶対の秘密を条件にCIAの仕事をしてることを伝え、TWAを辞めてることを正直に伝えると納得するのでした。

バリーは大量のライフル銃を積み込み、コントラ・自由の戦士の拠点に飛びますが、武装した民兵組織は武器には目もくれず、バリーがしているサングラスや靴を奪っていきます。
ミーナに戻りシェイファーにどうなっているんだと抗議しますが、笑って取り合いません。
バリーは直感的に自由の戦士たちが武器を欲してないことを察すると、次回からのフライトには物資(エロ本とかビールとか)も運ぶようにすると襲われなくなるのでした。

何度か自由の戦士に武器を運んでいると、再びオチョアに出会います。
メデジン・カルテルは政府と対抗するために武器を欲していて、自由の戦士たちがアメリカから供給された武器を横流ししていたのでした。
自由の戦士たちはニカラグアのサンディニア政権とはハナから戦う気がありませんでしたが、CIAはそんなことは知らずせっせと武器を供給していました。
生活保護費貰ってパチンコ行っちゃうようなもんです(笑)
その代わりにカルテルは自由の戦士たちにコカインを卸し、自由の戦士たちはコカインをアメリカに流し利益を得てるっていうめちゃくちゃでした。

バリーはオチョアから、直接武器をコロンビアに運び、帰りはまたコカインを運ぶように持ち掛けられると、再びビッグビジネスが始まります。

カルテルからの輸送量が増えてくるとバリー1人の手には負えなくなり、腕の立つパイロットを4名雇い組織化していきます。
バリーは現金を隠しきれないくらい儲けると、自宅を綺麗に改装し、街の銀行に大量の預金をしたり、野球場を建設したりして街の名士になっていきます。
マネーロンダリングをするためにペーパーカンパニーを作ると、仕事にあぶれてる街の老人たちを社長に据え、報酬を渡すと街が段々潤ってきます。
1件しかなかった街の銀行も複数開設され、ミーナの街はバリーの城下町と化してくるのでした。

順調に育っていったバリーのビジネスですが、頭の痛い問題が起こります。
それは、これまで音信不通だった奥さんの弟のJBが訪ねてきたことでした。
バリーはまとまった金を渡し追い払おうとしますが、奥さんがそれだとJBのためにならないと言って、仕事させるように言ってきます。
バリーは仕方なく、飛行場にある格納庫兼事務所の清掃を命じますが、広すぎると言ってJBはロクに働きませんでした。
JBはそのうちに未成年の少女を連れ込むようになり素行の悪さをみせますが、元々前科2犯の厄介者でした。

一方、CIAのシェイファーはバリーに飛行場に隣接する土地を一部貸して欲しいと言います。
バリーが了承するとトラックがやってきて、どんどん造成が始まります。
バリーがシェイファーに何をするのか聞いたところ、自由の戦士を連れてきて訓練すると言います。
やがてバリーたちは自由の戦士たちも運んでくるようになります。

バリーたちはCIAの密命を受けていたので他の機関(DEAとかATFとかFBI)に気づかれないルートマップを提示されていました。
コカインの密輸はそれを悪用したものでしたが、DEAとATFに目をつけられようになるとそれらの機関の飛行機に追いかけられるようになります。

しかし、バリーたちの飛行機は低速で飛べますが、政府機関の飛行機は高性能過ぎて低速で飛べません。
低速で飛んで、政府機関の飛行機の燃料が尽きる作戦で撒くっていう、もうこの辺になるとヒコーキ版トラック野郎って感じです。

しかし相手は政府機関、すかさず低速で飛べる飛行機を用意すると、バリーは逃亡を余儀なくされます。
DEAの飛行機から逃がれるために田舎町の道路に不時着し、自転車に乗って逃げるっていうムチャクチャなことをします。

