ブリングリング 評価と感想/ハリウッドティーン窃盗団を描く

ブリングリング 映画感想
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最近のツイッター炎上にも似た ☆3点

予告編

映画『ブリングリング』予告

映画データ

ブリングリング (2013) - シネマトゥデイ
『SOMEWHERE』などのソフィア・コッポラ監督が、無軌道なティーンが引き起こした被害総額3億円に上る実際の窃盗事件を映画化した異色青春ドラマ。

http://cinema.pia.co.jp/title/162500/
最近のSNS炎上にも似た印象を持ちました。
LINEの事件然り。

無軌道な若者の行動が全く理解できないんですよね。
幼稚というかなんというか、善悪の判断がついていない気がします。
日本ではゆとり教育の弊害なんていわれたりもしていますが、アメリカでもそうなんでしょうか?

今作は実話の映画化ということですが、実際の事件は全く知りませんでした。
https://www.cinematoday.jp/news/N0020498
2008年頃と最近の事件ですが、自分がパリス・ヒルトンをはじめとするセレブゴシップに興味なかったからかもしれません。

映画はセレブリティに憧れる若者がツイッターやフェイスブックでセレブのスケジュールを確認し、ネットで住所を検索して空き巣に入るという、現代のネット社会ならではの事件です。

セレブのファッションやライフスタイルに憧れ、真似したいけどブランド物は高くて買えないし、でもセレブはたくさん持ってるし、ちょっとだけなら分からない、借りる感覚で盗んじゃえ、みたいな。

実際この事件の被害総額は3億円近くになるそうですが、犯人達は殆ど換金せずに実際に盗んだものを身に着けていたそうです。

自分がこの若者達(事件)に共感できないのはブランド物にも興味が無いからです。

映画ではルブタンをはじめ、ヴィトン、ディオール、ロレックスといった様々な高級アイテムが出てきますが、そういったブランドはそのセレブたちが広告塔となって消費者の購買意欲を煽っている訳ですが、煽られている大衆は欲しいけど高くて手に入れられないという。

結果、無理が生じる。

日本でもよく思うのが、ヴィトンのバッグをドンキで買ってどうするの?と。

さっき、セレブゴシップに興味がないと書きましたが、パリス・ヒルトンやリンジー・ローハンといったセレブは芸能人としてはホンモノではないと思うのです。
特に何か芸があるという訳ではなく、スキャンダルが話題になって更に有名になっていくというスパイラル。

人々の憧れの対象が尊敬できる人物ではなくて、話題になって有名で煌びやかな生活をしている人になってしまっている。

日本でも読モとかビッグダディ周りとかそうですよね。

そして、その読モ出身タレントのブログなどから影響されて、ペニオク被害にあったりしてる訳です。

もうこうなるとどっちもどっちという感じですが、だからといってこの映画の犯人達が許されてよい訳ではありません。

映画ではそれぞれ禁固刑と罰金が下されますが、主人公の男の子がオレンジ色の囚人服を着て護送車に乗せられる所では、してしまったことの大きさに気づかされますし、一緒に乗った他の囚人達の強面に屈強な体つきは刑務所での更なる(あらぬ)困難も想像させます。

そしてこの映画、後味が悪いんですが、それはこの犯人達自身がこの事件によって有名になってセレブリティになっていく感じが想像できるからです。
実際、そうなっているようで、映画の後味の悪さは現実社会そのものなんですよね。

この映画取り上げ方次第でもう少し面白くなりそうな気がしたので☆3点としました。

エマ・ワトソンは悪っい役で、脇に回っていてもいい味出しています。


このテーマ、掘り下げ方次第でホント面白くなると思うのでマイケル・ムーアあたりでドキュメンタリー映画にしたらいいんじゃないかなぁと思いました。

鑑賞データ

シネ・リーブル池袋 TCGメンバーズ ハッピーフライデー 1000円

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