ジェーン・ドウの解剖 評価と感想/検死官親子に迫る恐怖

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リングのようなシリーズ化へのポテンシャル有り ☆5点

予告編

映画データ

(シネマトゥデイ)

映画『ジェーン・ドウの解剖』の作品情報:身元不明の女性の検死を行うことになった検死官の親子が、解剖を進めるうちに怪奇現象に襲われるホラー。遺体安置所での逃げ場のない恐怖をリアルな解剖シーンと共に描き、トロント国際映画祭など世界各地の映画祭で高い評価を得た。
(ぴあ映画生活)
『ジェーン・ドウの解剖』は2016年の映画。『ジェーン・ドウの解剖』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
シッチェス映画祭審査員特別賞の他各国のホラー映画祭で賞を受賞した作品。
松竹が様々なジャンルの究極ムービーを贈る松竹エクストリームセレクションの第1弾。

監督は『トロールハンター』のアンドレ・ウーヴレダル
美しい死体ジェーン・ドゥ役にオルウェン・キャサリン・ケリー

全国でも3館しか公開してなくて、予告編も見たことなかったですけど、何やらすこぶる評判よさそうなホラーなので観て参りました。

監督はノルウェー出身のアンドレ・ウーヴレダルという方で前作の『トロール・ハンター』というノルウェーの妖精が出てくるモキュメンタリー映画で注目されて、ハリウッドでリメイクが進んでたみたいですが頓挫したみたいです。

主演はブライアン・コックス
『羊たちの沈黙』の前に作られたマイケル・マン監督のハンニバル物『刑事グラハム/凍りついた欲望』(再販時「レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙」と改題)でレクター博士を演じた方です。

もう一人の主演にエミール・ハーシュ
ショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』で注目を浴びたみたいですが未見です。

共演にオフィリア・ラヴィボンドとオルウェン・ケリー

あらすじ

ある一家が惨殺された家の地下に埋められていた裸の美女ジェーン・ドウ(オルウェン・ケリー)の死体。
彼女の検死を行うことになった、検死官・トミー(ブライアン・コックス)と息子のオースティン(エミール・ハーシュ) がメスを入れる度に、その死体に隠された“戦慄の事実”が判明し、次々に怪奇現象が発生する。
外では嵐が吹き荒れる中、遺体安置所という閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖がはじまろうとしていた……。

公式サイトより引用)

ネタバレ感想

舞台はバージニア州の田舎町にあるティルデン親子が経営するティルデン死体安置所&火葬場で、ティルデン家で代々経営してて3代目になります。

テレビで親子でやってる交通事故鑑定人のがありますが、あんな感じで二人で死因を探していきます。

テレビ朝日「超実話ミステリー」番組公式サイト
一家惨殺事件の現場検証をしてた警察は地下室で半分土に埋められていた外傷の無い身元不明の女性の全裸死体を見つけます。

一家惨殺現場は密室で警察はなぜ事件が起きたのかも分かりませんでしたが、他の遺体は身元が分かり、死因も銃殺やナイフでの殺傷だったので、身元不明の遺体をティルデン親子のところに持って行きます。

身元不明の女性遺体だったのでジェーン・ドゥと名付けました。

ティルデン親子は1日の仕事が終わって帰ろうとしていました。
といっても仕事場は地下で住居はその上みたいです。

息子のオースティンは恋人のエマ(オフィリア・ラヴィボンド)と映画デートの約束があったので出かけようと思ったら、廊下でエマに驚かされてビビります。
オースティンが前にエマの職場(といっても本屋なのですが)に来たので、時間あったので来たとか言って、死体を見たいとおねだりするのでした。

職業倫理の高いオースティンは渋るのですが、父ちゃんのトミーはあっさりいいよと。

3体保管してあるうち好きなのを1体選ばせますが、最初に選んだのはガン死したおばあさんの遺体で見ても不満そうでした。

もう1体見せますが、顔に布がかけられて少し窪んでいます。
足首には鈴が付けられてのでなぜかと聞くと、昔はそれで生死を判断したと。
今は技術が進んでるので生死判定の間違いは無いが、昔からの名残りみたいなものでした。