これを境に段々とバリーたちへの包囲網が迫ってきます。
FBIはマネーロンダリングの線からミーナの街で異常な金額が取引されてるのに注目し捜査員を派遣します。

CIAでは自由の戦士たちに供給してるはずの武器がメデジン・カルテルに流れてることがマスコミにすっぱ抜かれると武器供給を中止します。
武器供給を断たれたエスコバルは苛立ってます。

悪いことは重なります。
JBが街で大量の現金を持ち歩いてことを不審に思った警官に逮捕されます。
JBが金の出どころを喋ってしまったら、一巻の終わりのバリーは、優秀な弁護士を付け釈放させますが、バリーの仲間たちはJBがバラすのでは無いかと気が気でありません。
メデジン・カルテルからは俺たちに任せろと言われますが、バリーは断ります。
バリーは釈放されたJBに航空券とまとまった金を渡し、海外で暮らせと言いJBの車が停めてある所まで送ります。
するとJBは住所が決まったら知らせるから定期的に金を振り込めと言って脅してきます。
事態がまるで分かってないJBに怒ったバリーが追いかけると、JBの車は爆発します。
カルテルの仕業と悟ったバリーは、JBの車を谷底に落とし隠蔽するのでした。

バリーが飛行場に戻るとシェイファーがやってきて、隣接する訓練施設から次々とトラックが出ていきます。
シェイファーに聞くと訓練は取りやめになるとのことでした。
実は政権中枢内で自由の戦士たちの訓練が実を結んでないことが問題になっていました。
アメリカに来た途端逃げる者が多く、ニカラグアに戻っても自由の戦士として活動してるのは半数以下で、CIAがやり玉に挙げられたのでした。
シェイファーはCIAに戻るとバリーと関わった資料を全て焼却処分させます。

バリーも潮時を感じ、事務所を引き払う準備をしてると、ATFとDEAとFBIに突入され逮捕されます。
アーカンソー州の司法長官の元へ連れて行かれると、ATFとDEAとFBIがそれぞれ身柄を主張します。
すると司法長官の上司であるクリントン、アーカンソー州知事から電話がかかってきて、部屋の外で待機を命じられます。

バリーは待ってる間、それぞれの機関の捜査官に迷惑をかけたお詫びにキャデラックをプレゼントすると言います。
捜査官の1人から、それは収賄罪にあたると言われますが、バリーは釈放されるから関係ないと言います。
その後、部屋から司法長官が出てくると、何か大きな力が働いてバリーは釈放されるのでした。
(これは『ジャック・リーチャー』のセルフパロディか)

バリーは釈放されると、今度は謎の組織が接触してきてホワイトハウスに連れて行かれます。
バリーが廊下で座って呼ばれるのを待ってると隣の席の男が「飛行機乗りなんだって?」と声を掛けてきます。
「俺は68年と69年と空軍だったんだ」と言うと、親父に呼ばれてきたと言って部屋に入っていきます。
レーガン政権下で副大統領を務めたジョージ・H・W・ブッシュのバカ息子なのでしょう。

バリーが部屋に呼ばれるとアメリカ海兵隊のオリバー・ノース中佐とDEAの担当者が激論を交わしていて、バリーは呆気にとられます。

バリーはノース中佐に別室に呼ばれると、メデジン・カルテルとニカラグアのサンディニスタ政権が繋がっている証拠写真を撮ってきて欲しいと言われます。
捨てる神あれば拾う神あり。
CIAに捨てられたバリーは今度はサンディニスタ政権を潰したいノース中佐と、メデジン・カルテルを壊滅させたいDEAに拾われるのでした。
しかし、これはカルテルを裏切る行為でもありました。

DEAによって撮影用に改造された大きな輸送機でニカラグアに飛び立ちます。
ニカラグアに着くと政府軍に包囲されます。
言葉が通じないのでオチョアやエスコバルの名前を口にしてると、オチョアが現れます。
オチョアは現れると兵士に直ちに2人を殺せと言います。
バリーたちが命乞いをするとオチョアは「嘘だよ~ん」と言って、タチの悪いギャグで驚かせたのでした。

