ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ 評価と感想/大塚家具の父娘対立みたい

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何かハラハラとかワクワク感が無い ☆3点

予告編

映画データ

映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』の作品情報:『攻殻機動隊』『東のエデン』シリーズなどの神山健治監督が手掛けたアニメーション。岡山県倉敷市児島を舞台に、瀬戸大橋のたもとののどかな町で暮らす親子の絆を、夢と現実を結び付けつつ描写する。
『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』は2017年の映画。『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』に対するみんなの評価やクチコミ情報、映画館の上映スケジュール、フォトギャラリーや動画クリップなどを紹介しています。
本作は観に行く予定ではなかったのですが、杉原杏璃さん主演の『…and LOVE』を観るために時間が空いたので観た次第です。
キモオタどものアイドルは今日もイケメンに抱かれます ☆2点 解説を読むとグラビアアイドルの杉原杏璃さんご自身の原作で主演ってことで、多才な感じが気になりまして、上映も東京・大阪・広島で各1館。東京・大阪では1日1回上映と観るのにハードル高そうだったので、思い立ったが吉日と思い観て参りました。
映画館で予告編は目にしていたんですが、ワーナーブラザース配給で上映館200館以上と結構な公開規模なんですね。

あらすじは

岡山県倉敷市で父親と二人暮らしをしている森川ココネ。何の取り得も無い平凡な女子高生の彼女は、ついつい居眠りばかり。そんな彼女は最近、不思議なことに同じ夢ばかり見るようになる。
進路のこと、友達のこと、家族のこと…考えなければいけないことがたくさんある彼女は寝てばかりもいられない。無口で無愛想なココネの父親は、そんな彼女の様子を知ってか知らずか、自動車の改造にばかり明け暮れている。

2020年、東京オリンピックの3日前。突然父親が警察に逮捕され東京に連行される。どうしようもない父親ではあるが、そこまでの悪事を働いたとはどうしても思えない。ココネは次々と浮かび上がる謎を解決しようと、おさななじみの大学生モリオを連れて東京に向かう決意をする。その途上、彼女はいつも自分が見ている夢にこそ、事態を解決する鍵があることに気づく。

ココネは夢と現実をまたいだ不思議な旅に出る。その大きな冒険の末に見つけた、小さな真実とは…。

公式サイトより引用

おお、すごい。
このあらすじは見事にネタバレしてないですね。
でも、これじゃなんのこっちゃ?で分からないと思いますので、以下ネタバレ補足します。

まず、ココネの見る夢はHuluのオリジナル作品『エンシェンと魔法のタブレット』と対になっています。

『エンシェンと魔法のタブレット』とは、映画『ひるね姫』の主人公である高校生・森川ココネがみる夢の中に現れるもうひとりの主人公・エンシェンの冒険が描かれる短編作品。映画本編にも登場するキャラクターたちの、映画で描かれなかったエピソードが展開され映画を観る前でも、観た後でも、さらに深く物語を楽しめる作品となっている。
と言ってもこのオリジナル作品を見てなくても全く問題ないです。

夢のあらすじは、昔々あるところにハートランド王国という国がありました。
この国の王様であるハートランド王(高橋英樹)は機械工業を奨励していて国民の殆どが機械製作に従事していました。
国王には一人娘のエンシェン(高畑充希)がいるのですが、魔法を使えるのが悩みの種でした。
魔法を使えばあらゆる工業製品がより便利に使いやすくなるのですが、国王は認めていませんでした。
また魔法が使えることと引き換えに、鬼を引き寄せてしまい、その対応にも苦慮していました。
そんな鬼が攻めてきたある日、魔法の力で対抗しようと街に出たエンシェンは、一人で立ち向かおうとする血気盛んな若者ピーチ(江口洋介)と出会います。
二人で協力しながら鬼に立ち向かおうとしますが…
というお話です。

これを高校生のココネ(高畑充希)が夢の中で見るのですが、この話は小さいときに父親のモモタロー(江口洋介)が繰り返し聞かせてくれた話なんですが忘れてます。

で父親が逮捕されて家に戻ると、渡辺一郎(古田新太)という男がやってきて父が隠したタブレットを探してます。
どうやら父親はそのタブレットを盗んだ疑いで逮捕されたようなのですが、タブレットを死守しろとのメールが父親から届いてココネは奔走することになります。

