アメリカNo.1コメディエンヌ エイミー・シューマー日本初見参 ☆5点
予告編
映画データ
予告編は観たこと無かったんですけど、ヒューマントラストシネマ渋谷で大きいポスターが貼られていたので鑑賞。
ポスター見た感じは、あんまり主人公可愛くないし、こじらせとか書いてあったんで、洗練される前のレニー・ゼルウィガーが主演した、1の頃の『ブリジット・ジョーンズの日記』を思い浮かべました。(感想は去年公開された3作目のやつ)
観ようと思った決め手は監督ですね。
ジャド・アパトーって人です。
以前『フォックスキャッチャー』を観たときにスティーヴ・カレルを初めて知って、上手いなと思ったんですけど、元々はコメディアンの人らしくて、『40歳の童貞男』なる興味惹かれるタイトルの作品に主演してたのを知って、ちょうどHuluでやってたのを観たんですけど、これがすごく面白くてその監督がジャド・アパトーだったんです。
そんな監督が、これまた日本では全然知られていない女優と組んだ作品なので、面白いんじゃないか?と嗅覚が働きまして観に行ったら、やっぱり面白かった!
原題はtrain wreckで辞書で調べたら列車事故。そこから転じてスラングで大惨事とかめちゃくちゃ酷いってことみたいなので、
タイトルの付け方は『ハングオーバー』みたいでしょうか。
クソバカお下品ラブコメに仕上がっています。
主演はエイミー・シューマーっていうコメディエンヌの方で、そのまま役名にもなってます。
日本でいったら渡辺直美さんみたいな方でしょうか?
あらすじ
幼い頃に離婚した父親から、「一夫一婦なんて悪だ!」と教えられたエイミー(エイミー・シューマー)。その影響で恋愛はせず男性とは一夜限りの関係と割り切り自由奔放に生きていた。そんな生活にマンネリ感を持ち始めた頃、仕事でスポーツ外科医のアーロン(ビル・ヘイダー)の記事を執筆することになり彼を取材する。アーロンとの出会いをきっかけに、エイミーは自身の恋愛感や人生を見つめ直し生きていこうと決心するが、今までの自分が邪魔をしてアーロンとの関係にも亀裂が・・・。今さら自分を変えることも出来ず諦めかけたエイミーだったが、ある行動に出る。
(公式サイトhttp://www.interfilm.co.jp/amyamyamy/より引用)
ネタバレ感想
あらすじは、予告編観ると分かるんですが、幼い時に両親が離婚するんですけど、そのときお父さん(コリン・クイン)が子供たちに離婚する理由を説明するんです。
妹が抱いてる人形を例にして、お前たちはその人形1個で満足出来るか?と。
毎年新しい人形出るし欲しくなるだろ?でも今持ってる人形だって大事にするだろ?と。
離婚する理由はそういうことだって言うんです。
で、一夫一妻制は悪だと言って唱和させるんです。
今、流行りの、「国会通過よかったです」みたいだ(笑)
そんなお父さんの元で育った姉のエイミー(エイミー・シューマー)はヤリマンになっちゃうんですが、セックスしても男を家に泊めないし、男の家にも泊まらない、その場だけの関係。
ただ彼氏もちゃんといてセックスはやや不満だけど、デートとかはその彼氏とするって分けてます。
その彼氏役をジョン・シナっていうWWEのプロレスラーが演じているんですけど、見事な脳筋ぶりを披露してくれて笑えるんです。
エイミーの妹のキム(ブリー・ラーソン)は、連れ子のいる男性と結婚していて堅実な生活をしています。
妹は観たことある顔だな?と思って名前出てこなかったんですがブリー・ラーソンでした。
ブリー・ラーソンそんなにタイプじゃ無かったんですけど、本作ではすごく可愛く見えました。
エイミーは、日本だったらアサヒ芸能や週刊実話みたいな雑誌の編集者(ライター)なんですが、この設定も出版社に勤めてたブリジットジョーンズみたいだなと。
それでエイミーの上司役の編集長がティルダ・スウィントンなんですけど、よくこの映画出たな(笑)と思いますし、『ドクター・ストレンジ』なんかより怪演してますので、こっち観ましょう(笑)
それから劇中用の映画で、ダニエル・ラドクリフが犬連れて散歩してるって映画で、サンダンスで話題になったとか言って、ラドクリフとマリサ・トメイをカメオ出演させてて、頭おかしい(褒めてます)です。
あと、エイミーが取材を通じて惹かれていくアーロン(ビル・ヘイダー)の親友役にNBAのスター選手レブロン・ジェームズがカメオ出演でなく出ずっぱりだったりと凄いんですこの映画!
アメリカ以外の国だとピンとこないと思いますけど。
主演のエイミー・シューマー自身が書いた脚本には、映画ネタも結構散りばめられてて、前述の脳筋彼氏とのネタでマーク・ウォールバーグの名前が出てきたり、何か失敗したときに『天国の門』くらいの失敗だ、とか言ったり、マシュー・ブロデリックが出てきて『ウォー・ゲーム』以来の名演だ、とか言われてたりと、映画好きにはニヤッとできる台詞や演出があるのでおススメなんですが、3/10現在、3館しか公開されてなく、これから順次、全国で公開されていくみたいなので、お近くに来たら是非お勧めです。
鑑賞データ
ヒューマントラストシネマ渋谷 TCGメンバーズ料金 1300円
2017年 36作品目 累計34300円 1作品単価953円
コメント