その遺体の顔に布がかけられてるのは、拳銃で自死して顔面が吹き飛んでるからで、見たいというエマでしたが、やめといた方がいいというオースティン。

エマが布に手をかけようとすると、チリリンとベルが鳴ってビビるエマ。
トミーのいたずらでした。

遺体を見るのやめてオースティンとエマが出かけようとすると、入れ替わりでエレベーターが動き、警察が遺体を運んできました。
緊急で見て欲しいという警察に対しトミーはOKをし、自分で見るからオースティンはデートに行ってこいと言います。

エマと一緒に外に出たオースティンでしたが、やっぱり父が気になって、23時に再びエマに来てもらいレイトショーを見ることに変更してもらいました。

地下の安置所に戻ると二人で遺体検案を始めます。

まず遺体は外傷は無く綺麗で腐敗も進んでおらず、20代後半の女性と思われる遺体でした。

次に目を開けると灰色に濁っていて、死後数日経っていると考えられるのですが、外見の腐敗の進み具合と一致しないので疑問に思うのですが、遺体の温度が異様に低かったのでそのせいだろうとなります。

次に足首をさわっていくと、足首の関節が粉々に破壊されているのが分かります。
同様に手首の関節も破壊されてて、外傷も無いのにどういうことだろうかと疑問を持ちます。

続けて口を開けますと舌が切られているのが分かります。

トミーは、舌を切られているのと手足首の関節の破損で、過去の事例から売春組織に拘束されていたものと考えます。
トミーは膣内を調べると想像通り裂傷が多く、組織が死体処理に困って捨てたものと推測しました。

身元の特定に繋がるようなものはありませんでしたが、爪の間や髪の毛から泥炭(ピート)が見つかります。
それはこの土地には無いもので、北部の寒い地域だろうと推測しました。

他に外部からの所見では奥歯が1本無いのと、喉の奥に糸みたいなものを1本見つけます。

トミーたちはラジオを付けながら解剖してるのですが、どうもラジオの調子が悪いです。

続いて内部の検案。
遺体をY字切開して心臓と肺を取り出すと、心臓は傷つき肺は真っ黒に汚れているのが分かります。
外部の損傷の無さからは考えられない状態でした。
肺が汚れてるレベルはタバコを1日10箱30年間吸ったくらいのレベルです。

次に胃を取り出すと、中には花が詰められていて調べると、それはチョウセンアサガオのような麻酔の効果を持つ花でした。

トミーは麻酔が出てきたことで、麻酔で麻痺させて拷問したと推測しますが、全てが証明できるものではありませんでした。

さらに腸を調べると文字やシンボルが書かれたガーゼにくるまれた歯が押し込められていました。
歯を抜いた後、ガーゼに包まれて喉から押し込まれたと推測しましたが、ガーゼが胃酸で溶けてないのは不思議でした。

ガーゼにはローマ数字でⅩⅩⅦと書かれていましたが、他は判別できません。

内臓を見てもまだ死因は特定出来ないので、トミーは脳を調べることにします。

ラジオの天気予報では嵐がくると言っています。

後頭部の皮膚を切開し、皮膚をべろっと顔の方に回し、頭蓋骨をのこぎりで切って、脳の状態を見ますが変わったところはありません。

脳の一部を切ってシャーレに入れて顕微鏡で見ると、細胞が動いてました。
トミーは驚いてオースティンに見せると「この死体は生きている」と言います。

嫌な予感がしたオースティンは引き続きガーゼを調べると、それを4つ折りにすると文字が読めることがわかります。

ガーゼには「レビ記20章27節」と書かれていました。

早速、聖書を取り出して調べるとそこには

「男または女で、口寄せ、または占いをする者は、必ず殺されなければならない。すなわち、石で撃ち殺さなければならない。その血は彼らに帰するであろう」

と書かれていました。

オースティンは、爪から出た泥炭で北部の遺体であることと、聖書から魔女に関する記述であることで、1692年のニューイングランドで行われたセイラム魔女裁判で犠牲になった人の遺体ではないかと推測します。