奔走中、寝たときに夢を見てると、ハートランド王の部下のベワン(古田新太)という男が、エンシェンが魔法を使うのに使ってるタブレットを狙ってきます。
目覚めたココネは渡辺一郎の顔とベワンの顔が同じなのに気づき、夢と現実がリンクしてることに気付きます。

渡辺一郎は日本を代表する自動車会社、志島自動車の取締役でしたが、なぜ志島自動車が絡んでくるのかを調べたところ、ココネが志島自動車会長、志島一心(高橋英樹)の孫だということが分かります。
ココネの母イクミは志島会長の娘でしたが、ココネが幼いときに亡くなっていてモモタローもココネに詳しいことは何も話していませんでした。

というのも、父モモタローと母イクミは駆け落ち同然で一緒になって志島会長とは絶縁していました。
またその陰にはイクミと志島会長の父娘の対立がありました。

イクミはカーネギーメロン大学を卒業した才媛で志島自動車に入社し優秀なエンジニアでしたが、自動運転プログラムの開発を巡って父と対立します。
自動車は、ドライバーが運転して楽しんでこその自動車であると考える父に対し、自動運転プログラムの搭載でより安全で快適に過ごせると考える娘とでは、話はいつまで経っても平行線でした。
結局、イクミは会社を去ることになります。

ココネはモモタローから母のことを全然聞かされてないと思ってましたが、幼い時に繰り返し話してくれたハートランド王国の話が、父と母の話だと気づきます。

志島自動車は来るオリンピックの開会式、選手団の移動を自動運転プログラムで行おうと予定してましたが、完成していませんでした。
会社乗っ取りを企む渡辺は、イクミが開発した自動運転プログラムを手に入れ、功績を独り占めしようとしていたのが事件の真相でした。

という感じで、事件の背景にあるのは、大塚家具の父娘の対立みたいな話で、その騒動を利用して会社乗っ取りを企む役員がいるっていう経済小説みたいな話ですが、それだとアニメ向きでないので夢のお話を混ぜ込んでファンタジックにした感じでしょうか。

大塚家具の経営権をめぐるお家騒動が泥沼の様相をみせている。創業家の父娘が繰り広げる骨肉バトルは、株主を巻き込んでの第二幕へと発展することが必至だが、老舗の高級家具ブランドでいま何が起こっているのか。一連の騒動の裏側に迫る。
ただ、この夢の設定はあまり上手くいってなくて、当初この夢の設定は並行世界を描いてるようにも感じられたんですよね。

というのもハートランド王国の設定がリアル過ぎるからなんですが、モモタローが幼いときに聞かせてくれたおとぎ話が夢の元だとすると、べワンがタブレットを狙ってる話は予知能力みたいなモノが必要な気がします。まぁ予知夢を見たでもいいんですが、そうすると幼馴染のモリオ(満島真之介)がココネと同じ夢に出てたり見てることの説明が上手くつかなかったりして、やっぱり並行世界にしちゃった方がラクだと思うんですが、そうすると鬼の概念も投げっぱなしな気がして上手くないんですよねぇ。

夢の世界と現実世界の対応で言えば、ピーチ(桃)は桃太郎ですし、ベワンは渡辺一郎の辺一(ワン)をもじったのでしょう。
ハートランドはハート(志)ランド(島)ですが、エンシェンとココネ、またはイクミとの対応が分からなかったです。

現実世界で上手くないなと思ったのは、東京に着いたココネが志島自動車に行ったとき受付で門前払いされるのですが、偶然、志島会長が外に出てくるという都合のいい設定にも関わらず、ココネが正体を明かさないというのがどうにも腑に落ちなかったです。

夢の世界と現実の世界を行ったり来たりするココネとモリオのサイドカーのアクションシーンもファンタジックではありますが、ハラハラすることは無いですし、全体的なワクワク感もなく、ずーっと一定のリズムで進む感じがしたのは、キャラクターの造形がのっぺりしてるのと表情が乏しかったからかなぁ、なんてことも思ったりしました。

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