シャーリーズ・セロンの美しさよ ☆5点
予告編
映画データ
ほぼ2年から3年に1本の割合で作られてる本シリーズも、本作で回を重ねること第8弾となりました。
本作からシリーズ完結(第10弾)に向けて動き出したらしく、シリーズ最終章となる3部作の1作目となるようです。
自分のワイスピ歴は前々作の『ユーロミッション』を劇場で観て、その面白さにびっくりたまげたんですが、その時の感想がこちらです。
この時は、敵の特殊車両が強くて、車vs車の面白さが存分に発揮されて、往年の『激突』とかを彷彿させました。
続いて前作の『スカイミッション』
前作はカーアクションという点では物足りなくて、個人的にはユーロミッションより評価低いんですが、ブライアン役のポール・ウォーカーが亡くなったことが映画内の出来事とリンクして特別な作品になっています。
それで、前作鑑賞後、WOWOWやHuluで全作やってたので見ましたが、やっぱりユーロミッションからスケールが大きくなってると感じました。
舞台がイギリスでロンドンの繁華街でカーチェイスやってるというのもあります。
そしてユーロミッションで初めてエンドロール後に次回に続くみたいな感じになるのですが、結果的に本作は、ユーロミッションとスカイミッションから話が続く感じです。
本作単体だけでも楽しめますが、前2作を観てる方がより深く楽しめる感じで、ソニーピクチャーズ版007の集大成である『007 スペクター』みたいな作りになってます。
(そういえば007スペクターもその前はスカイフォールで、タイトルがスカイで被る)
本作はユーロミッションと同じく、車VS車が強調されてました。
ユーロミッションでのロンドンに対して、本作ではニューヨーク。
やっぱり先進国の都市部でのカーチェイスはかなり見応えがあります。
そして本作での敵、サイファー(シャーリーズ・セロン)の圧倒的強さ。
前2作にも影で関わっていた設定で、007でいうところのブロフェルドみたいな感じです。
圧巻なのは、NY中の車をハッキングして駐車場から転落させるあのスケール感で、一瞬、『インセプション』や『ドクター・ストレンジ』を観てるのかと思いました。
それと、シャーリーズ・セロンが出てるから、って訳ではないですが、本作はマッドマックス感がありまして、冒頭のキューバでの1マイル対決ではドミニク(ヴィン・ディーゼル)が乗るオンボロ車がすでにマッドマックスで走行中火の玉になるっていう。
そしてキューバからニューヨーク、アイスランドへと舞台を移し、潜水艦も交えて行われるカーチェイスはまさに氷上のマッドマックス!
いや、いったい幾ら製作費かかったんだろ?2億ドルじゃ収まらないだろうと思ったら、2億5千万ドルですって、奥さん!
細かいところを突っ込めばファミリーであったハンを殺したデッカード(ジェイソン・ステイサム)が仲間になるとかあり得ないんですけど、前2作で敵だったデッカードとオーウェン(ルーク・エヴァンズ)の兄弟も人の子、母役にヘレン・ミレンという大女優を擁したことによって力業でねじ伏せた感じも拍手喝采で、とにかくこの映画、予算かけた通りにテンション上がりますし、「ジェイソン・ステイサム版子連れ狼」では拍手喝采でございます。
DVDではなく映画館の大きなスクリーンで観なくてどうする?という映画で、是非、映画館に足を運んで頂きたい作品になっています。
鑑賞データ
TOHOシネマズ日本橋 シネマイレージデイ 1400円
2017年 68作品目 累計69400円 1作品単価1021円
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