嫌な予感がしたオースティンは、トミーに「嫌な予感がする。ここをすぐに出よう」と言いますが、トミーは次の段階に移っていました。

Y字切開した皮膚の断面がおかしいことに気付いたトミーが皮膚をはがすと、内側には文字とシンボルがびっしり書かれていました。

恐れおののいた2人が部屋を出ようとすると蛍光灯が割れ、停電します。

真っ暗な部屋を抜け、廊下に辿り着くと、非常電源が作動しわずかな電気が付きますが、エレベーターが作動しません。

階段を上って裏口から出ようとすると、折からの嵐で倒木しドアが開きませんでした。

警察に助けを求めるために事務室に行って電話をかけますが、音声が途絶えがちです。

するとチリンチリンと鈴の音を鳴らし廊下を歩く気配がします。

オースティンがドアの下から除くと、鈴をつけた遺体が歩いていました。

事務室の奥の書斎のカーテンが揺れていて窓が開いてると思ったトミーが調べると、かまいたちのようなものに巻き込まれて倒れてしまいます。

怖くなった2人は、ジェーン・ドゥの遺体こそが元凶と考え、安置室に戻ると遺体に油をかけ燃やします。

遺体は激しく火を上げ、天井や床に飛び火しますが、遺体は全く燃えません。

諦めた2人が部屋を出ようとするとエレベーターが動く音がします。

エレベーターの前に行くと、エレベーターは上昇したあとでした。

エレベーターが降りるのを待ってると、再び廊下から鈴の音が近づいてきます。

間一髪でエレベーターに乗り込むも手動の扉が閉まりません。

扉の隙間に向かってくる鈴の音のする遺体は顔面の吹き飛ばされた遺体でした。

オースティンが手にしていた斧で遺体を殺しますが、よく見るとそれは23時に再び来ると約束していたエマでした。

自分の手で恋人を殺してしまって取り乱すオースティンでしたが、トミーは落ち着くように言い、ある仮説を立てます。

自分たちがすぐ殺されてもおかしくないのに、そうならならないのは不思議で、それは遺体を徹底的に調べて原因を探らせるためだと。

この呪いを解くには遺体の秘密を解き明かすことと考えた2人は再び安置室に戻ります。

安置室に戻ったトミーがジェーン・ドゥに話しかけると、トミーの体に異変が起こります。

それは事務室で倒れた際にお腹の辺りに出来た内出血が広がっていくのでした。

そして苦しみだすトミー。

ジェーン・ドゥの呪いは自分が受けた拷問と同じ苦しみを味あわせてじわじわと殺すことでした。

苦しい拷問の痛みに耐えられないトミーは息子にナイフを渡し、止めを刺してもらいます。

恋人も父も失って落胆してると、裏口から声が聞こえ、警察が助けに来てるのが分かります。

階段を上り、倒木で開かなかったドアを開けようとしますが開きません。

警察はもっと強く押してと言います。

力いっぱい押しますが、警察の声は幻聴で、大きな力で押し返され、地下に落ちて死んでしまいます。

翌日、現場検証に訪れる警察。

前日と同じ密室での一家惨殺ですが、友人であるトミーが無理心中とは考えづらく、原因がさっぱり分かりませんが、前日と同じようにジェーン・ドゥの遺体だけは安置室の台の上に綺麗に横たわっているのでした。

警察は再び、ジェーン・ドゥの遺体を検案するように指示しますが、郡外の病院に運ぶよう指示します。

救急車で運ばれるジェーン・ドゥの遺体には鈴が付けられてて、チャリンと鈴が鳴って映画は終わります。

最近では検死官モノのドラマは多いですが、その中でもリアルに見せるアメリカのABCのドラマ「ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言」を更にグロく見せた感じでしょうか。

鈴の音やエマが戻ってくる伏線も効いてて上手いなぁと思います。

原因がセイラム魔女裁判にあることで物語の世界が広がる感じは、結核の療養所や天然痘を起源にした『リング』みたいな感じでシリーズ化できるホラーだと思います。

あと、何といってもローラ・パーマーを超える美しい死体は必見で、ロシア版Vogueのモデルも務めたオルウェン・キャサリン・ケリーのおっぱいが見れるのが嬉しい。

708 Magazine. @708magazine Photographed by @la_missale #708magazine #708girl

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ただ寝てるだけなんですが、この美しさは必見でございます。

86分でサクッと見れますし、R15+でグロいんですけど、ギリギリのところで止める感じなので見れますし、おススメです。

鑑賞データ

シネマカリテ 水曜サービスデー 1000円
2017年 92作品目 累計97500円 1作品単価1060円

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