エスコバルの元へ連れて行かれますが、相変わらず機嫌が悪そうでバリーたちはビビってましたが、プレゼントで持ってきたハーレーを見せると機嫌がよくなり、あとは写真がパシャパシャ撮れて大成功で帰ります。

バリーが自宅でテレビを見ていると、とんでもないことが起こります。
レーガン大統領のテレビ演説中にニカラグアのサンディニスタ政権とメデジン・カルテルが繋がってる証拠として、バリーが撮った写真が大写しにされていて、バリーもしっかり写ってました。
バリーはDEAに抗議の電話を入れますが、止めてたはずだが勝手に出されたと言います。
サンディニスタ政権を潰したいレーガン大統領とノース中佐に切られたのでした。
怒ったカルテルはバリーを殺すよう指示します。

FBIの捜査は執拗で自宅に隠された現金を回収しに来ます。
ただ身に着けてる物までは取っていかないということで高価なアクセサリーや時計を身に付けるよう奥さんに言います。
バリーは暫く牢屋に入ってくるけど必ず戻ると奥さんに言います。
ルイジアナに戻って待っていて欲しいと言います。

裁判の日。
判決は奉仕活動1000時間で、刑務所送りにならずに済みました。
司法長官は不服そうに裁判官に訴えていますが判決は変わりません。

バリーはそれからは毎日違うモーテルに泊まりながら奉仕活動をするとともに、過去の行為の告白を撮影しています。
車のエンジンをかける際は周囲の人が爆発に巻き込まれないように、他の車から離れた場所に停めてエンジンをかけていました。

しかし結局、1986年2月19日、エスコバルの手下によって銃殺されるのでした。

その後は、シェイファーはCIA内で昇進し、ノース中佐はイラン・コントラ事件で世間を騒がせることが描かれ映画は終わります。

 

1978年から1986年までのアメリカ政府・レーガン政権の南米政策の迷走ぶりの裏を描いた作品で、じっくり描けば重いテーマで分量的にも3時間くらいの内容になると思うんですが、ダグ・リーマン監督はポップにテンポよくコメディタッチで描き、スピーディーな展開ながら、眠ってる飛行士を起こすのに飛行機の主翼同士をぶつけたり市街地に不時着させたりと、さらっと凄いアクションなどもやってます。

撮影中は、スタントシーンでは無いようですが、撮影クルーを乗せた飛行機が墜落して2名亡くなってますし、何気に『トップガン』より凄いことやってるんじゃないかと思いました。

ダグ・リーマン監督の演出は初っ端からノリノリで、製作会社や配給会社のオープニングロゴ?っていうんですかね、あれ最近の洋画だと4社とか5社とかあると思うんですが、あれを全部見せずに本編映像とコラージュしちゃったりしてるので、エンドロールの最後に改めて見せるっていう珍しいことしてました。

映画は、バリーが奉仕活動中に撮った告白テープが挿入される形で、過去の決断を悔いながらも面白おかしく進み、バリー役のトム・クルーズの軽妙さが光ってました。

登場時間にして15分くらいでしょうか?バリーが転落するきっかけになるJB役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズも強烈な印象を残します。
現在放送中の『ツイン・ピークス The Return』でもヒモ彼氏っていうクズ役をやってますが、『神様なんかくそくらえ』といい、クズ役が似合ってますなぁ。

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アメリカの藤原竜也と言ってもいいと思います(笑)

ダグ・リーマン監督は劇中、カーター、レーガン、ブッシュ、クリントン、ブッシュjrを登場させ、ブラックに批判します。
なにしろ原題が「American Made」ですからね。

ウルフ・オブ・ウォールストリート』みたいなハチャメチャな話ですが、こちらの方がスケールが大きくて、全く知らなかった実話という点で、見る価値のとても高い作品だと思います。

鑑賞データ

新宿ピカデリー SMTメンバーズ 割引料金 1200円
2017年 175作品目 累計187300円 1作品単価1070円

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